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10/30/2023, 6:06:55 PM

お題:懐かしく思うこと

 私はマル。犬である最近眠くて眠くて仕方がない。
日中起きていること方がどうにも辛い。
日向でのんびり眠るのが至福の時である。
私には弟と、妹が居た。
最近は家に戻るのがどうにも遅い。

 昔はお父さんは日中家に居ないことが多く夜戻ってくる、お母さんは昼はどこかに行って夕方頃に家に戻ってくる。
 家にいるのは私と、弟と妹である。
この二人は年子で小さなことで四六時中ケンカをしている。
大体は弟の方が、妹を泣かしていた。
私は、いつも二人の仲裁に入り妹や弟慰めるのが仕事だった。

だけど二人は徐々に喧嘩もしなくなっていった。
二人共泣くこともなくなった。

少しずつ大きくなっていく弟と妹は、友人と遊ぶようになった。
そして、いつの間にか私とは遊ばなくなった。
一緒に散歩にも行かなくなった。
少し寂しいが中年太りを気にし始めた、お父さんとお母さんからは構われ続けた。

 そして二人は家から出て行った。
二人が居なくなった家はどこか物寂しいものだ。
そして私は最近起きれなくなった。
『マルは今日も寝てるのかい?』
「えぇマルは最近良く眠ってますよ」
お父さんとお母さんの声が聞こえる。
寝てないよ、私は話は聞いてるよ。
『そう言えばあの子らはいつ帰ってくるかな?』
「確か、そう明日には二人共戻って来ますよ」
『おぉ~そうか!マルも喜ぶだろうな』
父が私のところに来た。
『マル、明日お前の兄ちゃん姉ちゃんが家に戻って来るぞ〜楽しみだなー』

どうやら弟たちが家に戻って来るらしい。
お父さん、お母さんは嬉しそうだ。私も嬉しいな。

「ただいまぁ~久々に家に戻ってこれたわー」
可怪しい妹の声がする。
『おうお帰り、明日来るんじゃなかったのか?』
父と母が妹に不思議そうに聞いている。
「いやーマルちゃんモフりたくて早めに来た!」
妹はトタトタ私の方によって来ると、私を撫で始めた。
「あーこのモフモフ具合い好き!」
妹は遠慮なく私を撫でいると、「今戻ったよ」
タイミングよく弟も帰ってきた!
「「「おかえりー」」」
「マル、モフりたくて有給取ってきたわ」
やはり兄妹は思考回路は同じのようだ。

久々に家族が揃った。
この家に家族が揃うのは何時ぶりだろう?

眠ってるとあの子達が小さい頃を思い出して懐かしくて好きだが、今日は久々に弟たちを散歩に連れ行ってやろう。

 私が起きて、お散歩用のリード咥えて弟たちの前持ってくると、「「マルがお散歩に行きたがってる!?」」
と父さんと母さんが驚きの声をあげた。
弟と妹は笑ってリード受け取ってくれた。
さて、この子達が好きだった散歩コースはどこだったかな。

10/30/2023, 8:46:10 AM

お題:もう一つの物語

 私達が読む本の内容は、作者の様々な考えの末に辿り着いた物語の結末だ。
もしかしたら、違う結末になっていたかもしれない。
 バタフライエフェクトのように、少しでもボタンがかけ違えたら違う結末になっていたのかもしれない。
 もう一つだけじゃなく色んなことを熟考の末に結果だ。

 読者にとっては一つの物語でも、創り手にとって物語は一つとは限らないのではないだろうか?

10/29/2023, 9:26:37 AM

お題:暗がりの中で

 随分長く眠ってしまってた。
目を覚めたはずなのに、周りは何も見えない。
実はまだ眠っているのだろうか。
 体を起こそうとするも、体は鉛が乗ってるいるのかというほど動かない。
耳を澄ますと誰かの声がする。
『ね…だ…るの?さ……よ…』
(誰の声だろう?懐かしくて落ち着く声だな)
 私の方に近づいてきてるのか、足音がする。
声を出したいけど、声が出ない。
体は動かない、声は出せない、そんな日が続いた。
声の主は毎日通って来ていることが分かった。

 意思疎通ができない日々で分かったことは、ここは病院で、毎日私のもとに来ている人は私の恋人だということだ。
どうやら私は事故か何かで長い間意識が無かったようだ。

 恋人はずっと目が覚めない私のもとに来ているようだ。
 私のことなんて忘れてくれたら良かったのに…どうして私はあなたに好きだよも伝えれないのだろう…
そんなことを思いながら私はまた眠る感覚に落ちた。

『ねぇまだ寝てるの?そろそろ起きて寂しいよ』

また声がする。今度こそ私は重い瞼を開けた。

「うん、待たせて…ごめんね…」

恋人の目が見開いた、顔がクシャクシャだ。
思わず私は笑ってしまった。

『待たせすぎたよ、ずっと真っ暗な世界に居たんだよ』 
「私も…暗がりの…世界だった…あなた…の声が…聞こえた」

暗がりの中で聞こえた声を頼りに私はここに戻れたんだって伝えたい。

『信じて待ってて良かった』
嬉しそうに泣く君を見て思った、私を待ってくれてありがとう。

暗がりの中で聞こえた声は私にとっての光でした。

10/28/2023, 8:48:14 AM

お題:紅茶の香り

 紅茶の香りも好きだが、緑茶の香りが好き。
紅茶には洋菓子、和菓子には緑茶のイメージがある。
だが以外に調べると和菓子でも紅茶に合うのがあるらしい。

和菓子に紅茶って何だか不思議だ。
紅茶の良い香りがするなかで目の前に和菓子。
うーん想像がつかないな…
でも、一度試してみよう!

10/27/2023, 9:25:38 AM

お題:愛言葉

 体が一切言うことを聞かない、痛いはずなのに全く痛くない。俺は車に轢かれた。
車のスピードはそう出てた筈だ、俺も死ぬのかな。
あぁやっと君の元へ行けそうだ。


君と会うときはいつも合言葉を言っていたな…

「ねぇハル、私達がここで会う時アイコトバ決めよう」
『は?合言葉…それって必要あるのか』
「えーカッコいいでしょアイコトバ!それに二人だけの秘密って何か良くない?」
『合言葉はなにすんの?』
「アイコトバはね…」

そんなくだらないことを言い合ってたな。
でもあいつ俺を置いて先に逝きやがった。

「月が綺麗ですねって言ったらね、こう言ってほしいな」

あの時あいつ何て、言ったかな…
あぁそうだ、“俺とずっと見てくれるか“だったな。
あれってそういう意味だったのかな。
もし来世があるなら伝えたいな…
















「ねぇ、ハル今日は月が綺麗ですね」
『俺とずっと見てくれるか』


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