静か。静かだ。いくらなんでも静かすぎる。
物音一つしないのだ。
君は信じられるか?
物音が一つもしなくて辺りは真っ白。頼りになるものなんて何にもなくて、周辺を見渡すことしか出来ないこと。
想像できるか?信じられるか?
自分が足音を立てようとしても何も聞こえない。
声を出そうとしても喉から声が出ない。
きっと声の出る感覚があったとしても自分には聞こえない。
そんなこと、想像できるか?お前に。
出来ないだろ。お前はした事ないことをただの文字では想像できない。
なぜならお前は俺の事にちっとも興味をもっていないからだ。
お前はそれすらも理解していない。
それが俺にとってどれほど辛いことであるか、どれほど悲しいことであるか、どれほど嫌になることであるか、それすら分かっちゃいない。
そんなお前がつくづく嫌いだよ。
『らゅくん!投稿おつかれさま!3:20のとことか、8:56のとことかめっちゃすき😂♡次の投稿も楽しみー!』
20分前の元推しの投稿にコメントした。
別段思ってもない言葉である。
らゅくんへの思いはもう殆どないが彼を大変推していた時期は毎日毎日欠かさずコメントしていたので今も続けているだけ。
続けている事が大事かなと思っているので彼が活動を辞めるまでこの思ってもないコメントは続ける気だ。
何故私はこんな無駄なことに時間と思考を使えるのか。私が知りたい。
開けないっていうか、開きたくないって言うか、なんて言うか、ずっと放置してるLINEならあるよね。
ほら...コラボしたスタンプが欲しいがために友達追加した公式LINEとかさ。
正直興味無いし。またコラボするかなーーーーって思うとブロックできないし。毎回毎回通知来ても非表示にしてる。
そういうLINE、ひとつくらいあるよね?
当たり前体操なんてよく言ったものだけれど誰の当たり前をそうやって押し付け合えば、なんとなくある『常識』にたどり着くのだろうか。
「非常識ねぇ。」なんて陰口はどうやったって無くならない。
『自分』が一番正しくて、世界は『自分』を中心に回っていて、この世の全てが『自分』だと思っているから。
思うに、常識なんて押しつけに押し付けて押し付け合いながらなんとなくで出来上がってるもの。
『当たり前』だって本当は当たり前じゃないかもしれない。
標準語だと思ってた言葉が方言だったりする、そんなもんだ。
白い糸。それを俺が赤に染めて彼女の小指に繋げた。絶対に離れないように、強く、強く結んで。
彼女の小指に元から付いていた赤い糸は切っておく。
すると切った赤い糸は色を抜いて白くなって行く。
そうしないと彼女は俺だけを恋人にしてくれない。
彼女には俺だけなはずなのに。
何処の馬の骨かも分からない奴と糸を結ぶだなんて許せないけれど、彼女は抜けているところがあるから強く怒れない。惚れた弱みだ。
いつまでも、来世でも、愛してる彼女に口付けをして生まれ変わる準備をしに彼女の元から離れた。