過去の失敗
気が付けば、目が掠れ
気が付けば、頭痛が止まらず
気が付けば、体が宙を舞ってるみたいで
気が付けば、身体に力が入らない
気が付けば、寝返り打てず
気が付けば、社会から孤立した
それまでは バイトしつつ 何度も通院し
何種類もの薬を試し
主治医が『分からないね』と言うまでは
病院を何度も変えてみて
それでもダメで 途方に暮れた
何度も踠いて苦しんで
それでも"生きたい" "死にたくない"と
何度も願い祈り念じても
叶う日は来なかった
何がダメなんだ 何がいけないんだ!
自分の何を直せばいいんだ!
それを見ていて 見放してた家族
何のために存在してんだ!
こんな家から出てってやる! と
何度も何度も 思い当たる方法を試した
SNS をした
詩を書いた
ショーとストーリを書いて
小説にもチャレンジした
小学生の頃から嫌いだった国語 作文 読書感想文
習字以外の読み書きだって
どうにかならないか?と 試行錯誤を繰り返した
変われるものなら 変わりたい──
何度試みても 書き直しても
納得のいくモノは生み出せなかった
もう 頭も限界か……
とある主治医の紹介で 人生初の入院
やっと合う薬が見つかって 眠ることもできてきた
社会復帰を夢見て 身体を酷使
来る日も来る日も 千羽鶴を折り続けた
800羽を越えた頃
退院迎え 家での生活
徐々に体力は削られてった
『何してる!
家にいるなら やることやれや!
なぜ逃げる!
鍵閉めたって 意味ないよ~』
来る日も来る日も 祖母の嫌がらせ
優しさなんて微塵もない
避けてきた寝たきり生活
引き込もったって 解決しない
分かっていても 他に術はなかった
あんな過去
もう二度と戻りたくない
ーもう二度とー
3/24/2025, 12:02:21 PM