あお

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8/3/2023, 11:01:30 AM

※胸糞が悪い


君の目が覚めるまでに、
わたしはなにを望むだろうか。

君の恋人になりたい
特別な存在になりたい
君と今すぐ結婚をしたい
君の喜んだ顔も悲しんだ顔も苦しそうな顔もなにもかも全部
わたしのものにしていたい。

沢山の欲望が私を呑み込み、溺れさせ、戻れなくする。
私欲だらけの汚い感情を、君が好きになるはずがないのに
何故か自分を止められないんだ。

ねぇ、はやく目を覚まして。…返事をしてくれないの?
「……ねえ、**……」

そりゃあ、そっか。

まるで悪夢みたい

君のふつうの恋人になりたかった。
妻のような特別な存在になりたかった。
君とふつうの結婚をしたかった。

私の欲望はほとんど叶わなかった。

でも、
君の悲しんだ顔は……苦しそうな顔は…
私の手によって、私のモノだけにすることが出来た。

誰にも奪われることの無い、きもちのわるい顔。

もう君は息をしない。
私が首を絞めたから。

もうあの顔は二度と見れない。
私が彼女を殺したから。

もう彼女は目を覚まさない。

誰かに首を絞められているみたいに、苦しさでたまらない。
君が目を覚ますまでに、もっと苦しませる準備してあげるからさ。
だから、早く、早く、起きて?

また苦しんだ顔をわたしに見せてよ


『目が覚めるまでに』

8/2/2023, 2:21:13 PM

8月1日

数ヶ月前に余命宣告をされた私。
そんな私の元に、笑顔で健康体そのものな貴女が病室にやってくる。
毎日駆け込んできては嬉しかったことをずっと話す。
そんな笑顔に、憂鬱だった心も晴れる。

私が一時的に危なかった時も
真っ青な顔をしながら病室に来てくれて、
たくさん私のことで泣いてたね

うれしかった、まだ貴女と生きていたかった。

でも無理だ。
わたしの命が近いうちに枯れ果てて、貴女と生きれない。
そう考えるだけで涙は止まらない。

8月3日

母たちが駆け足で私の病室に入ってきた。
なにかの知らせだろうか。
「**ちゃんが…交通事故で亡くなったって……」
「は?」

意味がわからない、私よりも先に死ぬなんて。
そんな事考えもしていなかった。
どこの誰なの、彼女を轢いた奴は。
許せやしない。謝られたって絶対ゆるさない。

憎しみ、悔しみ、寂しさ。
感情が雪のように重なって、崩れてった。
なんか、もう、こわれちゃった。

8月5日

病室に貴女は来なかった。
当たり前だ、彼女は死んだのだから。
死んだんだ。私の初恋の人は。
自分が寂しさで壊れそう。もうこれって依存だよね。

天国で貴女に会えるといいな。


『病室』

8/1/2023, 10:57:29 AM

明日、もし晴れたら。

ひとりでどこかに出掛けようか。
誰かとどこかへ出掛けようか。

ひとりで家に引きこもろうか。
友達を誘ってゲームをするのもありだなぁ。

ワクワクしながら妄想するけれど
結局どこも行かず終わりになるのが現実なんだろう、
当日になれば少しばかり面倒くさくなってしまう。

まぁ……
ダラダラしながら過ごす一日も、
悪くないんじゃないかな。


『明日、もし晴れたら』

7/31/2023, 10:37:04 AM

特に人への思いとかそんなのないのだけれど。

ただ真っ直ぐ生き、結局朽ち果て死んでいく。
それだけの事なのに。

人と関わり、別れの時
何故寂しい思いを人は抱えなければいけないの。
もうあんな寂しい思い、私はしたくない。

だから、一人でいたい。


『だから、一人でいたい。』

7/30/2023, 10:27:51 AM

澄んだ瞳で私を見つめる君。

どうかその目でこちらを見ないでくれないか。
屈辱や人に対する嫌悪。劣等感、その他諸々汚い感情。
私の内に秘めたもの。

君の目にはそれが透け見えているように思えてしまう。
だから、だから……

澄んだ瞳から、私をどこかに捨てておくれ。


『澄んだ瞳』

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