のぞみ

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6/12/2023, 11:37:11 AM

好き嫌い

私には大っ嫌いな奴がいる。
「きーちゃん~!きいちゃんはどんな奴がタイプ?」
それがこの男、翔だ。
なぜか、私にいつも話しかけてくる。
鬱陶しい。
こんなにチャラチャラしてて、女の子をたぶらかしてる奴は嫌いなのに。
けれど、私は一応学級委員を務めていて無視するわけにはいけないから仕方なく返事をする。
「どうしたの?急に?
タイプチャラチャラしてなくてしっかりしている人かな〜」
あんたみたいな奴が1番嫌いだよ、私は。
そんな意味も込めて答えた。
「そんなんだー!分かった〜」
そう言って去っていった。
放課後、親友のみかが休みで1人で帰っていると、1人の男から話しかけられた。
「おじょーさん!お兄さんが楽しいところ連れて行ってあげるから一緒にこない?」
はぁー、だる。ナンパなんてめんどくないな。
「いえ、急いでますから。」
そういって、家に帰ろうとしたらしつこく男は話してくる。
「え〜、いいじゃん〜!一緒に行こう?」
そんなふうに言われて腕を掴まれた時だった。
「何してるの?俺の女に手出さないでよー?
きもい、おっさん?」
翔だった。何でよりによってこの男が・・・・。
翔がナンパしてきた男に言うと、男は去っていった。
「きーちゃん大丈夫?」
「大丈夫、助けてくれてありがとう。じゃあ」
足早に去ろうとすると、後ろから声が聞こえた。
「気をつけて~」

次の日
翔は休みだった。
昼休みなって、私は先生に提出物を出しに職員室に向かっていると、男子達の声が聞こえた。
「いや〜、ほんと翔っていい奴だよな?
1組のきなちゃんが人気で男からナンパされやすいからってきなちゃんのためにすっごい、話しかけて彼氏に見えるようにしてるんだもんなー」
え?
「いや〜、ほんといいやつだよなー」
そんなふうに話してるのを聞いて、私を守ってくれていたのだと知った。
嫌いだけど、今のことが本当なら感謝しないといけない。
やな奴ってばっかり思ってたけど・・・・・。
私の中で翔の印象が変わった出来事だった。
ありがとう。

                    完





見てくれた人達聞いてください!
小説書いてたら、スマホの電池がなくなって画面が真っ暗になって充電してまた画面開いたら書いてた小説が消えてました!
悲しい😭ーーーーーー
泣きます!結構書いてたのにーーーー
今日あげた小説よりもっと深く面白くかけてたのに〜
あんまり面白くなかったですよねー?
それでも読んでくれた人ありがとうございます!

6/11/2023, 11:25:54 AM



今日は親友の花と一緒に地元に帰ってきていた。
「ねぇ、ここ超懐かしくない?
 ゆなここで浮気してた彼氏を私の前でビンタしたよね
 ー!覚えてる?」
花は懐かしむ顔で当時のことを笑っている。
「覚えてる、覚える!あの時はちょームカついたわー」
そう笑って、当時のことを思い出していた。

あれは高校生2年生の時。
中学3年生の時から高校2年生の時まで付き合っていて、あっちから告白してくれてもちろん私も好きだったから喜んでOKした。
だけど、ちょうど、花と遊んでる時に女とキスしてるのをみて浮気だってことに気づいて思いっきりビンタした。
「ふざけんなよー、私のこの時間返せー」
あの時はすごいムカついて自分の感情を抑えきれずについつい手を出してしまった。
後から思い返してみれば私にも悪いところはあったのかなーって思ったりしたんだよね。

「あの時ゆなが鬼みたいな顔して思いっきりビンタして
 て、その後もずっーと、私に愚痴ってたから宥めるの
 に必死だったもん!」
「その節は申し訳ありませんでした!笑笑」
笑い合いながら歩いた。
しばらくすると、公園が見えてきた。
公園といえば、ここにも嬉しい思い出がある。
「そういえば、ここで花に助けてもらったよねー」
「あー、あったねーそんなこと」

この日も花と一緒に遊んでて、少し花がトイレに行って、1人で公園で待っている時何人かの男子にナンパされたんだよね。
連れられそうになったのに怖い気持ちはなくて、
めんどくせぇな、はやく散れよー
ぐらいしか思ってなくて男子達を睨みつけていた。
私はそんなやわじゃないから。
早く消えろよー。ぐらいに思ってたら花が助けに来てくれた。
「おらぁー、お前ら私の大切な親友に何しとるんじゃ、ボケ〜、覚悟はできてんだろうなー」
って、怖い顔して、あっという間に倒していった。
花は空手やってたから強いんだよねー
相手倒す時だけ顔変わって怖すぎる。
けど、嬉しかったなー
もう、男子のナンパしてきた人、ピクピクしてめっちゃ怯えてて逆に可哀想だったもん。

「あの時はちっと、手加減してやったってのにすぐ倒れて私達の前から退かないんだもんなー」
いや、あれが本気じゃなかったら怖いわ!
親友の私でさえ、身震いするような出来事だった。
私達はそんなふうに時折楽しかったことを思い出しながら地元の街を歩き回った。
ちなみに中学校にも行って昔の先生達とも会ってきた。
いつも、ドラ○もんみたいな喋りかたをするからドラ尾
(どらお)先生って呼んでばかにしてた先生とも喋ってきた。
そんなふうに色々なところに行っていたらもう夕方だ。
楽しかった一日も終わり、明日はこんなゆっくりする時間はなくてまた、東京に戻らなければいけない。
あー、楽しかったな〜
「楽しかったね、花!また一緒に来よーねー!」
そう言って私は花に笑いかける。
「うん!また来よ、来よ!」
やっぱり東京とか都会も便利だけど、楽しいけど、田舎の地元も最高だ。
日が暮れる空を見ながらしみじみとそう思ったゆなであった!


                  おしまい。

6/10/2023, 10:58:31 AM

やりたいこと


「小説家になりたいんだ。だからやらせてほしい。」
私は家でずっと言いたかったことをついに言った。
今までずっと先延ばしにしていた。
でも学校ではもう将来何になりたいか決まってそれについて色々調べていて自分だけ置いていかれそうで怖かった。
そんな恐怖から明日言おう。明日こそって言おうとしたけど、言えなかった。怖かった。
でも、今言えた。
恐る恐るお父さんとお母さんの方を見る。
「紗央里にやりたいことがあって安心した。
 でも、小説家はやめときなさい。」
「そうよ。小説家は大変よ。看護師とか医療系に入っ 
 た方が将来安心よ。」
こう言われることがわかっていたから。
反対されることはわかっていたけど、やっぱり実際に言われると落ち込む。
分かってるんだ。お母さんやお父さんが私のことを思っていってくれてるってことは。
でも、大変でもいいからやってみたかった。
ちゃんと、前に進んでちゃんと目指したかった。
そんな思いを伝えようと口を開く。
「でもね、大変なのは分かってるけど・・・
 やってみたい。」
そう伝えるとお母さんは険しい表情で言う。
「やめときなさい。」
なんで応援してくれないんだろう。
将来大変なんて分かってる。
でも、私は人を笑顔にさせるようなまた読みたいって思えるような小説を書きたいんだよ。
頭ごなしに否定なんてしないで。
お父さんの方を見るとお母さんと同じ表情をしていた。
「ちょっと、外行ってくる。」
そう言って私は上着だけ持って外に出た。
家の近くの公園で1人静かに泣いていた。
こんな思いするなら言わない方が良かったかな。
苦しい・・・・・。悔しい・・・・・。
でもずっと言えないままだともっと苦しかった。
「大丈夫か?こんな時間に女1人だと襲われるぞ。」
そんな声がした。
誰だろう?
上を向いたら自分と同じ年ぐらいの男子がいた。
その彼は私の横に座った。
「どうしたんだ?こんなところで1人で泣いて。」
全部吐き出したい。
初めて会った人にそう思った。
だから私は今まであったことを伝えた。
自分がどうしたいのか。
お母さんやお父さんにはどうしてほしいのか。
「お前の話しだけじゃ、お前の気持ち全部はわからねえ 
 から、 大丈夫だ。なんてこと言えねーけど、人生一 
 度しかないんだそ?どんなに苦しくても、誰かが反 
 対しても後悔しないように親は説得して自分ができる  
 とこまでやって見ればいいんじゃないの?
 お前の人生なんだし。
 一回しかない自分の人生悔いのないように過ごすしか
 ないだろ?
 時間はずっとあるわけじゃないんだから。」
そうだよね。一度きりの私の人生だもん。
全部を吐き出して、彼の話しを聞いてほんの少しだけ気持ちが楽になった。
私の表情を見てその彼は安心したように笑った。
「もう、大丈夫だな。頑張れよ?」
私の頭を撫でて、私の家とは反対側に歩いて行った。
「ありがとう。」
どんどう見えなくなっていく背中に私はお礼を言った。
彼のおかげで心がすっきりしていた。

6/9/2023, 11:52:29 AM

昨日の続きです!2行空いたところから今日書いたやつです。面白いかは分かりませんが、暇潰しにでも読んでくれたら嬉しいです。

あぁ、今日もつまらない1日だ。
人の目を気にしていい人ぶって笑顔を振り撒く毎日。
本当の自分を隠して本当の自分が分からずにただただ人と比べて劣等感を抱くしょもない自分
が嫌になる。
たまにふらっと、消えてしまいたくなる。
誰もいない。静かな世界に
そんな時俺はここに来る。
気持ちくて、誰1人いない。ただ、この広い野原で三つ葉がたくさん咲いているこの空間でゆっくりする。
誰の目も気にせず、1人になりたい時に来る場所にはどこよりも最高だった。
今日も俺は寝転がって青い空を見つめながら
ぼーっとする。
寝返りをうって横になると1つの四つ葉のクローバーが視界に映った。
四つ葉の言い伝えってなんだっけな?
子どもの頃に幼稚園で仲良くしていた女の子に教えてもらったことがある。
四つ葉のクローバーは幸せを運ぶって。
その女の子は四つ葉に詳しくて色々なことを教えてくれたような気がする。
幼い頃だったから忘れたけど。
その女の子は今どうしているのだろうか。
四つ葉の言い伝えが本当かは分からない。
でも、俺は見つけて見たくなった。
それからしばらく経った頃四つ葉を見つけた。
そして、柄にもなく俺はそのクローバーを栞にして家に帰った。
俺はそんな毎日が嫌だけど、別に家が貧乏っていうわけでもない。好きなゲームは好きな時に帰るし、好きなご飯も食べれる。
恵まれていると思う。
でもこんな自分は大嫌いだ。
だからこそ、幸せを手にしたくてクローバーを柄にもなく大事に栞にしようと思ったのかもしれない。
次の日
俺は今日も野原でゆっくりする。
そして何故か俺は昨日と同じようにクローバーを探していた。
今日はなかなか見つからない。
それでも諦められず、探していると一羽の蝶々がやってきた。すごく綺麗だった。
その蝶々に見惚れていたら急にその蝶が光った。思わず目をつぶって光が収まるのを待ってから目を開けると、そこには少女がいた。
はっ?あの蝶々が光って少女に!?
俺はそんな状況がうまく読み込めずにしばらく経って落ち着いてから彼女の方を向いたら、
その彼女は何かぶつぶつ呟いていた。
「なんで?どうして?何で私はここにいる 
 の?」
そして俺の方を向いてびっくりしたように固まっている。しばらくしてから彼女は納得したように頷いて微笑みこう言ってきた。
「私は四葉(よつは)っていうの!よろしく  
 ね!春陽(はるき)」
なんで俺の名前知ってんだよ。
ていうか、なんだ、この状況は!
はぁー、もう何でもいいか。ただでさえ、学校で疲れてんのにこんな意味不明の状況に付き合ってられっか。
ため息をつき、そいつの返事はスルーしてまたクローバーを探し始めた。
「もぅ〜、無視しないでよー」
そう言いながらも俺と隣に座って、話しかけてきた。
「何してるの?あっ、四つ葉だ!!」
マジか、今日はずっと見つけられてなかったのにこいつは一瞬で見つけやがった!
少し負けた思いで彼女の方を見ると、彼女は笑って「やっぱりっ!」と言って笑った。
「春陽、クローバー探してるんでしょ?私、四  
 つ葉のこと詳しいんだよ!四つ葉ってね色々 
 な言い伝えがあるんだよ」
知りたい。そんな気持ちがはやって、彼女の方を向いたら、彼女はたくらんだように笑って
「知りたい?」
と聞いてきた。
俺は恥ずかしくなって素っ気なく答えた。
「別に。知りたくないし。」
思わずそう言ってしまって少し後悔したけど、彼女はそんな俺の気持ちを汲んでくれたらしく、こう言う提案をしてきた。
「じゃあね、私が毎日、四つ葉のクローバーの 
 情報を教えるから春陽は毎日ここ来て、一緒
 過ごそうよ。」
一緒に過ごすのは嫌だ。
でも情報は知りたい。何だかこの四葉っていうやつと話すの何故か懐かしい気がするし。
「分かった。明日もここに来る。だからお前も 
 ちゃんとクローバーのこと教えろよ?」
そう返事すると、彼女は笑顔で頷いた。
「うん!!オッケー!でも、お前っていうのは 
 やめて?四葉って呼んで良いから」
その言葉には返事をせず、俺は家に帰ろうと立ち上がって家の方へ歩こうとしたら四葉は止めてきた。
「えっ?なんでどこ行くの?」
なんでってもう夕方だそ?そう言うと、
「あっ、そっか、夕方か」
俺は不思議に思いながらも、次こそは本当に帰ろうと進んだ。
「じゃあ、また明日ね!待ってるからねー!」
そんな声が後ろから聞こえた。
俺はそんな声に振り向かなかった。
でも、この時振り向いておけば良かった。
俺は後から後悔する事になるということに、この時の俺は知るはずもなかった・・・・・・。


次の日
俺は今日も野原に来ていた。
昨日の四葉という少女の出来事は嘘であってほしかったけど、やっぱり四葉は野原に座って四つ葉を探している。
俺1人の場所だったのに。
俺は少しがっかりしながら四葉の横の横に座って四葉が喋りかけてきてそれに俺が答える。
学校が終わった後から暗くなるまでの間一緒に過ごす、そんな日々が続いた。
そして、驚くことに四葉のクローバーの話しは毎日尽きることなく教えてくれた。
何でそんなに詳しいのだろうか?
疑問なな思いながらも、毎日一緒にいる中で、俺も四葉の明るさに心を許し、だいぶ最初より俺からも話すようになっていた。
今日も四葉と過ごしていた。
けれど、今日はなんだか四葉の様子がおかしい。
どうしたんだろうか?いつも笑っているのに。
いつも笑っている彼女が今日は静かで心配になり四葉の方を見るとちょうど四葉と目があった。
「春陽はなんで四葉のクローバーを探すの?」
驚いた。なぜ急にそんなことを聞くのだろうか?
彼女は切ない表情をして聞いてきた。
「う〜ん、嫌いな自分を一瞬でも好きになって
 かっこいい優しい人になりたかったからか 
 な。」
自分でもなぜこんなことを話したのか分からない。
聞かれてなぜか自然と答えていた。
そんな自分に驚きつつなぜそんなことを聞くのかと四葉の方を見ると四葉は泣きそうな顔で笑って言った。
「そっか、でもね春陽が自分のことを嫌いでも
 誰かは必ず本当の春陽を見ているってことを  
 覚えてて。
 ありのままの春陽を見てくれる人は必ずい  
 る。だから苦しくなって、下を向きたくなっ 
 た時必ず周りを見て。下を向いてばっかだ  
 と周りの存在に気づくことはないから。」
俺はそんなことを言われて気がついたら涙を流していた。
「ありがとう」
そう言って空を見上げると明日からも頑張ろうと思えた。
それから少し話しをして気づいたら暗くなっていた。
「じゃあ、また明日な。」
「うん。」
四葉が返した返事にはいつもより元気がなかった。というよりは無理に返事をしたように感じた。そんな返事が気になったけど、明日にでも聞けば良いと思って何も聞かず家に帰った。

その日の夜俺は夢みた。
四葉は悲しそうな顔で言っていた。
「ごめん、春陽もうここにはこれない。元気 
 で。」
嫌な夢でも見るもんだ。
少し嫌な予感はしたけど、深く考えずに支度をして学校に向かった。
学校が終わり、あの場所へ向かう。
けど、いつもの場所に四葉はいなかった。
いつもは俺より先に来てるのにな。
そう思いながらも俺は四葉が来るのを待った。
でも、どれだけ待っても四葉は現れなかった。
どうしたんだろうか?なんか用事か?
今までこんなことはなかったから不安になったけど、今日のところは帰った。
けれど、四葉が来ないのはその日だけではなかった。何日も四葉が来ない日が続き本気で不安になってどうしようもない思いをした時だった。 
一羽の蝶が飛んできた。
なんかその蝶には身を覚えがあったものの今はそれどころじゃなく、無視して四葉の事を考えていると、さっきの蝶が俺の目の前に何かを置いた。
なんだろうか?
見てみると紙とハンカチだった。
その紙に引き寄せられるように手を伸ばすと、文字が書いてあった。

”春陽へ
突然いなくなってごめんなさい。びっくりしてるよね?でももう、ずっとここには来れない。
もう元には戻れないの。
春陽は覚えてないよね?
まだ幼い頃、「はるちゃん、はるちゃん」って四つ葉のことばっかり話してた子覚えてないかな?私はその時の子なんだ。
覚えてないから信じられないだろうけど、私は幼稚園を卒園して小学2年生の頃に交通事故で亡くなっちゃった。
ほんと信じられないよね?
でもね、どうしてもうこの世にいない私が春陽の前に現れたかっていうのは、はるちゃんを救いたかった。自分が嫌いで劣等感を抱くあなたを少しでも笑われてあげたかった。
だからはるちゃんの前に現れたの。
結局、力になれたかは分からないけど。
一緒にいれた時間は少なかったね。
もう少し一緒にいたかった。
もっと一緒に笑い合いたかった。
お別れの言葉さえ言えずにいなくなってごめんね。
春陽と過ごした時間は全部楽しかった。
春陽はもう大丈夫。
そんな春陽に最後のクローバーのことを教えるね?クローバーってね、葉の枚数によって色々と言い伝えがあるの。
その中の一枚の葉の言い伝えはね、
「困難に打ち勝つ」
「始まり」
「開拓」
「初恋」
なんだよ。
クローバーも色々な形から四つ葉になるんだよ?
春陽頑張って!
今までありがとう。
春陽に幸せが届きますように。
また会えるよそれまでは元気で’‘

涙がとまらなかった。
何でいなくなったんだよ。
四葉が隣にいなければ意味がないのに。
しばらく泣いてようやく泣き止んだ後、ハンカチに目がいった。
ハンカチには四つ葉と一葉があった。
困難に打ち勝て!
前に進め!
そんな声が聞こえた気がした。
ありがとう。
心の中で呟いて俺は前に進んだ。

                 完


今まで読んでくれた人ありがとうございました。






朝日の温もり

朝日の温かい温もりで目を覚ます。
今日も一日が始まるな。
頑張ろう
って思える。
朝日に感謝だ。

6/8/2023, 11:03:28 AM


2行空いたところから昨日の続きです。
面白いかは分かりませんが、暇潰しにでも読んでいってくれたら嬉しいです!
面白いって思ってくれた方や、続き気になる〜って思ってくれた方はハート♥️お願いします!
そしてまだ、続きです!もしかしたら続き書くかもです!

あぁ、今日もつまらない1日だ。
人の目を気にしていい人ぶって笑顔を振り撒く毎日。
本当の自分を隠して本当の自分が分からずにただただ人と比べて劣等感を抱くしょもない自分が嫌になる。
たまにふらっと、消えてしまいたくなる。
誰もいない。静かな世界に
そんな時俺はここに来る。
気持ちくて、誰1人いない。ただ、この広い野原で三つ葉がたくさん咲いているこの空間でゆっくりする。
誰の目も気にせず、1人になりたい時に来る場所にはどこよりも最高だった。
今日も俺は寝転がって青い空を見つめながら
ぼーっとする。
寝返りをうって横になると1つの四つ葉のクローバーが視界に映った。
四つ葉の言い伝えってなんだっけな?
子どもの頃に幼稚園で仲良くしていた女の子に教えてもらったことがある。
四つ葉のクローバーは幸せを運ぶって。
その女の子は四つ葉に詳しくて色々なことを教えてくれたような気がする。
幼い頃だったから忘れたけど。
その女の子は今どうしているのだろうか。
四つ葉の言い伝えが本当かは分からない。
でも、俺は見つけて見たくなった。
それからしばらく経った頃四つ葉を見つけた。
そして、柄にもなく俺はそのクローバーを栞にして家に帰った。
俺はそんな毎日が嫌だけど、別に家が貧乏っていうわけでもない。好きなゲームは好きな時に帰るし、好きなご飯も食べれる。
恵まれていると思う。
でもこんな自分は大嫌いだ。
だからこそ、幸せを手にしたくてクローバーを柄にもなく大事に栞にしようと思ったのかもしれない。
次の日
俺は今日も野原でゆっくりする。
そして何故か俺は昨日と同じようにクローバーを探していた。
今日はなかなか見つからない。
それでも諦められず、探していると一羽の蝶々がやってきた。すごく綺麗だった。
その蝶々に見惚れていたら急にその蝶が光った。思わず目をつぶって光が収まるのを待ってから目を開けると、そこには少女がいた。


はっ?あの蝶々が光って少女に!?
俺はそんな状況がうまく読み込めずにしばらく経って落ち着いてから彼女の方を向いたら、
その彼女は何かぶつぶつ呟いていた。
「なんで?どうして?何で私はここにいるの?」
そして俺の方を向いてびっくりしたように固まっている。しばらくしてから彼女は納得したように頷いて微笑みこう言ってきた。
「私は四葉(よつは)っていうの!よろしくね!春陽(はるき)」
なんで俺の名前知ってんだよ。
ていうか、なんだ、この状況。
はぁー、もう何でもいいか。ただでさえ、学校で疲れてんのにこんな意味不明の状況に付き合ってられっか。
ため息をつき、そいつの返事はスルーしてまたクローバーを探し始めた。
「もぅ〜、無視しないでよー」
そう言いながらも俺と隣に座って、話しかけてきた。
「何してるの?あっ、四つ葉だ!!」
マジか、今日はずっと見つけられてなかったのにこいつは一瞬で見つけやがった!
少し負けた思いで彼女の方を見ると、彼女は笑って「やっぱりっ!」と言って笑った。
「春陽、クローバー探してるんでしょ?私、四つ葉のこ 
 と詳しいんだよ!四つ葉ってね色々な言い伝えがある  
 んだよ」
知りたい。そんな気持ちがはやって、彼女の方を向いたら、彼女はたくらんだように笑って
「知りたい?」
と聞いてきた。
俺は恥ずかしくなって素っ気なく答えた。
「別に。知りたくないし。」
思わずそう言ってしまって少し後悔して、彼女の方を向くと、彼女はしばらく黙り込んで1人で何か考えていた。
「大丈夫・・ね?契・・・は守・・・し、私は・っぱ 
 り・・・・ためにき・・んだし。」
ぼそぼそ言っていてよく聞こえなかった。
不思議に思っていると、彼女はこう提案してきた。
「じゃあね、私が毎日、四つ葉のクローバーの情報を教  
 えるから春陽は毎日ここ来て、一緒に過ごそうよ。」
一緒に過ごすのは嫌だ。
でも情報は知りたい。何だかこの四葉っていうやつと話すの何故か懐かしい気がするし。
「分かった。明日もここに来る。だからお前も 
 ちゃんとクローバーのこと教えろよ?」
そう返事すると、彼女は笑顔で頷いた。
「うん!!オッケー!でも、お前っていうのは 
 やめて?四葉って呼んで良いから」
その言葉には返事をせず、俺は家に帰ろうと立ち上がって家の方へ歩こうとしたら四葉は止めてきた。
「えっ?なんでどこ行くの?」
なんでってもう夕方だそ?そう言うと、
「あっ、そっか、夕方か」
俺は不思議に思いながらも、次こそは本当に帰ろうと進んだ。
「じゃあ、また明日ね!待ってるからねー!」
そんな声が後ろから聞こえた。
俺はそんな声に振り向かなかった。
でも、この時振り向いておけば良かった。
俺は後から後悔する事になるということに、この時の俺は知るはずもなかった・・・・・・。

               次回に続きます。



岐路

人生の岐路に立った時私は思う。
この道でこの先、後悔しないかなって。
人生は選択ばかりだ。
選ばないといけないことなんて沢山ある。
その度にドキドキして立ち止まる。
人生苦労して大変だ。

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