愛斗🔞䞍玔物

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8/30/2023, 7:02:36 AM

【蚀葉はいらない、ただ・・・】
(※性的衚珟有り🔞)

こんな遊び人のオレにだっお
恋愛ですごく求めたこずがあった。

前、長い間想い続けおいた人が居た。
オレはその人に5幎ほど片想いをしおいた。

「たた仕事を䌑んだのか」
「うん 䌑んじゃった」

圌はすぐ䌑む癖がよくあった。
仕事を䌑んだ日の倜は決たっおオレを家に呌んだ。

「はい、たのたれた酒ずタバコ」
「おお ありがずな」

圌はハむボヌルの猶酎ハむず
マルボロの青のタバコを奜む。

圌はい぀も無機質なパ゜コンの前にずっず座っお
酒ずタバコをたしなんでいる。

「明日は仕事行くよな」
「もちろん行くよ」
「本圓に?」
「本圓」
「サボらない?」
「しないよ
 玄束しようか」

圌はオレに優しくキスをした。
キスはい぀もタバコず酒の味がする。

「 ずるいダツ//」

圌がダメ男なのはわかっおいたが、
嫌いになれなかった。

オレは圌に心の底から惚れおいた。
圌もそれをわかっおお
オレの恋心をもおあそぶ。

オレ達は恋人では無い。

それでもオレは圌によく呌ばれ
䌚う床に䜓を重ねおいた。

「ねえ やっぱり良くないよ
オレには圌氏がいお
あなたには別に奜きな人がいるのに 」
「今曎そんなこずを蚀うのか
なあ 圌氏ずオレ、どっちが奜きなんだ」
「それは 」

「どっちも奜き」なんお蚀えるわけが無い。

「あなたは
あなたはオレずあの子、どっちが奜き」
「そりゃ あの子が奜きだ」
「 そうでしょなのにいいの」
「かたわない
あの子はオレのこず奜きじゃないから」
「 最䜎なダツだ」
「お互い様だろ」

圌はたた唇を重ねおきた。

「お、おい 気が早いよ//」
「じゃあ ベッドに行くか」

オレ達はベッドに向かった。

ふかふかでふわふわなベッドに圌が寝転ぶ。

「おいで」

オレは眪悪感を感じながらも
圌ずベッドに寝転んだ。

圌の倧きな手がオレの頭を優しく撫で
䜓を抱きしめる。

「オレのこず奜きだろ」
「うん //」

抱きしめられお䌝わる䜓枩に恥ずかしくなった。
圌がこんな近くにいる 
それだけで嬉しく恥ずかしかった。

圌の顔を近くで芋おおポヌっずしおたら
キスをされた。

深く 熱いキスだ。
オレはキスに溺れお
気持ちがずろけお䜓が熱くなった。

「え🔞い顔 //」

圌はニダ぀いおオレのずろけた顔を芋る。
オレもその興奮した圌の衚情に興奮し始めた。

お互いに服を脱ぎ捚お
盎接肌の䜓枩を感じた。

「お前のこのスベスベずした若々しい肌が倧奜きだ//」
「オレだっおあなたのその倧きな䜓が倧奜きだよ//」

熱い肌を重ね合わせ 曎なる快感を求めた。

「ああ //」

オレは『快楜』だけでなく
圌からの『愛』も求めおいた。

圌ず䌚う床に䜓を重ねれば
い぀か『䜓』だけではなく
このオレ自身を愛しおくれるず思っおいたから。

たずえそれが叶わなくおも
圌がオレを望んでくれるのなら
『䜓』だけの存圚であっおもいいず思っおいた。

「ああ すごいぃ//」

巊薬指に光る圌氏から貰った指茪を暪目に
奜きな他の男に抱かれるのは
眪悪感ながらも興奮した。

脳内でわかっおいおも
オレの心ず䜓は正盎だった。

「あ 愛斗っ// もうむキそうだ//」

蚀葉はいらない、

「ああ ダヌリンっ///
いっぱいちょうだい///」

ただ 

「む クっ ///」
「ああああああああぁ っ///」

圌からの『愛』が欲しかった。



ヌヌヌヌヌ
ヌヌヌヌ
ヌヌヌ
ヌヌ
ヌ



「オレ達付き䌚い始めたした!」

圌は画面の奥。
オレずは違う別の女が圌ずう぀っおいた。

圌は配信者でオレの他にも女はいくらでもいた。
だから圌に圌女が出来おもなんずも思わなかった。

オレず圌は同じく男だが
圌は男に興味がない。
圓然、圌は若い女が倧奜きだ。

ただ圌はオレのこずを
「若くお女のような矎人だから」ずいう理由で
オレを呌んで抱いおいる。

圌のなかでは
オレのように若いリスナヌは珍しかったのだ。

実らないオレ達の恋は
配信者の圌にずっお『汚点』であり、
リスナヌにバレおはいけないので『秘密の関係』ずしお関わっおいた。



今日も圌は配信を初め、オレは圌の配信を芋る。

そしお女が居ない間に
圌はこっそりオレに連絡をするのだ。

「なあ、家に来ないか
今日は暇なんだ」

オレは心の䞭で葛藀をしながらも
い぀もの酒ずタバコを買い、圌の家に向かう。

「 来たよ」
「おう いらっしゃい」

玄関でキスを亀わし、
たた秘密の密䌚が始たる。

8/18/2023, 11:50:06 AM

【鏡】

鏡は色んなオレの顔を知っおいる。

オレは生たれた頃から
『矎しい』のだった。

父のように心優しく、
母のように矎しく生たれたオレは
たさかこの『矎しさ』のせいで
苊しむずは思わなかった。

だが憎き芪から受け継いだ
この顔ず䜓があるからこそ
オレは愛されおきた。

決しお嫌味では無い。



オレは男ずしお生たれたが
『女』の顔をしおいた。

そのせいで 物奜きな男が
近づくようになった。

男が母にわざわざ近づき色仕掛けをしおにたで
オレは狙われた。

母はそんなこずも知らず
垞に『オトコ』を欲しおいるので
䜕も考えずすぐにその気になった。

倜、母が眠った頃
オレは男が無理やり䜓を荒々しく觊れるのを
恐怖に震えながら我慢しおいた。




すっかり幌い頃に『オトコ』を知っおしたったオレは
ねじ曲がった『゜チラ』の方にかたむいおしたった。

仕草、話し方、服装も
『女』のようになっおしたった。

もう男ぞの色仕掛けはお手の物。

ネズミが眠にかかるように
ストンず萜ずすこずができるようになった。

顔も䜓も矎しい
完璧な『矎女』ずなった。

『男』にでも『女』にでもなれる矎しいオレは
ちょっずした自由を手に入れた。

 でもい぀の間に
䜓を自分で粗末にしおにたで手に入れた
『金』ず『愛』ほど
虚しくなるものはなかった。

この顔のせいで
この矎しさのせいで 
オレは !




オレは 







 僕は










僕は『普通』の子䟛になりたかった。




普通に女の子を愛したかった。

僕にも奜きな子が居たんだ。

でも今の僕にはもう出来なくお 手遅れで 

普通の恋愛をしたかった。

でももうこの名前に付けられた運呜からは
逃れられなくお 



『愛の人』

『愛人』 

だから『愛斗』





僕は
『愛される』ずいう呪瞛から
逃げるこずが出来ない。

8/13/2023, 4:53:57 PM

【心の健康】

「え君が『異垞』」
「そうなの
だからあたしは障害者手垳を持ち歩いおるわ」
「そんな ありえないよ
君が『異垞』だずいうのならオレは䞀䜓なんなんだよ!?
君はオレより成瞟も良かっただろ?!
『異垞』ずいわれるのは君じゃなくオレのはずだ!!」
「 残念ながら
病院でそういう結果が出ちゃったから仕方ないの
あたしは『アスペルガヌ』ず『ADHD』の
『グレヌゟヌン」』ずいうや぀だわ。」
「『グレヌゟヌン』なら
わざわざ『異垞』ず断蚀する必芁ないじゃないのか」
「それが医者も母も䞊叞も蚀うのよ。」
「わからない わからないよ 
どうしおも君が『異垞者』だず思えない
こうしお䌚話出来おるじゃないか
 『異垞』なのはオレのはずだ
オレの方が君よりふざけおバカやっおる
君はそんなこずしないだろ」
「あたしも正盎玍埗いっおないよ
でも『䞖間』は違うみたい 」
「オレはそれを『性栌』だず思っおた。
それが逆に治されたら 君じゃなくなるず思う。」
「はぁ なんだか立堎が逆になったみたいね
あなたが『異垞者』であたしが『健垞者』のはずが
あなたは『健垞者』であたしは『異垞者』だもの」
「なあ 
本圓の『異垞者』『健垞者』っお䞀䜓なんだろうな」
「ねえ 自分の異垞な所を認めるっお怖い」
「オレは怖くない
それがオレであり、才胜だから認めおる。」
「なるほどね
さすがにあなたみたいにあたしは認められないわ」
「 なんで」
「やっぱり『䞖間』が怖いからよ」


本圓の『健垞者』、『異垞者』っおなんだろう
オレ達がおかしいのか
それずも『䞖間』がおかしいのか

君はどう思う

8/12/2023, 4:46:35 PM

【君の奏でる音楜】

「ピアノに歌にダンス 
あなたのお子さんは『倩才』ね」
「ピアノも合唱団もバレ゚も
幌い頃から習い事をさせおたすもの」
「でもお子さんは『男の子』でしょ
どうしお『女の子』の習い事を」
「自分で蚀うのもあれだけど、
うちの子は女性のような
『矎人』な顔をしおるからよ !」


オレは『男』。
でも芪からほが『女』のように育おられた。

ピアノは匟け、歌もバレ゚もすぐに芚えられた。
『音楜』に関しおはずおも優れおいた。

しかし思春期になっおから䞍満が出おきた。

ピアノでは緎習時間がなかなかずれない。
バレ゚ではバレリヌナしかトゥヌシュヌズが履けない。
合唱団ではパヌトのバランスが良くない。

それず呚りから
倉な目で芋られるようになった気がした。

「お前なにか習い事しおる」
「オレはピアノずバレ゚ず合唱団しおるよ」
「はw それっお『女』がやるこずじゃんw」
「『オカマ』じゃんw」
「ちょっ ちが !」
「そうだお前髪長いもんなw 『オカマ』だなw」
「っおこずは『男』が奜きなのか!w やばww」
「 。」

オレは習い事を蟞めた。

もうピアノは匟けない。
もう螊れない。
もう歌えない。

もう出来なくなっおしたったのだ。

したくおも呚りの目が怖くお出来なかった。



そしお成人しお珟圚、
時代が倉わっお『ゞェンダヌレス』ずいう
蚀葉が出おきお時代は過ごしやすくなった。

今でも幌い頃のバレ゚の習慣が抜けず、
立ち振る舞いず䜓の぀くりが
女性らしくなっおいるが
誰も『矎しい』ず嫌がる人は居なかった。

合唱団で鍛えられた高い声も
䜕故か『玠敵』ず耒められるようになった。

それず「男性も奜き」ずいうこずも 。

「愛斗!あなたは『ナニヌク』だわ
他ずは違うものを持っおるのだから」

たた歌える。
たた螊れる。

オレは矜を䌞ばせるようになった。

8/12/2023, 7:21:46 AM

【麊わら垜子】

麊わら垜子を被った子䟛が
熱い空気をかきわけお走っお行く。

子䟛が矚たしい。

オレは子䟛らしい『子䟛』でいられなかった。



オレは人の認識の仕方が少し違っおいた。

「家でオレをお䞖話しおくれる
倧人の女性が『母さん』」
「保育園でオレをお䞖話しおくれる
倧人の人が『先生』」
「家以倖での子䟛は『友達』」

そんなオレは3歳の頃から䞖間の厳しさを知らされた。

「自分以倖、『母さん』も『他人』ず考えるこず」
「子䟛の『恋愛』は『恋愛』じゃない」
「先生は『芪』じゃない」
「『倧人』ず『子䟛』は違う」
「自分が『奜き』でも盞手は『嫌い』」

䞭でも今でも玍埗いかないのがある。
「 友達ず䞀緒に行動する」だ。

今たでずっず人に避けられ、1人にされおいたが
それが身に慣れおたのか自分でやるこずを芋぀け、
1人でいるこずが楜しかった。

だがいざ『組む』ずなるず億劫になるのだ。
䌚話も性栌も噛み合わないので奜たなかった。

おかげで家に垰ったら遊びに行くこずも無く
ずっずテレビを芋おいた。

ずきには家にいずこが遊びに来たりしたが
パ゜コンで奜きなゲヌムの動画を芋おばかりだった。



そしお成人しお 旊那も出来きた今、

買い物に行く時、自転車で圌の背䞭に捕たりながら
倪陜に照らされた入道雲を芋぀めお
ふず幌い頃の倏を思い出す。

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