_*みゅら*_

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5/7/2023, 5:48:28 AM


私はある小説を読んでいた。その小説は翡翠という女の子が薔薇の花弁を1枚1枚取っていく度に願いを唱えるという小説だった。題名は『 明日世界がなくなるなら、何を願おう』という題名だった。今日は雨だしゆっくり家の中で過ごそうと思っていたので読んでみたのだが、内容はとても残酷だった。その小説の中の1頁はこのような感じだった。

ある日のこと。翡翠はもう駄目だ、そう思った時であった。何故かちょっと大きめの地震があった。外に居ても分かるぐらいの揺れだった。翡翠は自分の携帯を見てみると隣の県でちょっと小さい爆弾が落とされたらしい。携帯に写っているニュースによると27歳の男性達が悪戯で落としたらしい。するとこちらの県にも更に小さい爆弾が落とされたらしい。煙がもくもくと空に向かって飛んでいるのが分かる。翡翠はぼーとしていると翡翠の影と何やら影が重なった。其れは爆弾を運んでいる飛行機だった。

という戦争に近いような話だった。私はちょっと熱くなり隣のページまで読んだ。

翡翠は一瞬何か分からなかったが直ぐに理解した。あれは27歳の男性達が乗っている飛行機なのだと。翡翠はまた薔薇の花弁を1枚取るとこう唱えた。『 未来に行けますように。』と。そう唱えた瞬間力が抜け、浮くような感じがした。

そう私はこの小説を読んでいるとあるニュースが入った。『 人類絶望の危機』というちょっと怖いニュースだった。私そのニュースを見ると、『 明日大きな震災が私達の住んでいる地球に襲い掛かります』と言い出したのだ。次に男性が『 明日世界がなくなる可能性が高いです』と言い出した。この時私は理解した。もう死ぬのだと。そして私は左手にあった小説を目にし、はっとした。急いで私は外に出て、庭の薔薇を綺麗に取り、花弁を1枚取り唱えた。『 素敵な未来に行けますように。』と。すると私は体の力が抜けた気がした。それにちょっと浮いた気もした。

すると私は病院にいた。どうやら未来に行けたようだ。また見た事のない物があったのは別のお話。

翡翠の花言葉『 私を忘れないで』


お題˚*.꒰ 明日世界がなくなるなら、何を願おう꒱.*˚

4/23/2023, 5:16:34 AM

たとえ間違いだったとしても自分の考えを信じ抜いて前を向いて歩こう。

たとえ心が泣いていても前を向いて生きよう。

辛い時は好きな時だけ泣いて好きな時だけ弱音を吐いたっていい。

自分の好きなように生きていい。好きなようにしていい。

これは君の人生なのだから。

˚*.꒰ たとえ間違いだったとしても ꒱.*˚

4/2/2023, 11:23:44 AM

☏『 そうなんだ!(笑)』
☏『 そうそう(笑)それでさぁ〜(笑)』
☏『 うん(笑)』
☏『 僕達この関係やめない?』
☏『 ……は……?』

私は男友達の蓮と暇だからという理由で電話をしていた。私は元々男達とは話すのが苦手な方だが何故か蓮とは話せる方だった。だが、たった今あの蓮が私に"僕達この関係やめない?"と言ってきたのだ。私は理解が追いつかなかった。この関係をやめない?と言われたのだから。信じていたのに。私にとって大切な人なのに。

☏『 ど、どういう事?…』
☏『 縁を切るの。』
☏『 な、何でよ』
☏『 飽きたから。目障り。』
☏『 ……。』
☏『 ていうか…君僕の家来た時にあげた"ネックレス"他の子にあげたんでしょ?』
☏『 は…?あげてないけど?証拠は?』
☏『 その子に聞いたよ?見せてもらったけど僕があげたやつなんだけど。見損なった。』
☏『 それは…姉さんに…』
☏『 言い訳したって…本当に最低だね』

そう言って切れた電話。静かな部屋には"怒り"と"悲しみと"と"悔しさ"だけになっていた。何もしていないのに。「見損なった」とか「最低」とか。此方の台詞だよ。と思いながらも昨日買った缶ビールを開け一気飲みした。
暫くすると私は寝ていたらしく、何時の間にか涙が出ていた。そうだ。夢を見たんだ。蓮が目の前で死ぬ夢を。縁なんて切ったのに。如何して"涙"が出るのだろう。死んだから?守れなかったから?それとも…嫌いになった人が死んでくれたから?いくら考えても分からなかった。

私は自分の部屋に戻ると蓮から貰ったネックレスを壊し、捨てた。如何してだろう。私の唯一の"大切な物なのに"。壊す理由なんて無いのに。涙が止まらなかった。

私は蓮と連絡先を交換していた為、蓮に『 死ぬから。(笑)良かったね。嫌いな人が死んで。幸せにね。』と送り、ちょっと遠い川に行った。すると蓮が『 何言ってんだよ!』と言いながら来た。何でよ。と思いながら『 さぁ?何ででしょうね?クズ男さん(笑)』と冷たく言い返す。暫くして蓮が『 心中しようか』と言い私は『 たまにはいい事言うじゃん(笑)』と許可し一緒に川へ飛び込んだ。


そして私達はもう1つの大切なもの。それは"命"。命を"亡"くしたんだ。

物を"無"くすと命を亡くす(落す)のは訳が違うもんね。

お題 ˚*.꒰ 大切なもの ꒱.*˚

4/1/2023, 11:25:22 AM

ある少女が居た。少女は12歳ぐらいの子で腕には痣があった。恐らく親から暴力を受けていたのだろう。少女の名は六花というらしい。六花は本当の親ではないと思い、家出をした。暫くすると知らない路地裏に居た。路地裏には特に何も無く、ただ一本の花があるだけだった。花はとても綺麗で花弁は五枚あった。『 私もこの花のように綺麗になりたかった。』そう呟いていると、一匹の黒猫が六花の視界を横切る。黒猫はこっちに来てと言うかのように、にゃーんと鳴く。六花は綺麗な花を持ち、黒猫について行くことにした。

黒猫について行くとそこには狐のような耳が生えていて糸目な男の子が立っていた。気づくと黒猫は消えていた。六花が声を掛けようとした時と同時に男の子が『 君……辛かったでしょ?』と六花に優しい声で囁いた。確かに辛かった。誰も理解してくれなかった。六花は言葉が出なかった。暫くすると男の子が『 僕も同じ。君は六花ちゃんで合ってるかな?』
と声を掛けてくれた。六花は『 うん。貴方は?』そう聞くと男の子は『 僕は紫雨。』と直ぐに言ってくれた。紫雨は六花の方に寄り、こう言った。『 その花綺麗だね。その花と交換に君を転生させてあげる。どう?』と。六花はこの花と交換で自分の人生が変わるならと思い、『 いいよ。私の人生が変わるなら…』と紫雨に言いながら綺麗な花を渡した。紫雨は『 多分転生後も会えるかもね。有難う……』と言った。

気がつくと六花はベッドの上にいて隣には"あの人"が居た。『 やぁ!僕の事覚えてる?』と優しい声で六花に聞く。六花は勿論覚えていた。命を助けてくれた人なのだから。『 えぇ。覚えてるよ。紫雨さん』『 良かった(笑)』と会話が弾む。話すことが楽しいことだと初めて思った六花は『これが"幸せ"ていうものかのかな 』と紫雨に尋ねる。すると紫雨は『 そうかもね(笑)』と笑いながら答える。

転生後はとても楽しく友達もでき、芸術家として有名になった。幸せで満ちた。でも人によって"幸せ"の感じ方は違う。もう一度考えて欲しい。幸せとは何なのか、幸せとは嬉しい時だけに感じるものなのか。考えて欲しい。皆さんにとって幸せとは何ですか?


お題 ˚*.꒰ 幸せに ꒱.*˚