あの夏蔦で編んだ籠を腕にぶら下げて弟と二人で卵を買いに行ったっけおやつの時間をとうに回って橙色の日が差し始めた小道小さな手と手を繋いで歩いたっけ温かい卵をたくさん貰って割れないように割れないように家路を二人で急いだっけ二つ並んだ麦わら帽子蝉達の合唱を聴きながら小道を辿ったあの夏*麦わら帽子**
8/12/2024, 1:32:50 AM