“良いお年を”
今年一年はなんとも忙しい1年間でございました!!
1月は君がデレデレになってくれて、ハグなんてして
2月は君と土砂降りの中相合傘で手を繋いで
3月はテレビ通話沢山したね、近くで顔を見れたよね
4月は君とクラスが離れて、私は先生と出会った
5月は先生に夢中になって、ひたすら勉強に耽った
6月は体育祭で大忙し、君と浴衣を着て校庭を歩いたよ
7月は彼に特別講習をしてもらって、クラスで3位だったね
8月は夏休み、君とも先生とも会えなくて寂しかったな
9月は文化祭、彼に初めて話しかけて、君と写真を撮った
10月は修学旅行、彼が初めて話しかけてきた月だった
11月は生徒会選挙.君とのデート.彼と沢山放課後残った
12月は君に誕生日を祝ってもらえて、彼とデートをした
来年はどんな年になるのだろう。きっと、毎年私は今年も良い年だったと思うのだろう。君とどう進展したか、彼とどういう関係になったか、先生とはお近づきになれたか、進学はどうなっているか不安もあるが、すべての答え合わせをする来年が、待ち遠しくてしょうがない。
皆様もどうか、“良いお年を”お迎えください。
“変わらないものはない”
もちろん良い意味でね
私は今月の25日に友人と会ったんだけれど、彼は私のことが好きだと、付き合って欲しいと言ってくれて、私は嬉しいと思えた反面、どうして私なんかのことが好きなんだ?という純粋な疑問を抱いた。
私を彼を、兄のような人だと思っていた。「こいつは妹みたいなもんだから笑」の逆の気持ちでいた。このままずーっと友人として、仲良くなれればと思っていた。
けれど、これから先、私が彼に想い悩み、恋心を抱き、恋人になったらどうだろう。そこには必ず、終わりが待っている。前述した通り、“変わらないものはない”。常に人間同士の関わりは、変化してしまう。
それが人生の醍醐味でもあり、また、機転でもある。
“プレゼント”自体の質ももちろん大切だけれど、そのプレゼントを選ぶのにかけた時間や、想いは「お金では買えない」です。口先ばかりの警句を弄しているわけではありません。
良いですか?文面ではいくらでも言えます。「プレゼントよりもプレゼントの質」だと。かつての私もそう言っていました。しかし、こういうことはふと言葉の重さ、時間の重さに気づくものです。私は、ネットで出会った恋人にプレゼントを渡す機会がありました。大凡、プレゼントを選ぶ時間はたったの10分足らずでで終わったと思います。当時の私には、あまりにも長すぎる迷走の時間でした。「喜んでくれたらいい」その一心でした。
私は次のクリスマスで、同じ高校の異性と出かけます。彼にはクリスマスプレゼントを渡します。彼に捧げたプレゼントの時間は、丸2日間でした。プレゼントを包み終わった時にふと、「彼も私と同じように、私について悩んだ時間があったなら、どれだけ感謝してもしたりないな」と、思いました。そして、「喜んでくれたら嬉しいな、私を少しでも想って欲しいな」と思っていました。
10分の人間と丸2日の人間。いくら愛をかけた時間が長くとも、10分の人間は、丸2日の人間に勝つことはできません。なぜなら?そうです、お分かりいただけましたか?彼について悩んだ時間は愛そのもの。そしてその全ては、「お金では買えない」です。
“ベルの音”
チャイムの音、ものすごく怖くて嫌い。
何か具体的なきっかけがあるわけではなく、他人が私の家に訪問してくるという感覚が恐ろしく、憤ろしい。
今日は数回目の私の誕生日だった。
1 すごく好きな財布を手に入れた。
2 好きになりたての彼に祝ってもらえた
3 これみよがしに大好きな国語教諭にかっこいいと言えた
4 大好きな君に誕生日プレゼントをもらえた
5 あの女の子からおそろいのネックレスを貰った
6 母、兄が体調不良であった
来年はどう過ごしているのだろうか。真実は来年の私にしか分からないけれど、来年の私は、昨年の私の語彙力の低さに失望していることだろう。
“冬は一緒に”
解せない。虫唾が走る。気持ちの悪い。この落魄れが。
彼は、私以外の女子生徒に「苗字+ちゃん」と呼んだ。
私があの教師を好きになっていたのは、他の教師とは違ってしっかりと生徒と教師の間に境目があったからだ。それが何?いまは他の女生徒に馴れ馴れしく話しかけているじゃないか。私は彼をあんな人だと思っていなかった。どうしても納得できない。私のこの醜悪な想像が、誰になんと言われようとも、今の彼に納得はできない。
あの女子生徒より遥かに賢い私が、あの女子生徒より遥かに彼の授業に耳を澄まし、単語の溢れる一つ一つを拾い集めたこの私が。学校生活の全てに、彼を想い深めた私が、彼にはそう呼ばれず、ぽっと出の女に馴れ馴れしく呼んでみせた彼が腹立だしくてしょうがない。許せない
女子生徒は悪くない。それはわかっている。あの男性教師が全て悪い。教師としてあるまじき態度をとったあの男が、全て悪い。ただ、私は私のことも許せなかった。ただ教師という職業に就いただけの男に期待をし、少しでも違う素振りを見せれば憎悪に塗れた汚い考えを生み出す。そう、私だった。一番汚いのはずっと私。純粋に愛を捧いでいた彼に、いつしか焦燥に駆られ憎悪までも抱き出した。想像上の彼に、泥を塗ってしまった。
解せない。虫唾が走る。気持ちの悪い。この落魄れが。
どうか私を、あの雪のように溶かしてくれ。そして私と“冬は一緒に”、消えさせてくれないか。