※今回は物語ではなく、作者の抱負です。
今年の抱負
~創作~
1、去年の秋にこのアプリを知ってから毎日このアプリ「書く習慣アプリ」を書き続けているが、今年も毎日きちんと書き続ける
2、去年は長編小説を一作書ききれたので、今回も長編小説をきちんと書ききる
3、できれば短編小説も四作くらい書く(合計5作は作りたい)
~日常~
1、今年は厄年なので、身の回りを気を付ける(だらけない)
2、旅行に行く(リアルの充実&ご褒美)
【今年の抱負】
1日進んだだけで、次の年、新年になった。
新年になると、新たな目標を立てがちである。
例えば、日記を書くとか。例えば、ダイエットをするとか。例えば、家計簿をつけるとか。
でも結局、三日坊主ならぬ一週間坊主だったり、1ヶ月坊主だったり。
新年に目標をたてたからといって、毎日続くとは限らない。
ただ、思い付きで今日から始めるより、新年に目標を作ったり、新しいことを始めることが多い。
きっと、みんなの中の「けじめの日」が「新年」なのだろうか。または、自身の誕生日をそう決める人も多いだろう。
1日進んだだけで新年になった。
目標を立てるだけでなく、目標に近づくための一歩も踏み出そう。
【新年】
ねぇ、知ってる?
「よいお年を」っていうのは、本来、大晦日に使わない言葉なんだよ?
色々とお互い次の年を迎えるために準備を頑張って、よいお年をお迎えしましょうね、って意味なんだって。
だから、大晦日は普通、準備万端のはずだから、よいお年を、は使わないんだって。
それを知ったの、大晦日の今日なんだよね、私。
だから、あなたに最後に会う日、つまりは今日、その言葉を言おうとしてたんだけど、本来間違ってたんだなぁ。
でも、形だけでも受け取って?
今年はお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
じゃぁ、良いお年を!
【よいお年を】
今年はいろんなことがあった。
私は厄年だから、期待していない年だった。
新年に学生以来、あなたに再開して、次の月には付き合うようになった。
3月には同棲を始めて、4月には新しい仕事を始めたんだった。6月までは新しい仕事に慣れるまで必死で、すれ違うことも結構あったね。
もうここまで上半期だけでも、怒涛な年だったよね。
7月にはまさかの妊娠発覚で、8月に帰省と一緒にご両親に挨拶。すっごく緊張したよ。あなたも凄い緊張してたの伝わったわ。
9月まではつわりが酷くて仕事も結構休んじゃって、あなたにはかなり迷惑かけたよね。
10月に安定期目前で流産しちゃって、11月にはあなたが浮気してたことが分かって、入籍目前だったのに酷いなぁ、とか思ったけど、まぁ、バツが付かなかったからよかったか、と思うことにしたよ。
そして今、12月。私は無機質な天井を仰いでいる。
「聞こえますかー?」
看護師さんか先生か私に声をかけてくれている。
忘年会の後、酔っ払って道路に飛び出てしまった記憶まではあるんだけど……。
ここは病室。私のこの一年間、ほんと、なんだったんだろう。さすが厄年だったな、と思った。
【一年間を振り返る】
追記、このお話はフィクションです。
僕はあまりたくさんのご飯を食べることができない。体質的にご飯をあまり食べられないのだ。
冬のある日、部屋のコタツの上に、みかんがあった。
でも、もちろん、みかん一個を食べきるのも容易ではない。嫌いなわけではなく、本当に喉を通らなくなるのだ。
そんな僕の体質を知らない人は、どうぞどうぞと食べ物を差し出す。遠慮ではなく、本当に食べきれないから食べないだけなのに。
「お兄ちゃん、みかん半分こしよ?」
年の離れた弟が、僕にみかんを差し出す。
弟はまだ4歳で、体質ではなく胃袋の大きさ的に、みかん一つでお腹がいっぱいになるようだ。
「そうだね、食べよっか」
「むーいーてー!」
「はいはい」
まだ上手くみかんの皮を剥けないので、僕が剥いて半分こにしてあげる。
いつか弟の方が、みかん一つを余裕で食べきれるようになるだろうけれど、それまでは、僕と一緒に仲良くみかんを半分こして食べようね。
【みかん】