どこにいっても、何があっても泣かない人は存在する。
大切な人に涙を見せることは心配をかけるだけだから、人前では泣かない人。
本当に感情が揺さぶられることが少なくて、泣く理由も見つからない人。
泣くことは恥だと感じ、泣く姿を晒したくない人。
様々な背景があって泣かない人は多いだろうと思う。
泣かないよ、っていう言葉は強いけど、強がりだなあって感じる。強がりさんが泣いていい?って言える関係になりたいな。
一瞬で目を奪われた。
星が溢れるような瞳を持つ人。
涙が流れると星が溢れたようになって、なんともいえない美しさを感じる。
異星からやってきたかのような振る舞い、それでいて人間性がしっかりしている、不思議な雰囲気を纏う君のことを知ってみたいと思った。
君は自分の感情や経験を表情や動作に全て乗せてくれるから、見ている方も感情を引き摺られる演技をする。私の失った感情を掘り起こしてくれる、起爆剤のような存在。楽しそうに音楽をしている姿も好きだ。自分の好きに忠実で、周りを巻き込みながら楽しんでいる所にも惹かれる。
それはそうと美しい涙を流せる人に惹かれるのはなぜなのだろう。君の今までの人生を全て知ってもその理由はわからないだろうな。
夫が病気の宣告を受けてから半年。入退院を繰り返す日々が続いていましたが、今回の入院は長いです。
一人で広い部屋で過ごすのは思っていたより寂しくて人恋しくなるものなのですね。夫が入院してもう気が気でなくて、可哀想で、何もしてあげられないことを嘆いて、メールの返信がないことに憤って、、今まで隣にいて一緒に過ごしてきたことが当たり前すぎて気づかなかったことに今更気づくなんて遅いですよね。
実は今回の入院前には死後のことについても話したくないけど話しました。夫の意思を残る私が必ず引き継ぎたいから。夫の前では泣かないでいたのは我ながらえらいと思いました。一人になると涙がとめどなく溢れてどうしようもなく辛いです。
ずっと隣にいるものだと思っていました。
桜が散るまでは、いえもっと先まで貴方の側でいたいという願いが叶いますように。
貴方を知りたい。
そう思ったのは、いつからだろう。
気づけば、もう目が離せなくなっていた。
まるで稲妻が落ちたように、一瞬で心を奪われた。
そこから先は、底無し沼。
逃れようとしても、貴方に惹かれてしまう。
どんな仕草も、どんな言葉も、変わらない貴方という存在に――乾杯。
貴方の放つすべてが、私をくらくらさせる。
お願い、どこまでも連れて行って。
貴方の世界の、もっと奥へ。
「大人になっても大親友でいようね!!」
幼い頃に送り合った手紙に必ず書いてあった言葉。
何度も伝え合って、私たちの絆は切れないという絶対的自信があった。
今思えば何も考えずに口から出た言葉だった。私たちは幼かったから、言葉に責任を持てなかったのだ。
ゆえに幼い頃の約束は互いに守られることがなかった。時が経つにつれいつの間にか関わることがなくなり、絆はあっという間に自然消滅した。
成人式でも、同窓会でも会うことはなく、もう今度会えたとしても他人からかなと思う。
それでも幼い頃交わした約束を忘れることは出来ない。
今頃あの子たちは何してるのかな、元気でいてくれたらいいな、幸せであったらいいなと時折思いを馳せている。あの頃の大親友とまた笑える日が来たらいいのに。