_*みゅら*_

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私はある小説を読んでいた。その小説は翡翠という女の子が薔薇の花弁を1枚1枚取っていく度に願いを唱えるという小説だった。題名は『 明日世界がなくなるなら、何を願おう』という題名だった。今日は雨だしゆっくり家の中で過ごそうと思っていたので読んでみたのだが、内容はとても残酷だった。その小説の中の1頁はこのような感じだった。

ある日のこと。翡翠はもう駄目だ、そう思った時であった。何故かちょっと大きめの地震があった。外に居ても分かるぐらいの揺れだった。翡翠は自分の携帯を見てみると隣の県でちょっと小さい爆弾が落とされたらしい。携帯に写っているニュースによると27歳の男性達が悪戯で落としたらしい。するとこちらの県にも更に小さい爆弾が落とされたらしい。煙がもくもくと空に向かって飛んでいるのが分かる。翡翠はぼーとしていると翡翠の影と何やら影が重なった。其れは爆弾を運んでいる飛行機だった。

という戦争に近いような話だった。私はちょっと熱くなり隣のページまで読んだ。

翡翠は一瞬何か分からなかったが直ぐに理解した。あれは27歳の男性達が乗っている飛行機なのだと。翡翠はまた薔薇の花弁を1枚取るとこう唱えた。『 未来に行けますように。』と。そう唱えた瞬間力が抜け、浮くような感じがした。

そう私はこの小説を読んでいるとあるニュースが入った。『 人類絶望の危機』というちょっと怖いニュースだった。私そのニュースを見ると、『 明日大きな震災が私達の住んでいる地球に襲い掛かります』と言い出したのだ。次に男性が『 明日世界がなくなる可能性が高いです』と言い出した。この時私は理解した。もう死ぬのだと。そして私は左手にあった小説を目にし、はっとした。急いで私は外に出て、庭の薔薇を綺麗に取り、花弁を1枚取り唱えた。『 素敵な未来に行けますように。』と。すると私は体の力が抜けた気がした。それにちょっと浮いた気もした。

すると私は病院にいた。どうやら未来に行けたようだ。また見た事のない物があったのは別のお話。

翡翠の花言葉『 私を忘れないで』


お題˚*.꒰ 明日世界がなくなるなら、何を願おう꒱.*˚

5/7/2023, 5:48:28 AM