村影の仮面師

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7/19/2025, 8:26:13 AM

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🕊️ Special day:瓦礫の町、弓美と色の記憶

午後3時。陽は傾き始めていて、空の色が少し白んでいた。
弓美は背中のバックパックを持ち直す。地図も通信も頼りにはならない。今日も一人で町を歩いている。崩れかけた家々を巡り、食べ物や電池の残りを探す日々。誰かに会うことは、ほとんどない。

駅跡にたどり着いたのは、偶然だった。
ホームは草に覆われ、壁は半分崩れ、建物の一部だけが辛うじて残っていた。廃材が積まれて、入口は少し斜めに開いている。
「人がいなくても、風は通るんだな」
弓美は小さくそう思いながら、中へ入った。

暗い。埃の匂いがする。でも棚だけは、整っていた。
その奥にひとつだけ、瑠璃色の瓶。蓋は錆びていたけれど、中は澄んでいた。ほとんど奇跡のように。

そのとき、奥から声がした。

> 「……よう来てくれたなぁ。」

弓美は驚いて振り向いた。
店の隅、古い椅子に座っていたおじいさん。痩せていて、顔色も薄かった。でも目はしっかりしていて、優しい光を帯びていた。
肩には酸素のチューブ。息をするたび、かすかに装置の音が響いていた。

> 「もう、誰も絵を描きに来んから……ずっと、ここで待ってたんや。」

> 「食べ物探しに来ただけなんです。ごめんなさい。」
弓美が言うと、おじいさんは首を横に振った。

> 「謝ることやない。描くために来なくても、この瓶を選んでくれただけで、わしには十分や。」

風が窓の割れ目から通り抜けて、吊るされた錆びた風鈴が、静かに鳴った。
その音は弱かった。でも、確かに存在していた。

> 「今日が、あんたにとっての“特別な日”かもしれんのう。
誰に見せるでもなくてええ。空を残したいと思ったら、それだけで、ようけ価値があるんや。」

弓美は瑠璃色の瓶を手に取った。
冷たかった。でも、その冷たさは、確かに生きていた。

> 「ありがとう。描いてみます。」
> 「見つけてよかったです。」

おじいさんは微笑んだ。
それは、誰かに何かを手渡すときの顔だった。


( ´ ▽ ` )ノこんにちわ〜
皆さんはお元気ですか(o・ω・o)?
私は、暑いのでこの物語を室内で書いてます(¯꒳¯٥)
何の話しようかな、でもネタが無いです(*´艸`)
ほんじゃあまた明日書きますね(*´艸`)

7/18/2025, 8:04:52 AM

『木陰の囁き』– 少年と風

夏の終わり、少年は古いカメラを片手に、木々の影を追いかけていた。
風が吹くたび、レンズに映る景色が揺れる。木陰の模様が時間のしずくのように移ろい、少年の心に何かを残していく。

「この影、昨日とは違う気がする」少年はひとりごちる。
彼にとって木陰は、日々を記録するアルバムのようだった。それは過去でも未来でもない“今”を封じ込める静かな魔法。

そんなある日、木陰の下に落ちていた風鈴の破片を見つけた。
ガラスの欠片が光にきらめき、少年は思わずシャッターを切る。何かが始まる予感。それは思い出になるかもしれない、ある夏の物語の種。



作者からのメッセージ⤵
皆さん、こんばんは(*´▽`*)
皆さんはお元気ですか(o・ω・o)?
私は、明日から学校が夏休みに入るので凄く元気٩(๑❛ᴗ❛๑)۶です!
皆さんは長期休みの人と仕事の人居ますね、、頑張って下さいヽ(•̀ω•́ )ゝ
本当に陰ながら応援してます(;'ω'∩)
休憩時間の時に暇だったら私の物語をお読みになるくらいでいいですよ( ̄ω ̄;)
無理して迄、見なくて良いですよ(゜Д゜)
後、夏休みの間は頑張って下さ毎日書くようにします(´ ゚ω゚`)
楽しみにして下さると嬉しいです( *´꒳`* )
皆さん足元注意ですよ(*´艸`)
足を滑らせて腰を打たないように気を付けてください、
それでは明日も皆さん個々に
٩(。•ω•。)وファイトォーデス!
なう(2025/07/18 17:04:49)書き上げ

7/16/2025, 12:10:03 PM

『白昼の風鈴』

真夏の午後、蝉の鳴き声だけが遠くに響く中、風鈴職人の〈奏多〉は古びた工房でひとつの風鈴を仕上げていた。
硝子越しに差し込む陽光が、机の上に虹色の輪を落とす。その瞬間、ふと意識が遠のき、奏多は目を閉じる。

次に目を開けたとき、彼は見知らぬ町に立っていた。すべてが優しい色合いに包まれ、風鈴の音が風に乗って流れてくる。
道端には、幼い頃に別れた祖母の笑顔があった。「この風鈴の音、まだ覚えてる?」と彼女が語りかける。

彼女の手には、奏多が作ったはずの風鈴が揺れていた。
でも、それは工房には存在しなかった色――夢の中でしか見たことのない瑠璃色。

祖母と過ごす穏やかな時間。夏祭り、縁側、麦茶の香り。
そのすべてが真昼の陽射しと共に、夢のように淡く儚く、美しい。

目覚めると、工房には静けさだけが残っていた。
でも――机の上には、瑠璃色の風鈴が、風にそっと揺れていた。

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作者からメッセージは特にありません〜

7/16/2025, 6:26:24 AM

2人だけの。

君は覚えてるかな、、?
僕と君が初めて出会ったあの日。
蝉の鳴く声が途切れ途切れに響く、夏の午後三時。
図書館の裏手、古い銀杏の木の下で、
風がページをめくってくれたみたいに、偶然、視線が重なった。

君は白いワンピースを着ていて、
少しだけ眩しそうに目を細めて、僕を見ていた。
その瞬間だけ、時間がゆっくりになったみたいだった。
時計の針も、蝉の声も、風の音も、全部が僕たちを見守ってるようで。
それが、僕たちだけの「始まり」。

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作者からのメッセージ⤵
皆さん、
(*ˊᗜˋ*) ノこんにちわ
日毎暑くて、ちにますね(*´艸`)
皆さん、ちゃんと水分補給して下さいね( *´﹀` *)
出来る限り日に当たらない所で水分等塩分チャージ等汗を拭いてくださいね(*´▽`*)
これから仕事の人頑張ってください。(𝑭𝑰𝑮𝑯𝑻です!)
そして学生の皆様授業お疲れ様です!
そして仕事終わりの人ぉ疲れ様です(。*・д・。)ノ
(書き上げた時間は(2025/07/16 15:26:05)

7/14/2025, 5:01:53 PM


今日はネタ切れなんでなんか短編にします(> <;)



タイトル:夏

田んぼの間を抜ける細い坂道を、僕は麦わら帽子を押さえながら歩いていた。
風に揺れる稲の音が、ひぐらしの声と重なって耳に残る。
遠くに朱塗りの鳥居が見えはじめると、胸の奥がふっと熱くなるのを感じた。

門の前で彼女が待っていた。
桜色の浴衣に、風になびく髪。小さな巾着を抱える姿は、まるで絵の中の人みたいだった。
「暑かったでしょう?」と笑って、巾着の中から一本のラムネを取り出す。
彼女の指先から渡された冷たい瓶は、ビー玉の音とともに僕の心まで涼しくしてくれた。

祭りの境内は、どこか素朴で穏やかだった。
焼きとうもろこしの香ばしい匂い、風鈴の音、狐の面をつけて走る子どもたちの笑い声。
ふたり並んで歩いていても、言葉はほとんどいらなかった。
ラムネの瓶が揺れる音だけが、互いの気持ちをそっとつないでいた。

祭りを抜け、道沿いに流れる川へと向かう。
空は藍に染まりはじめ、橋の上では水面が星と提灯の光を受け止めていた。
彼女は浴衣の袖を静かに押さえながら、川の流れを眺めている。
その背にそっと近づいた僕は、何も言わずに隣に立った。

「…来年も、またいっしょに来ようね」
彼女がぽつりとそう言って、ゆっくり僕の方を向く。

そして──

そっと唇が触れ合った瞬間、
夜空に轟音が響いて、大輪の光が咲いた。

どんっ。

特大の花火が、ふたりの真上で音を立てて広がる。
金、紅、藍──ひらひらと降る光が川辺を染める。
浴衣の彼女の影が、橋の欄干にやわらかく揺れた。

僕らは顔を離さず、そのまま少しだけ笑った。
ラムネのビー玉がカラン、と瓶の底で静かに鳴った。
火薬の匂いと、彼女の鼓動と、空を裂く光。
それら全部が、この夏を永遠にする。



作者からのメッセージ⤵

ちょっとだけ、お話したいことがあります。
私は、障害を抱えて生きています。
これまで言えなくて、ごめんなさい。
気持ちを言葉にするまでに、少し時間が必要でした。
でも今は、伝えられるようになった自分を、そっと誇りに思っています。
もし「障害者が書いた物語なんて…」と思う方がいらしたら、どうか静かに画面を閉じてください。
その考えに無理に触れなくてもいい…そう思えるようになりました。
そして、読もうとしてくれたあなたへ。ありがとう。
優しいあなたがいてくれることが、私にとってとても大切です。
それから…まだこうして読んでくださってるあなた、
これからも、どうぞよろしくお願い致します((*_ _)

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