愛斗🔞不純物

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5/26/2024, 1:33:15 PM

【月に願いを】

10歳の頃、
オレは月と星に恋をした。

好奇心旺盛で無邪気だったオレは
毎晩 夜空を見るのを楽しみにしていた。

ギリシャ神話の星座、ロケット、宇宙人、UFO…

宇宙の世界に心をはずませ
望遠鏡で夜空を眺めながら
将来、宇宙飛行士になるのを夢見ていた。


…夜空を見上げていると
今でも10歳の頃の自分を思い出す。

成人し、働きだしてから
仕事、家事、時間と金に追われ、
それに時代も変わりスマホばかり見て、
夜空を見上げることが無くなった。

窓から外を見ようとしても
建物と明るい街灯で夜空が見えなかった。

旦那がたまに「外へ歩こう」と言って
月を見に歩く時がたまにあるが
街灯が明るすぎてその月が淀んで見え
綺麗に見えないのだ。

月を見るのなら
あの10歳の頃に毎日眺めた月を見たい。
いや、あの頃には星も一緒に輝いて見えた。

街灯の明るくて眩しい光がいくつもあると
月と星の眩い輝きが負けて見えなくなってしまう。

もしまたあの輝いた夜空を眺めることが出来るのなら
また月と星に恋をして、将来を夢見たい。

成人して諦めていた10歳の頃の夢を
もう一度思い出したいのだ。




もう一度 オレは、
…いや、『僕』は、

僕は、月と星に 恋をしたい。

5/25/2024, 3:11:32 PM

【降り止まない雨】
(※性的表現有り🔞)

外では雨がしとしとと降っていても
オレ達はベッドで揺れあって しっとりと濡れていた。

雨の日の夜は特別感がある。

癒される雨音を聴きながら
雨水で冷えた空気を熱い体温と吐息でかき消し
さらに愛は深くなっていく。

いくら激しく求めて愛し合っても
雨音でオレ達の声かき消し、2人だけの時間になる。

外の雨が降り続いても
オレ達はまだ求めあっている。

その激しくて熱い何かを。

5/13/2024, 4:05:34 PM

【失われた時間】
(※性的&薬物乱用表現有り🔞💊)

ある朝、通話が来た。

「一緒に仕事休んでデートしないか?」

オレに好意を持ってしまっている
ナルシ先輩からのお誘いの電話だった。

「1日中 一緒に居ようよ」

そんなお誘いが来て
その日は出勤の日だったが
悩んだ末、前日から残っていたODの余韻と
体調不良のせいにして 仕事を休んだ。

早速ナルシ先輩のところに行き、過ごそうとしたが
ふとサイコくんのことが脳によぎって
ナルシ先輩と休むことを伝えたら

「行かせない。
家の鍵、開けとくから来て。
住所送っておく。
じゃあオレは仕事いくよ。
でも愛斗のために早退して帰ってくる。
オレの家ついたら連絡して。
絶対ナルシ先輩のところに行かないで。」

オレはナルシ先輩のお誘いをなんとかことわり、
自転車を走らせ、慣れない道成を通り、
サイコくんの家に向かった。

約1時間かけて到着し
サイコくんに到着したことを伝え、
静かに帰りを待った。

そして…

「…ただいま。
早退して帰ってきちゃったよ」

帰宅したサイコくんはオレを抱きしめた。

「待ち遠しかったよ」

それでキスをしあってそのままオレを姫抱っこし
布団に連れて行き、服を脱ぎ捨て時間を忘れて
ずっと愛し合った。

部屋は こもる熱気と熱い吐息でいっぱいになった。

ODした薬の効きめがまだ残っていたせいか
気分がふわふわしたままオレは抱かれ
記憶と意識が何度も遠のきそうになった。

「まだラリっているのか?
あまり心配させるなよ」

オレは最近強い風邪薬を現実逃避するためにODし
記憶を飛ばすクセがついてしまったのだ。

なぜODしたか、それは3日前に
好きでも無いナルシ先輩を相手にし、散々抱かれ
その記憶を消すために罪悪感でODをしたのだ。

その罪悪感でODしたのが抜けてないまま
サイコくんのところに行き、
ラリっている状態ながらも行為をした。

「…すまない」

サイコくんにはそんなこと言えるはずはなく、
ただオレは謝罪の言葉をぽつりとこぼした。

「はぁ…わかってる
いろいろ苦労しているんだよな?」

オレは何も言わずに優しく慰めてくれる
そんなサイコくんが好きだ。

「さて、続きをしようか」

これは薬のせいか?
それとも彼のせいか?

快楽に達する度に 開放感と夢見心地感に包まれた。
オレはただとても心地よかった。

「愛してる…」
「オレも…」

2人で罪悪感を忘れ
ひたすら愛に溺れた日だった。

5/12/2024, 10:21:37 AM

【子供のままで】

オレが汚れてしまったのは
正直いつからだったかわからない。

勝手に母親に性処理の相手をさせられて
勝手に母親の彼氏さんに体をまさぐられて
そのまま子供の身を保ちつつ
性的虐待のトラウマをもちながら
抜け殻のように過ごしていた。

大人になってもオレの体を求める奴は絶えず現れ
自分の体などどうでもよくなった。

だからオレは
普通の子供の生活を知らない。

普通に過ごし、普通の仕事をしていても
『アバズレ』のような生活から脱出することができず、
ずっと『売女』のような生活を送っていた。

「君は美しい」「君は可愛い」
そんな言葉を聞くと
嫌気がさす。

だから誰かと寝ては抱かれ、
ベッドで目を覚ます度に思う。

オレは子供らしい生活をしたかった。

5/3/2024, 2:20:35 AM

【優しくしないで】

職場でまた仲のいい人が新しく出来た。

真面目で善意のあるサイコくんと
ズボラだけどしっかり者で元気な伊達男くんだ。

オレも2人も同じく新人で
仕事でも遊びでも仲良く過ごしていた。

仕事後は喫煙所でタバコを吸いながら
オレの旦那の愚痴や
仕事の愚痴に向き合ってくれてた。

この間3人でゲーセンに行ってボーリングをしたり
美味いラーメンを食べに行ったりした。
何しても楽しい3人組で居た。



そしてゴールデンウィーク到達。

サイコくんとオレは地元が同じなので
地元に帰って一緒にゲーセンで
サイコくんからハマっているアーケードゲームを
教わった。

地元に居た約1週間、
毎日そのゲーセンにサイコくんと通った。

ゼロから始めたそのゲームにオレもハマりだし
すぐに上達した。

サイコくん「さすが若者だね 上手くなったよ 」
オレ「そう?ありがとう」

同じゲームユーザーと仲良くなったりし
楽しかった。



一昨日、

サイコくん「オレ、明日早いしどこかに泊まるよ
君も一緒に泊まっていきなよ」

オレはその言葉に戸惑いながら困惑したが
どうせ冗談だと思い、真に受けなかった。

とりあえずそ気にせず
オレはいつもどうりゲームに没頭した。

そしていつの間に夜になり
時間もだいぶ遅くなった頃、

サイコくんの車に乗って連れていかれた場所は
まさかのラ🔞ホテルだった。

オレ「なあ…」
サイコくん「オレ達の仲だろ?そんな気ねぇよw」
オレ「ああ…」

でも3時間後、

オレ「なんで…//」
サイコくん「なんだろ…
そんな気なかったんだけど
欲には耐えられなかったよw」

オレは案の定に サイコくんに抱かれてしまった…。

オレ「ああ…オレは旦那居るのになんてこと…」
サイコくん「我慢できなくて食べてしまった…
でもその気になってしまって抱いた事に責任はとる。
不倫が悪いのはわかっている…でも
内緒でオレの『彼氏』になってくれ。」

一時の迷いでならそれっきりということにすれば
いいのに サイコくんは真面目すぎる男だった。

『善意のサイコパス』だった。

オレ「サイコくんがいいなら…//」

オレ達は次の日もデートし、
夜はまた同じラ🔞ホテルで乱れた。

オレ「優しくしないで…//
もっと…//」

オレは散々ベッドの上で激しく責められ
指やオモチャ、もちろん物で快感に何度も堕ちて
すっかり虜になってしまった。

その日も寝る暇もなく揺れ続け
あっという間に朝を迎えた。

そんなオレ達はこっそり付き合うことになった。
誰にも言えない関係が また1つ始まってしまった。

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