星乃威月

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3/26/2025, 10:48:43 AM

別名
ドレミファソラシの音階
とも言うらしい


私たちが
日頃からお世話になってる音楽──

言葉にするのは簡単だが
作詞家、作曲家には
大変なお仕事だ



自身も昔
『この曲の続きを書け』と
課題を出された時がある


初めは
簡単そうに思ったが

いざ手をつけると
イメージが湧かない


続きの音は
どれにしよう……


たった7音
されど7音

オクターブを越えれば
可能性は無限大だった


とりあえず
この7音で
どうにかしてみよう……


カエルの合唱のような
チョウチョのような──

流れる音を意識して
作曲してみた


確か
校内入選に選ばれたような……



体験して分かったことだが

自分には
音楽の才能はないな

と感じた


作曲してる間
知恵熱が半端なく

2・3日
頭痛と熱が下がらなかった


そんな思い出




ー七色ー

3/25/2025, 8:06:06 PM

記憶は 時として 長さを変える



幼い頃

1日の流れを 詳細に覚えてた


人の臭い 手の温もり

砂の痛さに 水の冷たさ


いつ どこで 誰が 何をして……と 説明しては

「なぜ? どうして? 」と せがんだ



小学生の頃

『1日って なぜ こんなに長いの?』

と 疑問に思った


朝の澄んだ空気に 顔を掠め行く風


夕暮れとともに

様々に色を変える空や山々が いたく好きで

"早く 夕焼けになれ" と 心弾ませ

時を待ちわびた



中学の頃

忙しさに追われ

記憶は 一気に短くなった


誰かと 過ごし 物事を頑張った

そこでの感情は 存在しない



高校・専門学校の頃

自分の事なんて そっちのけ


人の事よりも 感情よりも

来る日も 来る日も "勉強" "勉強" の毎日



成人の頃

今後の仕事 将来の夢──


現実からは 目を反らし

今 目の前の一瞬なんて 眼中にもない



そして 現在

我が身を犠牲にし

何も残せない日々を 送ってる



多分 この先は

感情を失い 感覚を失い

記憶も失って

何も残せなかった過去を 悔やむのだろう……



できる事なら 叶うのならば

まだ感情を宿してた 幼き日々に戻りたい


過ぎ去る一瞬を 体全体の五感で感じ取り

「めっちゃ 楽しーっ!!」と

大声で叫んでいた あの頃に……



時は 戻せない

歳を追う毎に

嫌な記憶ばかりが 蓄積されて行く──


記憶だけでいい

若かりしかった あの頃の記憶に 戻りたい




ー記憶ー

3/24/2025, 12:02:21 PM

過去の失敗


気が付けば、目が掠れ

気が付けば、頭痛が止まらず

気が付けば、体が宙を舞ってるみたいで

気が付けば、身体に力が入らない

気が付けば、寝返り打てず

気が付けば、社会から孤立した


それまでは バイトしつつ 何度も通院し

何種類もの薬を試し

主治医が『分からないね』と言うまでは

病院を何度も変えてみて

それでもダメで 途方に暮れた


何度も踠いて苦しんで

それでも"生きたい" "死にたくない"と

何度も願い祈り念じても

叶う日は来なかった



何がダメなんだ 何がいけないんだ!

自分の何を直せばいいんだ!


それを見ていて 見放してた家族


何のために存在してんだ!

こんな家から出てってやる! と

何度も何度も 思い当たる方法を試した



SNS をした

詩を書いた

ショーとストーリを書いて

小説にもチャレンジした


小学生の頃から嫌いだった国語 作文 読書感想文

習字以外の読み書きだって

どうにかならないか?と 試行錯誤を繰り返した


変われるものなら 変わりたい──


何度試みても 書き直しても

納得のいくモノは生み出せなかった


もう 頭も限界か……



とある主治医の紹介で 人生初の入院

やっと合う薬が見つかって 眠ることもできてきた

社会復帰を夢見て 身体を酷使

来る日も来る日も 千羽鶴を折り続けた



800羽を越えた頃

退院迎え 家での生活

徐々に体力は削られてった


『何してる!

家にいるなら やることやれや!

なぜ逃げる!

鍵閉めたって 意味ないよ~』


来る日も来る日も 祖母の嫌がらせ

優しさなんて微塵もない


避けてきた寝たきり生活

引き込もったって 解決しない

分かっていても 他に術はなかった



あんな過去

もう二度と戻りたくない




ーもう二度とー

3/24/2025, 12:25:59 AM

あなたと喧嘩した日は、いつもそう

悩んで、苦悩して、もめて、妬んで──


側に居られない、話せない

"今、忙しいんだ" と、あしらわれて


あなた無しじゃ、生きてけないのに……

私の心は、今日も雲り




ー雲りー

3/23/2025, 5:22:52 AM

あの人は

遠くの地へ行ってしまった


会いたくても

連絡の取れない遠くの国へ



学校は違えど幼馴染みで

喧嘩もした

我が儘も言い合った


異性だとは微塵も感じさせなかったあの人


昔の日々に思い馳せても

今では戻らぬ虚しさ



もう半年

毎日のように見ていた録画や写真も

今では見なくなった


寂しさが募る、悲しみも増える

そんな日々の繰り返し……



また、どこかで会えるよね──


心のどこかでそう願って

暫しの間 bye bye...




ーbye bye...ー

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