好きな色
“与えられた場所で美しく咲きなさい”と言われたことがある。私たちは自由自在に生きたいと思うが、どうしても制約があるものである。私が生まれた国、私の性別、私の体格、私の性格。すべてに制約がかかっている。これらの制約の中で美しく咲けば良いと思っている。それがおそらく今、私が生きている課題なのだと思う。それ以上のことは神さまも望んではいないと思う。私には好きな色がある。それは深みのある青色である。私はその色がたとえ目立たない場所であっても、誰かの目にとまれば良いと思っている。それはひとりでも十分だと思う。いやむしろひとりであってもらいたい。自分が生きていたことを知ってくれる人がひとりでもいてくれれば私はそれで満足する。
6/21/2023, 4:58:10 PM