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9/9/2023, 10:35:34 AM

世界に一つだけ

甥っ子が僕の似顔絵を書いてくれた。
世界に一つだけの宝物だ。
甥っ子が僕のために書いてくれた絵は沢山ある。その全てを保存している。

もらった絵を見返してみると生まれた時から見守ってきた甥っ子が、こんなに複雑な絵を描けるようになったのかと驚いた。改めて子供の成長の速さに驚く。

僕には甥っ子が2人いるのだが、もう一人の2歳になったばかりの甥っ子も言葉を話せるようになってきた。
トミカのミニカーを買って渡すとブーブー、ブーブーと言ってミニカーを持ちながら笑顔で飛び跳ねている。

その姿を見ると僕も自然と笑顔になる。
甥っ子たちの成長を見るのは僕の癒しだ。
僕の頬が緩むのと同時に財布の紐も緩んでしまう。
ついつい彼らが望むおもちゃを沢山買ってしまう。

子供のおもちゃを実際に買うようになると、その値段の高さに驚く。
甥っ子たちがいなかったら独身の僕には気づかなかったことだ。

値段が高い分、安全性が考慮されていることに気づいた。
そしてトミカのミニカーの精巧さに驚愕した。大人でも趣味で集めている人がいるのも納得の出来栄えだった。

今日も甥っ子が妹夫婦とともに家に遊びに来てくれてとても楽しい休日を過ごすことができた。

9/8/2023, 10:55:19 AM

胸の鼓動

一昨日6年前に喧嘩別れした友人から連絡があった。
僕から謝罪の連絡を送ったのだが5日間返信がなかった。
だから返事は来ないと諦めていた。

きっかけは僕が原因だった。
こんなに長い間連絡を取らないことになるとは思わなかった。
子供の時の喧嘩と違って、大人の喧嘩はすぐ仲直りができない。

友人から連絡が来た時、胸の鼓動が大きく高鳴った。
嬉しくて涙が出たほどだ。彼も同じだったらしい。
年甲斐もなくガッツポーズもしてしまった。
飛び跳ねてやったーと叫ばなかっただけまだマシだったかもしれない。
小さい頃の僕ならきっとやっていたと思う。

彼から連絡が来てから、失った時間を取り戻すようにずっと連絡をしていた。
彼もきっと僕のように仲直りしたかったのだろう。
彼から返事が来ない期間はとても落ち込んでいたが、連絡が来た今は謝罪の連絡をして本当に良かったと思う。

昔のような関係に戻れるかは今はまだわからないけれど、僕にとって彼はとても大切な友人だ。
少しでも前のような関係に戻れるように努力したい。

何においても受け身の姿勢であった僕だが、今回の件で自分から動き、関係を修復できたのは大きな前進のように感じる。
自分の行動によって悲しい過去も希望のある未来に変えられると分かったからだ。

9/7/2023, 11:02:37 AM

踊るように

僕の2人の甥っ子は踊るように人生を生きている。
自分のやりたいことに一心不乱に取り組み楽しんでいる。

甥っ子たちを見ていると僕はどうだろうか。
2人のように情熱を持って生きているだろうか。
ふと、そんなことを考える。

9/6/2023, 10:53:12 AM

時を告げる

時を告げる鐘の音が鳴る。
僕の祖父母の家にある時計は、童謡の大きなのっぽの古時計に出てくるような大きな時計だった。

1時間ごとにゴーン、ゴーンと昼夜構わず鳴り続けていた。
祖父母の家を思い出す時は、必ずこの音がセットになっている。
小さい頃はこの音がとても怖かった。
祖父母の家に泊まると夜中にこの音で起こされることがあったからだった。
音が怖くてトイレに行くことができないこともあった。

もうこの音を聞くことは出来ない。
津波で家ごと流されてしまったからだ。
とても幸いなことに祖父母は無事だった。
家を失った祖父母は僕の家の近くに居を構え穏やかに暮らしていた。
そして天寿を全うした。

新しい土地での慣れない暮らしは大変だったかもしれないが、それを感じさせないぐらい2人仲良く暮らしていた。
近所の人たちと新しく交流を持ち、信じられないくらい広い交友関係を作っていた。

自分には果たして同じことができるだろうかと考える。
どんな状況にもめげずに明るく生きていく、そんな二人の生き方は僕の目標だ。

祖父母を思い出す時、2人は津波で流される前の家にいる。
もちろん時計の音も一緒に頭の中で流れてくる。
昔は怖かった時計の音は今ではとても懐かしく温かい響きに感じるのだ。

9/5/2023, 10:13:49 AM

貝殻

古代中国では貨幣として扱われていたという。
だから、貯める、財、賃貸、お金にまつわる漢字には貝の字が使われるていると教わった。

その話を聞いた小さい頃の僕は家族で海に行った際に貝殻集めに没頭していた。
海からの帰り道にお店に行きおもちゃをたくさん買おうとしたのだそうだ。

僕の恥ずかしいエピソードの1つだ。

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