好き嫌い
私には大っ嫌いな奴がいる。
「きーちゃん~!きいちゃんはどんな奴がタイプ?」
それがこの男、翔だ。
なぜか、私にいつも話しかけてくる。
鬱陶しい。
こんなにチャラチャラしてて、女の子をたぶらかしてる奴は嫌いなのに。
けれど、私は一応学級委員を務めていて無視するわけにはいけないから仕方なく返事をする。
「どうしたの?急に?
タイプチャラチャラしてなくてしっかりしている人かな〜」
あんたみたいな奴が1番嫌いだよ、私は。
そんな意味も込めて答えた。
「そんなんだー!分かった〜」
そう言って去っていった。
放課後、親友のみかが休みで1人で帰っていると、1人の男から話しかけられた。
「おじょーさん!お兄さんが楽しいところ連れて行ってあげるから一緒にこない?」
はぁー、だる。ナンパなんてめんどくないな。
「いえ、急いでますから。」
そういって、家に帰ろうとしたらしつこく男は話してくる。
「え〜、いいじゃん〜!一緒に行こう?」
そんなふうに言われて腕を掴まれた時だった。
「何してるの?俺の女に手出さないでよー?
きもい、おっさん?」
翔だった。何でよりによってこの男が・・・・。
翔がナンパしてきた男に言うと、男は去っていった。
「きーちゃん大丈夫?」
「大丈夫、助けてくれてありがとう。じゃあ」
足早に去ろうとすると、後ろから声が聞こえた。
「気をつけて~」
次の日
翔は休みだった。
昼休みなって、私は先生に提出物を出しに職員室に向かっていると、男子達の声が聞こえた。
「いや〜、ほんと翔っていい奴だよな?
1組のきなちゃんが人気で男からナンパされやすいからってきなちゃんのためにすっごい、話しかけて彼氏に見えるようにしてるんだもんなー」
え?
「いや〜、ほんといいやつだよなー」
そんなふうに話してるのを聞いて、私を守ってくれていたのだと知った。
嫌いだけど、今のことが本当なら感謝しないといけない。
やな奴ってばっかり思ってたけど・・・・・。
私の中で翔の印象が変わった出来事だった。
ありがとう。
完
見てくれた人達聞いてください!
小説書いてたら、スマホの電池がなくなって画面が真っ暗になって充電してまた画面開いたら書いてた小説が消えてました!
悲しい😭ーーーーーー
泣きます!結構書いてたのにーーーー
今日あげた小説よりもっと深く面白くかけてたのに〜
あんまり面白くなかったですよねー?
それでも読んでくれた人ありがとうございます!
6/12/2023, 11:37:11 AM