五味川純

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6/21/2023, 4:58:10 PM

好きな色

“与えられた場所で美しく咲きなさい”と言われたことがある。私たちは自由自在に生きたいと思うが、どうしても制約があるものである。私が生まれた国、私の性別、私の体格、私の性格。すべてに制約がかかっている。これらの制約の中で美しく咲けば良いと思っている。それがおそらく今、私が生きている課題なのだと思う。それ以上のことは神さまも望んではいないと思う。私には好きな色がある。それは深みのある青色である。私はその色がたとえ目立たない場所であっても、誰かの目にとまれば良いと思っている。それはひとりでも十分だと思う。いやむしろひとりであってもらいたい。自分が生きていたことを知ってくれる人がひとりでもいてくれれば私はそれで満足する。

6/21/2023, 12:32:04 AM

あなたがいたから

あなたがいたから私は恋に堕ちたのよ。恋に堕ちるのは悪いことかしら?恋ほど魅力的な誘惑なんかあるのかしら?あなたとどこまでも堕ちて生きたい。気にしなくていいのよ。みんなそうなんだから。不可抗力なのよ。アダムとイブの物語を知っているでしょう。なんてロマンチックなんでしよう。法律は人間の理性が作ったなんて今でも思っているの?法の中には罪が忍びこんでいるの。そう思わない?

6/19/2023, 6:51:54 PM

相合傘

雨が降ると幸せそうな恋人たちが相合傘をさしているのを見る。彼らはこんなことを考えないであろうが、僕は考えてしまう。“きっと雨が降ったことに感謝しているに違いない”と。僕ときたら雨が降ったおかげで、酷いことになってしまった。日がさすと影が出来る。明るい僕と暗い影。1つの出来事が人生に明暗を与えることがある。あの時の明るい僕は何処へ行ってしまったのであろうか?今の僕はあの時の影のようだ。そうだ、忘れていた昔の仲間たち。昔の仲間たちに会えてとても嬉しい。昔のように明るくはなれないが、影もそれほど暗くはない。ほどよく温かくて昔のような酷暑でないのが嬉しい。

6/18/2023, 4:25:55 PM

落下

落ちることは良くないことだと思う。試験に落ちると恥ずかしい思いをする。人間は神さまが堕落したためだと言われている。だから人間は神さまに成りたいと思うのであろう。人間の体には血液やリンパ液が流れている。下へ行くのはそれはそれでいいと思うのだが、上へ向うためには筋肉を動かさなくてはならない。すなわち上昇するためには運動が必要なのだ。私たちが労働に価値を置くのはことためなのだと近ごろ考えるようになってきた。

6/17/2023, 1:22:35 PM

未来

私たちは物ごとを進めるときには計画を立てる。まずは目標を設定して、それからそこへいたるための手順を考える。でも計画どおりには進まないことを私たちは知っている。何故なのだろうかと考えた人がいたはずである。それは地球が動いているからだ。私たちが今、立っている所は絶対的なものではない。神さまが地球を動かしているのだ。そう考えると神さまが絶対神と言われるのが分かる。最後は神さまが決めることになっている。

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