明日

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6/2/2023, 4:49:58 AM

『梅雨』

雨は気分が落ちる。
髪の毛は膨れ上がって
湿って気持ち悪いし
匂いも悪い。
偏頭痛で体調までも最悪。
だけれど
雨はなんでか
気持ちが楽になる。
体にうちつける雫が
心地よい。
暗く泣く空までも
まるで自分を見ているようで
地にうちつける雨と
零れた涙が同化する。
雨音と私の恋が
弾けて消える。
空は笑っても
私の天気は雨模様。

5/7/2023, 3:24:51 PM

初恋の日

2年生の頃
あまり人に馴染めず、人と話さなかった私を見てか、
私にとても話しかけてくれる男の子
毎日毎日笑わせてくれた。
私はその人のことを
──────────

俺の目の前の席には
声の聞いた事のない女の子がいた。
笑わず、いつも絵を書いてた。
ちょっとの好奇心で話しかけたんだ。
よく笑う子で、俺も嬉しくて話しかけてた。
話しかけるのはいつも俺から。
ある日の帰り、帰ろうとすると
『ねえ』
聞いたことのある笑い声と似ている声だった。
『ばいばい。また明日』
なんでだろう
彼女の声が連発する
ドキドキがうるさい。
1月の寒い日
俺は恋に落ちた。

5/6/2023, 3:52:07 PM

明日世界が無くなるとしたら、何を願おう。



私は考えるのが好き。
自由の世界は広がってる。
思うだけなら誰でも出来るし
自分の思い通りになる。
そんなことを思っていた時。
舞台に人が現れた。
目が悪くて誰か見えない。
『あなた達は明日世界が無くなるとしたら、何を願いますか。』
聞き覚えのある校長先生の声。
長々しく続く話にウンザリしていた。
5月とは思えない暑さ、30度を超えているそう。
声が遠のき、前が暗くなる。
意識が遠のく中、私は──────────と考えていた

5/4/2023, 3:59:13 PM

今日は風が強いのか。 はたまた時間の流れが早いのか。
凄まじい速さで流れる雲を呑気な顔をして見つめる。
時間の流れにプレッシャーを感じ、焦りを見せる余裕のない自分を情けなく泣きたくなった。
いつも私は『焦り』を感じる。
良くも悪くもあるのかもしれない。
だがただただ不愉快だ。
なら焦らなければいい。
そう思うかもしれないが自分の感情をそこまでコントロールできるほどの精神年齢は持ち合わせていない。
少し湿っている芝生を肌に感じながら
中学生の頃の数学の先生を思い浮かべる。私は人に興味をあまり持たないし嫌いでもあるだがその先生は
イケメンだから好きだった。というのもあるが
性格もすごく私の好きな方だった。
やる気を人に押し付けないタイプだった。
その子がやると決める時まで待つ。
やる気が出たならその子を全力で応援する。
私は体育祭や音楽祭などの「クラスで団結しよう!必ず優勝しよう!」というやる気が嫌いだった。
かっこいいからでは無い。ただその子がそう思えばそれに従えばいいが、なぜかこちらにまで強要してくるのが気に食わなかった。
その数学の先生は教えるのもとても上手だった。私は元々数学は壊滅的なのだが、その先生になってから50は点数が伸びた。自分でもすごくびっくりして、先生が教えてくれたおかげですと伝えても、それは君が頑張ったからで俺のおかげではないんだよと。性格までもイケメンだった。
気持ちが悪いが匂いまですごく甘いフローラルな匂いがしていた。フェロモンと言うやつなのだろうか。
私は今もその先生が忘れられない。その先生が大好きで、中学二年生になった春、その先生が担任では無いのがすごく悔しく泣いてしまった。その時は胸が締め付けられ死にたくなる気持ちまであったが、今はそれは思い出話。
ポツポツと雨が頬に当たった。先生との思い出の場所を後にし、あの人がいる家まで走って戻ろうか。
私の心はとても快晴で太陽がキラキラと輝いていた。

4/23/2023, 1:55:12 PM

今日の心模様


『頑張ってる』
そう聞いて泣きそうになった。
そこ深くから溢れてくるものが
重くのしかかった荷が
すっと落ちた気がした。
空からは爽やかな
軽く明るい雨が不安定に降るでしょう。
傘をささずとも
あなたを濡らすことの無い
心地よい雨が降る模様です。
今日も元気に
明日も元気に
昨日もよく頑張った。
あなたはもうよく出来てる。
だからもう大丈夫。
安心して、手ぶらで人生を楽しんで。

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