灰瀬

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8/12/2024, 12:36:23 PM

君の奏でるは生命の音楽

その軽やかな足音

擦り寄る体温の下の確かな鼓動

耳を掻く足捌き

心を奏でる尻尾のタクト

一瞬はためく軽快な耳のスピン

そして、ニャアオに込められるたくさんのメッセージ

君の奏でる音楽は生命そのもの

確かで儚く愛おしい音楽だ


*君の奏でる音楽**

8/12/2024, 1:32:50 AM

あの夏
蔦で編んだ籠を腕にぶら下げて
弟と二人で卵を買いに行ったっけ

おやつの時間をとうに回って
橙色の日が差し始めた小道
小さな手と手を繋いで歩いたっけ

温かい卵をたくさん貰って
割れないように割れないように
家路を二人で急いだっけ

二つ並んだ麦わら帽子
蝉達の合唱を聴きながら小道を辿った
あの夏


*麦わら帽子**

8/7/2024, 12:14:24 PM

世界は暗闇一色だ。
何を見ても色を感じず、何を聞いてもただの音で、何を嗅いでも匂いは分からず、何を食べても味気ない。
そんな日々に君が現れた。
暗い世界の片隅で膝を抱えて丸くなっていた僕を、君は見つけて、目を合わせてくれた。
手を繋いで立たせ、明るい方へと一歩ずつ共に歩いてくれた。
君の笑顔は闇を溶かす。触れた手は温かく、耳に馴染む声で僕の名を呼ぶ。君の焼いたクッキーはふうわり香って、一緒に食べるとやんわり甘い。
世界は暗闇一色だった。
けれども君が現れてからは光が差すようだ。
ありがとう。君は僕の太陽だ。
次は僕も誰かの太陽になりたい。そんな風に生きていきたい。


*太陽**

8/6/2024, 8:03:41 AM

リンゴンリンゴン 鐘が鳴る
私の心の鐘が鳴る
素敵な彼に一目惚れ
朝一番の鐘が鳴る

キンコンキンコン 鐘が鳴る
クラスの予鈴の鐘が鳴る
廊下の彼女は大丈夫かな
もうすぐ授業が始まるよ


*鐘の音**

8/3/2024, 5:36:26 PM

あなたはとても美しい人
眉目秀麗 才色兼備
そのすみれ色の瞳に映されるなら
私の全てを差し出しても構わない

たとえあなたが2次元コミックの世界の人でも


*目が覚めるまで**

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