『皆が見てる空は、どんな色をしてるんだろう?
赤色?黄色?それとも青色?』
『じゃあ、猫ちゃんは何色?
緑色?紫色?はたまた黒色?』
『じゃあじゃあ、君は何色?
白色?茶色?それか、肌色?』
『それなら…『色』って、何色?』
これは、誰のお話だと思う?異世界?宇宙人?
違う違う。これは、ある人間の女の子のお話。
この女の子は、生まれた頃から目が見えていない。
色というものを知らないし、小さい物の形はわかっても、その手におさまりきらない物の形もわからない。
僕たちが使っている、一般で言う「日本語」と言うものも、言葉がわかっていても、字はわからない。
とまぁ、こんなふうに、自分が普通だと思っていることも、普通じゃない人もいる。
その子は、これからどんな人生を歩むんだろう。どうか、その子の思う幸せに、たどり着いてほしい。
さて、みんなは、この女の子の物語を読んで、なんて思った?
可哀想…。辛いなぁ…。
そんなふうに、思わなかった?
この女の子は、そんなふうに同情されるのが、何よりも嫌いなんだ。
目が見えないのも、どちらかの手がなくても、片足がなくても、このように哀れみの目を向けられるのは、大っ嫌い。
正しくは、哀れみの目を向けるだけで、手を貸すこともしない人のことかな。
どこかが自分と違っても、それは個性であって、決して可哀想なものではない。
可哀想、そう思うから、その違いが可哀想なものに変わってしまう。
人間の個性も、この世界のように、色とりどりなんだ。
その、相手の色を尊重して助け合えば、この世界は優しい世界になるのに。もっと、もーっと、綺麗な色が、世界に広がるのになぁ。
灰色の空から、ひらひらと。舞い降りてくる姿は、白い綿毛のよう。
舞い降りてくるのを見た人は、全員上を見上げてる。
みんなが笑って、微笑んで。舞い降りる所を見上げてる。
積もると危ない、綿毛たち。なのにみんなは、笑ってる。
なんで、みんなは笑ってる?
それは、心のどこかで、子供の頃の記憶が、残っているから。
雪は楽しい。雪は嬉しい。そんな気持ちを、知ってるから。
なーんだ。みんな、子供なんじゃん。大人、大人って言うけどさ、心はみんな、子供だね。
無理して大人になってても、子供のままの、未熟な僕ら。
僕らは、いつも大人ぶってる、大きな子供。雪が降ったら、ちゃんと子供。
遊びたくて、甘えたい、可愛い可愛い、子供たち。
雪って、魔法みたいだね。
人によって、主人公の「私」の気持ちや、「君」が、どう思ったのか。その解釈が異なる作品を作ってみました。こんな作品も好きですって人は、いいねお願いします。
いつもの日々と変わらない朝を迎えた。
ベッドから起き上がってカーテンを開ける。
眩しい朝日が、暗かった部屋を明るく照らす。
朝食は、毎日同じジャムを塗った食パンと味噌汁。
それを食べ終えたら、制服に着替えて登校する。
いつもと変わらない生活をして、帰ってきたら寝る。
そんな日々が繰り返される。私の中では、なにも特別じゃなくて、同じ日々だった。
まるで、ずっと同じ絵画を見てるみたい。
だけど、君と一緒なら、世界が変わった。
君といることで、絵本の絵は変わっていった。私の生活は、絵本になった。
毎日の生活が輝いていた。まるで、夜空に煌めく星々みたいに。
私に変化をもたらした。君は今どこへ?どこかで、笑えている?
私は、君と一緒に生きていたから、輝けた。だけど、君がいないと、その輝きも消えてしまう。
だから、私はこの輝きのない人生に、終わりをもたらそうと思う。
一つだけ、心残りがあるとすれば、最後に君にあいたかった。そして一言、あの言葉を伝えたかった。
そんな思いを知らず、君は老いて、幸せになるんだね。まぁ、君が幸せならいいけど。
じゃあ、またあえたらいいね。バイバイ------
次の日のニュースでは、マンションで、飛び降り自殺が起こったことを報道していた。これを見て、「君」という人物は、どう思ったのか…。
晴天。雲ひとつない空。冬特有の青色が広がる。
晴れていると、放射冷却が強く働くとかなんとかで、冬の晴天の日は特に寒くなるらしい。
私は、この空気が好き。
冷たくて、肌に刺さるような空気。この、ピンとした空気が好き。
まだ太陽が出始めてない、少し明るい空を見上げる。
綺麗な藍色。絵の具じゃ、作り出せそうにない色。
写真じゃ写しきれない美しさ。言葉じゃ、表すことができそうにない、この気持ち。
私は、この雰囲気と、この、言葉じゃ表せない気持ちが好き。
みんなは、どんな空が好き?私は、冬晴れの日の、日が登っていない、明るくなり始めた空が好き。
だって、君が一番好きな空だったから。この空を見ていると、君が隣にいるような気がするから。
君は、向こうでも、静かな笑顔で笑えているかな?
ふと、隣を見ると、まだ暗い私の部屋の窓辺に、君が寄りかかっている気がした。私の大好きな、静かな笑顔を口に浮かべて…
僕も、君も、彼も彼女も、「幸せになりたい」とか、言ってる。
でも、みんな、幸せってなんだか考えたことある?
まぁ、幸せの定義って、人それぞれだと思うんだ。
でも、幸せな時って、必ず自分の嬉しいこととか、楽しいことがある時なんだよ。
自分が悲しくなるとか、辛く思うとか、そんな気持ちにはならない。そうじゃない?
だから、幸せの定義の一つって、「自分がよく思うこと」だと思う。
世界の人が、幸せであるためには、そう言った苦しさや辛さを、取り除かなくてはならない。
幸せな暮らし。自分ができれば、他の人もできる?
幸せな関係。自分が幸せなら、相手は幸せ?
相手の幸せも尊重しなきゃ。自分の幸せで、他の人の幸せを潰しちゃ、ダメだよ。
だけど、自分の幸せを押さえつけなくても、大丈夫。
って言っても、難しいよね。自分が幸せになりながら、相手も幸せなように気をつけるって。
だから、僕たちは考えていかなきゃ。僕も、君も、彼も彼女も、みんなで幸せになる方法を。
もしかしたら、みんなで幸せになる方法を、みんなで考えている時間が、幸せなのかも。
いいねが300を超えました。みなさんが読んでくださるおかげです。300を超えた瞬間、幸せに感じました。これからも書いていきますので、是非読んでください。
友達や家族にも、お話ししてもらって構いません。