“花咲いて”
彼の花はそうだな…魅惑の花だろう。何かのお題のときも「魅惑の花」と書いた気がする。万人受けする訳ではないけれども、どこか魅力的で、もっと知りたい、近付きたいと思わせられる彼なのだ。
彼はだいぶ年上の、素敵な男の人。私は幼い頃から男の人が怖くて苦手なのだけれど、彼だけには近付きたいと思う。もっと教えてと、強く思う。きっとこれも年上マジックがかかっていて、いつか解けてしまうような魅惑の魔法なのだろう。彼しかかけられない魔法に、私はまんまとかかってしまっているのだ。
彼の魅惑の花が咲き誇る時は、どんな季節なのだろう。その周りの雰囲気も、その季節さえも取り込んでしまう彼の魅力の多さに、今日もまた圧倒され、愛おしいと思ってしまう。私はこのまま永遠に、彼の手のひらの上で、まんまと踊らされていたい。
7/23/2024, 12:30:28 PM