Q “友情”
A 私には持ち合わせていない = 解なし
“花咲いて”
彼の花はそうだな…魅惑の花だろう。何かのお題のときも「魅惑の花」と書いた気がする。万人受けする訳ではないけれども、どこか魅力的で、もっと知りたい、近付きたいと思わせられる彼なのだ。
彼はだいぶ年上の、素敵な男の人。私は幼い頃から男の人が怖くて苦手なのだけれど、彼だけには近付きたいと思う。もっと教えてと、強く思う。きっとこれも年上マジックがかかっていて、いつか解けてしまうような魅惑の魔法なのだろう。彼しかかけられない魔法に、私はまんまとかかってしまっているのだ。
彼の魅惑の花が咲き誇る時は、どんな季節なのだろう。その周りの雰囲気も、その季節さえも取り込んでしまう彼の魅力の多さに、今日もまた圧倒され、愛おしいと思ってしまう。私はこのまま永遠に、彼の手のひらの上で、まんまと踊らされていたい。
“もしもタイムマシンがあったなら”
過去の思い出に浸りたい。違う時空のどこかに行って、過去や未来を変えたりするのが主流なのかも知れないけれど、私はただ、思い出に浸りたい。今ではもう感じられない君の優しさや愛情、周りの友人、全てが輝いていたあの時に戻りたい。その時は、いまが幸せだなんて微塵も思っていなかった。これが普通、そう思っていたからだ。
きっといつかの未来で、こんなにくだらない文章を書ける毎日は幸せだったのだと気付くのだろう。仮に幸せだと分かっていても、同じ状態が続くと次第に薄れてしまい、普通のことだと思い込んでしまう。これらは人間である以上、しょうがないことなのだ。
結局私たちは最初から、ないものねだりをし続け生きていかなければならない生命だったのだろう。最後の最期、私の人生は幸せだらけの人生だったのだと自覚できるような生命を、いまから築いていきたい。
“今一番欲しいもの”
去年の私ならきっと「1日でも早い夏休み」と言っていただろう。けれど、今は「1日でも短い夏休み」が欲しい。1日でもはやく、彼に会いたい。教員が好きなせいで、夏休みという長期休暇は大きな試練すぎる。
長期休暇という響きで思い出してしまったが、一年のうちに夏休み 冬休み 春休みが待っているのだった。少なくともどれも、2週間は会えない。こんな未来が待っている私の人生はいかにも、お先真っ暗という言葉がよく似合う。何が欲しいのだろう?と投げかけられ、瞬時に短い夏休みと出てきてしまったが、きっとわたしが本当に欲しいのは彼自身だったのだろう。
「“私の名前”は」
誰しも一度は声に出したことがある文章だろう。特に、春。新学期の自己紹介であったり、新しく友人を作るときであったり、聞き覚えのある文章だ。
私はこの流れが苦手だ。友人を作る、までは良いけれど、その後も友人と関わらなければいけないのが面倒だった。これらの流れが面倒だと表面から表し、少しでも距離をおけば、多くの友人は離れていくだろう。そして、その中でも、近くにいてくれる友人だけと関わっていたい。その友人だけを、大切にしたい。これは3人も5人も必要なわけではなく、ただ、1人で良いのだ。相互依存の関係とまでは言わないが、互いに互いしか居ない友人ほど、信用できるものはない。そして、多岐依存の友人ほど、脆い関係などないのだ。
私の中での友人の定義は、大体好きで、所々嫌で、けれどそれらを伝え合うことのできる関係性だ。
これを君に言うと「それは親友だよ」と言われた。そうなのかもね。けれど、私からすると、君は1番の親友なんだ。「私の名前は」から始まった君との脆い関係も、いつからか誰よりも信じられる君に変わったんだ。いつ、これらが友情ではなく愛情に変わったと告白できるのだろう。そんな時も君は変わらず「私たちは親友だよ」と言いそうだね