作✳️楪

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4/21/2026, 9:36:05 PM

"雫"

真っ先に思い浮かべた、薄い青
涙型のキラリと輝く液体
イメージは水のような
ほんのひと粒
温度はない

文章を書きすぎた影響なのか
言葉を綴るのに
形になる感覚がない
いい言葉を綴ろうとすればする程
冷たい沼に足を絡められて
どんどんと身体の芯まで凍るような…
そんな感覚に陥る
強さはない
こういう経験はよくあるから

スランプ

そのスランプすら、私は楽しみにしていたようだ

この時の言葉の綴方は
それはもうぎこちない

あれ?
昔どうやって文章を綴っていたっけ?
思い返しても
今浮かべることは、ただ書けないという事実
この時に、しんどいと思いながら書くか、書かないのかで変わってると思っている
書くのは辛い
浮かばない、ペンが進まない、
辞めたい
そんなネガティブで綴る言葉には、その時でしか味わえない想いがあって
がむしゃらがあって
温度があるからだ
少し休もうか
そうしたらまた楽しく、いつもらしい私の文章がかけるよ!
そんな風に、もう一人の私が声をかける

そうだね

と思いつつ綴るのだ

私は弱い自分が最近になってようやく好きになってきた
彼女は本当にネガティブだ
もう一人の私は、いつもそんな彼女をよしよししてそれで甘い言葉をかける
でも、弱い私は分かっている
喜んでいる

文章を書けないスランプを
楽しんでいる

書いて書いて書きすぎた結果
弱さを武器にできる事を知ったからだった

私の悲しみの雫は、もう形をなさない
誰かの心を、浸す言葉の純液のように浸透させるイメージをする
願いを届けるために
今日も今日とて
私らしく綴るのだ


4/19/2026, 3:06:34 AM

「無色の世界」

色と温度と衝撃を求める私には
その世界は居心地が悪い

けれど時間を重ねると
不思議な感覚になってくるのが分かる
自分の芯にある、奥深いところから湧き上がる何かである

色はないと殺風景だ
がっかりもするだろうし
悲しく、寂しくもなるだろうし
面白くないと思う

だがしかしである

私は環境に順応して
そこに勝手に感情を高ぶらせていくのだ

″そうだ、無色なら私が色をつけてしまえばいい″

思った途端に、一気に世界は華やかになる

無色が透明に波打って、輝き出すのだ
最高に美しくね

ここから先が物語始まるとお思いでしょう

でも、私の話はここで終わるのだ

短編作品という形で
火種だけつけて終わるのだ

色づかせておいて
ワクワクさせておいて

″終わるのだ″

それが私の思っている

『無色の世界』

4/16/2026, 12:54:15 PM

「夢見る心」

お人形さんになりたくて

こっそり持ち出した母の、花の香りに浸かったような臭い大きな布を全身に巻いて
髪は短く跳ねたヤンチャな髪先に
たっぷりクリームを塗ったからベタベタしてて
母の化粧ポーチの中身を思いっきり漁って
コテコテに塗りたくる顔
仕上げの口紅は
大きくはみ出した
なんなら、その口紅で頬に色付けた

鏡の前の私の顔はおばけみたいに見えるのだろうが

夢見る私には
可愛い可愛いお人形さんなんだ

お姫様ってこんな感じなんだろう

気づけば舞踏会は終わりを迎えて
時間になったお姫様は
鬼の形相の母に雷を落とされることになる






4/10/2026, 8:54:11 AM

誰よりも、ずっと
重たい愛
そんな風に歪んだ目で見ないで?
私が傍にいるって決めた日から
あなたはずっと私のモノ
私から離れないで

さっきのあの娘なに?
相槌
気持ち悪よ
誰のモノだって思ってる?

あなた

4/8/2026, 1:17:38 PM

これからも、ずっと

ふふふ

見てるからね?

あなたの家族、あなたの職場、あなたのプライベートを

ふふふ

見てるからね?

私のあなた

これからも、ずっと

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