作✳️楪

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"雫"

真っ先に思い浮かべた、薄い青
涙型のキラリと輝く液体
イメージは水のような
ほんのひと粒
温度はない

文章を書きすぎた影響なのか
言葉を綴るのに
形になる感覚がない
いい言葉を綴ろうとすればする程
冷たい沼に足を絡められて
どんどんと身体の芯まで凍るような…
そんな感覚に陥る
強さはない
こういう経験はよくあるから

スランプ

そのスランプすら、私は楽しみにしていたようだ

この時の言葉の綴方は
それはもうぎこちない

あれ?
昔どうやって文章を綴っていたっけ?
思い返しても
今浮かべることは、ただ書けないという事実
この時に、しんどいと思いながら書くか、書かないのかで変わってると思っている
書くのは辛い
浮かばない、ペンが進まない、
辞めたい
そんなネガティブで綴る言葉には、その時でしか味わえない想いがあって
がむしゃらがあって
温度があるからだ
少し休もうか
そうしたらまた楽しく、いつもらしい私の文章がかけるよ!
そんな風に、もう一人の私が声をかける

そうだね

と思いつつ綴るのだ

私は弱い自分が最近になってようやく好きになってきた
彼女は本当にネガティブだ
もう一人の私は、いつもそんな彼女をよしよししてそれで甘い言葉をかける
でも、弱い私は分かっている
喜んでいる

文章を書けないスランプを
楽しんでいる

書いて書いて書きすぎた結果
弱さを武器にできる事を知ったからだった

私の悲しみの雫は、もう形をなさない
誰かの心を、浸す言葉の純液のように浸透させるイメージをする
願いを届けるために
今日も今日とて
私らしく綴るのだ


4/21/2026, 9:36:05 PM