紫雨

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1/13/2026, 5:05:14 PM

寝る時は、だいたいの人が目を瞑るだろう。僕だってそうだ。部屋を暗くして、目を瞑る。でも、そうしたら今日あった嫌なことや、いつの日か失敗してしまったことなど、頭の中でぐるぐると思考してしまって、涙を流しながら眠りにつく。今から僕が話すのは、昨日見た夢の話だ。

ふわふわな雲の上に乗っていた僕は、心の余裕があってとても笑顔だった。そうしたら、空からキャンディーが降ってきて、それを1口食べると、一瞬にして場面が切り替わった。
次は街外れの小物屋の子供になっていた。そこでは、自由気ままに楽しく仕事を手伝っている僕の様子があった。すると、またキャンディーが降ってきて、僕は急いで食べた。
次はサーカス。次はアニメの世界。次は、親と楽しく暮らしている僕。また、僕はキャンディーを食べた。すると、どうだろう。母と父が喧嘩している場面から始まった。
「なんでアンタはいっつも私を傷つけるの?!何がわかった?何が次からよ!!何も分かってないじゃない…!そんな口先だけの言葉。もう飽きたのよッ!」母が机を強く強く叩いた。父がため息を漏らしている。そんな中、僕は何も言えず、ただひたすらにキャンディーを舐めていると、「うるさいッ!」と母に怒鳴られ頬を思いっきりぶたれた。とても痛かった。粉々になってしまったキャンディーを見ながら僕は思った。ずっと夢の中に居たいなぁ…

1/7/2026, 5:39:46 PM

何故、雪が降ったら喜ぶのだろう。珍しいから?楽しいから?雪が降ることによる被害はとても多いのに、何故か雪が降って欲しいと願う人が多い。僕は分からない。なぜ、害あるものなのに…。そんな屁理屈ばっかり考えながら育ってきたんだ。当然友達なんていなくて、いつも1人ぼっち。僕だって、みんなと同じ感性で生まれたかった。無邪気に雪を嬉しいと感じたかった。周りと少し違うだけで何故輪の中に入れてもらえない?皆同じ考えだったら世界は発展していない。だから、新しい考えを持つ者は貴重なはずなのに。何故?僕は君達より優れているはずなのに、なぜ?
イライラして、皮膚を掻きむしる。この爛れは必ず冬になったらできてしまうんだ。

ねぇ!雪ってなんでおそらからふってくるの?
それはね、神様が皆笑顔になりますようにって私たちに幸せを届けてくれてるのよ。
へー!じゃあ、神様はおともだちたくさんなの?
うん!神様もお友達沢山いると思うよ。

12/25/2025, 1:13:14 PM

クリスマス。それは、キリストの誕生日。いつの日かそれは恋人と、家族と、大切な人と過ごす日になっていった。  

今日はクリスマス。雪が白いベールみたいに降り注ぎイルミネーションがいい差し色となり人々を輝かせる。というのは妄想の中の話で私は1人部屋の中。誰か来てくれないかなぁ……なんて考えながら外に出る準備をする。何故今日バイトなのか…虚しくなった自分を慰めているとあっという間にバイト先。私が少女漫画の主人公だったら今日運命の出逢いを果たすだろうな、まぁそんなこと起きないんですけど…
夕方のケーキ屋とは忙しいものであっという間に夜。恋人達に囲まれながら背中を丸めたイケメンがきた。振られたのか。と哀れみの目を向けていると「あ、あの!姉さんが貰ったら喜ぶケーキってなんですか!」と話しかけてきた。えこれは、主人公になれるチャンス?と思いながら答えようとした時、プルルルル。彼の電話が鳴った。「あ、ごめん!今お店着いた…すぐ買ってくるから待ってて!」…「すみません…」

バイト終わり。イルミネーションを見ながら
「サンタさん。来年は私を主人公にしてください」と必死に願いながら帰った。

12/18/2025, 3:38:34 PM

「僕、もう無理かもしれないんだよね。」
急に言われたその一言。俺は必死に理解しようと思考を巡らせたけどやっぱり理解出来なくて、「え、?なんて?」ってきっと1番しちゃダメな反応をしてしまった。
「んー、一言で言うと、死にたい?的な?笑」
そうやって、へらへら笑いながら言う君の顔を、俺はどんな風に見てたんだろう。その場の時が止まったような感じで、表情筋を動かすことも許されないような。そんな感じだった。「え、なんで、俺に、?」息を飲み、瞳孔が震える中、俺は言葉を紡いだ。
すると君は少し間を開けた後に言った。
「君の事が好きだから…いや!ごめん。変、だよね!引いた、?」
そう、焦る君を何故か俺は抱きしめて、静かに泣いていた。
"俺も、好き"

12/16/2025, 2:37:44 PM

貴方はずっと、私の言う通りにしていればいいのよ。
そう、母に育てられた。きっと、母にとって私は自分の成し得なかった夢を叶える為の人形だったのだろう。だから私は母の言う通りにしてあげた。毎日の運動や食事制限。ましてや関わる友達さえも母は制限した。私は可哀想だったのだ。“自分の夢を自分で叶えられない母“が、哀れで仕方がなかった。

あれから時はたち、今日は高校の卒業式。母は、泣いていた。そんな母の胸に私は思いっきり刃物を突きつけた。
グサッ。という音を立てると思っていたが案外静かに刃は、母の肺を貫いた。グルグルと音を立てながら何かを必死に伝えとうとする母。私はそんな母の横に行き、そっと囁いた。
大嫌い。

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