今日のお題は、私のためのお題みたいなものだね。
私からしたら、あなたがいるからこそ癒されて、元気が出て、毎日を生きてゆける。あなたでしか満たせない何かが、ここにはある。毎日に散らばる君との思い出が、私を励ましてくれる。
まだ知らない君のことを見つけるために、わたしは今日も生きてるのだ。私の仕草や口癖を真似するところも、後ろをついてくる所も、たまにみせる欠点すら愛おしい。明日はどんな君が見られるのか、そう思う度に君が愛おしくて、可愛くて仕方がない。
そんな君を一番近くで見られている私は、地球上で一番の幸せ者だと思う。今日も生きててくれてありがとう。明日だっていつだって、君だけを愛してみせるよ
“あなたがいたから”
今まで君と、何度 相合傘をしただろうか。雨の日だけではなく、夏の日差しが暑い日にも日傘をさした。時には黒板に、君との相合傘を書いてみたりもした。ひとつの言葉でこんなにも君との思い出が振り返られるほどには、愛情が積もりに積もっているのだ。
私の日傘で相合傘をすると、君はなにも言わないまま受け入れる。きっと、邪魔だとも、感謝しようとも思っていない。「なぜか傘をさしてくれるから、そのまましてもらうことにしよう」としか思っていないのだろう。しかし、わたしはそれが、ものすごく居心地がいいのだ。なぜかって、この愛情に見返りも感謝も求めていないからだ。何もいらない、ただ、世話を焼かせてほしい。
こんなに愛してやまない君とあと、何度 相合傘をできるのだろう。この限られた君との生活の中で、何度 言葉を交わせられるのだろう。そんな不安と期待が葛藤する中、中庭に干した傘を眺めては、土砂降りの中で手を繋いだ思い出を振り返ってみる
《相合傘》
落ちてしまった。初めての感覚だった。何かが張り裂けるような、落ち着かないような、しかし、ふわふわとした感覚。そんな話を今日はしよう
土砂降りの雨の中だった。君の隣を歩いていた。君は手のひらを私たちの間に出して「手が白い」と唐突に言ってみせた。嫌がるかな…振り払われるかな、とも思いつつ、その手に私の手を重ねてみる。すると、なんと驚いた。君は黙って、私の手を握ったのだった。
親しい友人であれば、普通のことかもしれない。けれど、いつもなら触れることさえ嫌がる君が、私の手を握ったのだ。そのとき、私の中の恋心は“落下”したのだ。今まで友情と愛情とで揺らいでいた気持ちが、土砂降りの中で確信したのだ。
この土砂降りの中、私は 恋に ( →最初に戻る
“落下”
運命論というのを、皆様は知っているだろうか?
私は今朝はじめて聞いたのだけれど、すごくその言葉に励まされた。どうか皆様の心にも受け止めて頂けるよう、私の言葉で紡ぐので、どうか最後まで耳を傾けて頂きたい。
「僕は運命論というのを信じていてね、物事の全ては、初めからもう既に決まっているのだ。」
私にそう教えてくれた先生は変わっている人で、いつも私に新しい知識と、心に刺激を与えてくれる。今日も何かおもしろい話を始めたぞとわくわくしながら耳を傾けてみる。
「だから僕はね、なにか失敗したとしても、それは元々決まっていた運命なのだから、ずっと後悔し続ける必要はないと思っているんだ」私は先日、テストの結果に満足いかず、ずっと後悔していた。理想になれない自分を、嫌っていた。
しかし、こう考えたらどうだろう?この失敗もずっと前から決まっていたのだと。そして、今からいくら後悔しても過去は変わることがないと。この失敗のおかげで、後の向上心が生まれるのだと。私は、先生に教えてもらえた運命論を通して、自己嫌悪の沼から抜け出せたのだ。先生はいつも私に刺激を与えてくれる。逃げ場のない箱から手を差し伸べてくれる。きっと、私が先生を好きになったのも、ずっと前から決まっていた運命だったのだろう。私たちの未来はきっともう決まっている。私が願うのはただ一つ、先生の隣で微笑んでいる私であってほしい
“未来”
1年前というと、君と出会って2ヶ月ほどだろうか。恋に落ちるのはあと4ヶ月といったところ。君の人生の中での私の登場時間は、1割にも満たない。同じように、私の人生の中で、君の登場時間は1割にも満たない。しかしこれらは、あまりにも濃厚すぎる1年間だった。
それは鳥が飛び立つようにあっという間で、そしてよく記憶に残る、どれも愛おしい思い出ばかりなのだ。記憶のかけらを思い出すたびに、遠い昔のことのように思える。きっと、君のことを綴るこの毎日も、いつかは昔のことと化すのだろう。
今日は珍しく、星にでも願おうか。1年後も同じように、君を大切に愛せる私であれるように。
“1年前”