“プレゼント”自体の質ももちろん大切だけれど、そのプレゼントを選ぶのにかけた時間や、想いは「お金では買えない」です。口先ばかりの警句を弄しているわけではありません。
良いですか?文面ではいくらでも言えます。「プレゼントよりもプレゼントの質」だと。かつての私もそう言っていました。しかし、こういうことはふと言葉の重さ、時間の重さに気づくものです。私は、ネットで出会った恋人にプレゼントを渡す機会がありました。大凡、プレゼントを選ぶ時間はたったの10分足らずでで終わったと思います。当時の私には、あまりにも長すぎる迷走の時間でした。「喜んでくれたらいい」その一心でした。
私は次のクリスマスで、同じ高校の異性と出かけます。彼にはクリスマスプレゼントを渡します。彼に捧げたプレゼントの時間は、丸2日間でした。プレゼントを包み終わった時にふと、「彼も私と同じように、私について悩んだ時間があったなら、どれだけ感謝してもしたりないな」と、思いました。そして、「喜んでくれたら嬉しいな、私を少しでも想って欲しいな」と思っていました。
10分の人間と丸2日の人間。いくら愛をかけた時間が長くとも、10分の人間は、丸2日の人間に勝つことはできません。なぜなら?そうです、お分かりいただけましたか?彼について悩んだ時間は愛そのもの。そしてその全ては、「お金では買えない」です。
12/23/2024, 12:27:10 PM