孤月

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夫が病気の宣告を受けてから半年。入退院を繰り返す日々が続いていましたが、今回の入院は長いです。
一人で広い部屋で過ごすのは思っていたより寂しくて人恋しくなるものなのですね。夫が入院してもう気が気でなくて、可哀想で、何もしてあげられないことを嘆いて、メールの返信がないことに憤って、、今まで隣にいて一緒に過ごしてきたことが当たり前すぎて気づかなかったことに今更気づくなんて遅いですよね。
実は今回の入院前には死後のことについても話したくないけど話しました。夫の意思を残る私が必ず引き継ぎたいから。夫の前では泣かないでいたのは我ながらえらいと思いました。一人になると涙がとめどなく溢れてどうしようもなく辛いです。
ずっと隣にいるものだと思っていました。
桜が散るまでは、いえもっと先まで貴方の側でいたいという願いが叶いますように。

3/13/2024, 1:20:13 PM