愛斗🔞不純物

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【言葉はいらない、ただ・・・】
(※性的表現有り🔞)

こんな遊び人のオレにだって
恋愛ですごく求めたことがあった。

前、長い間想い続けていた人が居た。
オレはその人に5年ほど片想いをしていた。

「また仕事を休んだのか?」
「うん 休んじゃった」

彼はすぐ休む癖がよくあった。
仕事を休んだ日の夜は決まってオレを家に呼んだ。

「はい、たのまれた酒とタバコ」
「おお ありがとな」

彼はハイボールの缶酎ハイと
マルボロの青のタバコを好む。

彼はいつも無機質なパソコンの前にずっと座って
酒とタバコをたしなんでいる。

「明日は仕事行くよな?」
「もちろん行くよ」
「本当に?」
「本当」
「サボらない?」
「しないよ
…約束しようか?」

彼はオレに優しくキスをした。
キスはいつもタバコと酒の味がする。

「…ずるいヤツ//」

彼がダメ男なのはわかっていたが、
嫌いになれなかった。

オレは彼に心の底から惚れていた。
彼もそれをわかってて
オレの恋心をもてあそぶ。

オレ達は恋人では無い。

それでもオレは彼によく呼ばれ
会う度に体を重ねていた。

「ねえ やっぱり良くないよ
オレには彼氏がいて
あなたには別に好きな人がいるのに…」
「今更そんなことを言うのか?
なあ 彼氏とオレ、どっちが好きなんだ?」
「それは…」

「どっちも好き」なんて言えるわけが無い。

「あなたは?
あなたはオレとあの子、どっちが好き?」
「そりゃ あの子が好きだ」
「…そうでしょ?なのにいいの?」
「かまわない
あの子はオレのこと好きじゃないから」
「…最低なヤツだ」
「お互い様だろ」

彼はまた唇を重ねてきた。

「お、おい…気が早いよ//」
「じゃあ ベッドに行くか」

オレ達はベッドに向かった。

ふかふかでふわふわなベッドに彼が寝転ぶ。

「おいで?」

オレは罪悪感を感じながらも
彼とベッドに寝転んだ。

彼の大きな手がオレの頭を優しく撫で
体を抱きしめる。

「オレのこと好きだろ?」
「うん…//」

抱きしめられて伝わる体温に恥ずかしくなった。
彼がこんな近くにいる…
それだけで嬉しく恥ずかしかった。

彼の顔を近くで見ててポーっとしてたら
キスをされた。

深く 熱いキスだ。
オレはキスに溺れて
気持ちがとろけて体が熱くなった。

「え🔞い顔…//」

彼はニヤついてオレのとろけた顔を見る。
オレもその興奮した彼の表情に興奮し始めた。

お互いに服を脱ぎ捨て
直接肌の体温を感じた。

「お前のこのスベスベとした若々しい肌が大好きだ//」
「オレだってあなたのその大きな体が大好きだよ//」

熱い肌を重ね合わせ 更なる快感を求めた。

「ああ…//」

オレは『快楽』だけでなく
彼からの『愛』も求めていた。

彼と会う度に体を重ねれば
いつか『体』だけではなく
このオレ自身を愛してくれると思っていたから。

たとえそれが叶わなくても
彼がオレを望んでくれるのなら
『体』だけの存在であってもいいと思っていた。

「ああ…すごいぃ//」

左薬指に光る彼氏から貰った指輪を横目に
好きな他の男に抱かれるのは
罪悪感ながらも興奮した。

脳内でわかっていても
オレの心と体は正直だった。

「あ…愛斗っ//…もうイキそうだ//」

言葉はいらない、

「ああ ダーリンっ///
いっぱいちょうだい///」

ただ…

「イ…クっ…///」
「ああああああああぁ…っ///」

彼からの『愛』が欲しかった。



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「オレ達付き会い始めました!」

彼は画面の奥。
オレとは違う別の女が彼とうつっていた。

彼は配信者でオレの他にも女はいくらでもいた。
だから彼に彼女が出来てもなんとも思わなかった。

オレと彼は同じく男だが
彼は男に興味がない。
当然、彼は若い女が大好きだ。

ただ彼はオレのことを
「若くて女のような美人だから」という理由で
オレを呼んで抱いている。

彼のなかでは
オレのように若いリスナーは珍しかったのだ。

実らないオレ達の恋は
配信者の彼にとって『汚点』であり、
リスナーにバレてはいけないので『秘密の関係』として関わっていた。



今日も彼は配信を初め、オレは彼の配信を見る。

そして女が居ない間に
彼はこっそりオレに連絡をするのだ。

「なあ、家に来ないか?
今日は暇なんだ」

オレは心の中で葛藤をしながらも
いつもの酒とタバコを買い、彼の家に向かう。

「…来たよ」
「おう いらっしゃい」

玄関でキスを交わし、
また秘密の密会が始まる。

8/30/2023, 7:02:36 AM