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8/11/2023, 11:07:38 AM

#麦わら帽子
麦わら帽子と聞くと、まだ小さかった頃の苦い思い出がよみがえる。
・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・
「ねえねえ、おかあさん。わたし、あのあかいリボンのむぎわらぼうしがほしいの。おねがい、かってよ。」
「何言うてんの?もう、今日のお買い物は終わりよ。帰るわよ。」
「おねがいっ。いいこにするからかってよー。」
「そう?じゃあまた今度来たときあなたが今日よりいい子にしてたら買ってあげるわ。」
「じゃあ、やくそくね。ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーますっ。ゆびきった!」
・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・
お母さんと、そう約束したというのに、いつまで経ってもあの麦わら帽子を買ってくれる日は来なかった。あの赤いリボンの麦わら帽子は次の週、胸を弾ませながらお母さんと買い物に行った時には、もう誰かに買われてしまっていたから。
私は力の限り泣き叫んでお母さんを困らせたから、困ったお母さんは代わりに私の好きな赤色の可愛らしいワンピースを買ってくれた。私はすっかり元気になったけれど、赤いワンピースを着る度に、あの麦わら帽子のことを思い出しては〝欲しいと思ったらすぐに買わなければならない〟という苦い教訓を噛み締めるのだった。

8/10/2023, 12:19:23 PM

#終点

〝私〟の終点は、どこだろう。
アテもなくただ毎日を彷徨っているだけの私にはまだまだちっともわからない。

始まりがあるのだから終わりがあるのは当たり前だと自分に言い聞かせるけれどどんな栄光も、楽しい日々も、ぼーっとしているうちにパッと弾けてなくなってしまって、思い返す度に何とも言いようのない悲しみが自分の心に広がっていく。過去だけでは何も生み出さないというのに。

終点なんていうと、もの悲しい古びた駅のホームなんて想像してしまうけど、終点はもっと明るいもののはずだ。終わりは始まりなんていうし、たぶん一つの区切りなのだ。

私はまだ13年と数ヶ月しか生きてはいないけど、数えきれないほど人生の節々には、毎日のように終わりがあって、それでまた始まりがあった。

これからも、きっといろんなことが終わらないでと心の中で叫んでも、あっけなく終わって、また、残酷に始まっていくんだろうなと思う。もしかしたら、始まりすら自分で作らないといけないのかもしれない。

でも、そうやっていつかは終わってしまう人生だからこそ、私は自分の終点を自分で探して、見つけたいなと思う。まだまだ私の旅は始まったばかりだし!(なんて言っている間にいつの間にかおばあちゃんになっちゃうんだろうな)

8/9/2023, 12:29:29 PM

#上手くいかなくたっていい

今は毎日あんまり余裕なくて、ストレス溜まっちゃう

日もあるけど、そんな自分も認めてあげられるような

素敵な人になりたいなあ(^^)


とりあえず、明日上手くいかなくたっていいから、早

起きしたい!(実は今日、午後1時に起きたんです。明

日は8時くらいに起きたい!午後1時じゃ1日が一瞬で終

わっちゃうから。)

8/8/2023, 10:32:30 AM

蝶よ花よ、と崇められている人気者のあなた。
私は嫉妬してしまう。私とあなたの何が違うんだろう。毎日、ちょっとずつ私の嫌な感情は膨らんで、あなたのことがもう嫌いになりそうだ。いや、ずっと前から、私はあなたのことを好きだったけれど、それ以上に憎んでいたのかな。長く共にいると、相手の嫌なところばかりが鼻につく。 

でも、私とあなたの共通の友人はそんなあなたも私のことをひどく嫉妬していると言っていた。最初聞いた時はとてもじゃないけど信じられなかった。
あなたも、私のような感情を他人に向けることがあったなんて。蝶よ花よと崇められて、なに不自由のない理想の生活を送っているあなたもそういう感情を抱くことはあるんだ。

私はふと、あなたと心の底から話したいと思った。そういえば、最近はあなたと深い話ができていない。少し前は一緒に泣きあったり、笑いあったり、本当に仲がよかったなあ。

久しぶりに向かい合ったあなたは、私の記憶の中のあなたと少しも変わってはいなかった。
いつも、何話してたっけ。人見知りな私は少し緊張していたけど、あなたの一言で、確信した。

「最近ごめんね、澪ちゃん。実はね、私なんかしょーもないんやけどさ、澪ちゃんにずっと嫉妬しとったの。ほら、前私依君のことが好きやって話したやん?」
「っあ、あのね私も実はね、あなたのことずーっと嫉妬してってん。」
よかった。やっと言えた。
「ほんと?私たち一緒やねぇ(笑)でね、ちょっと聞いてほしいんやけどさ、」
私、もっとあなたと仲良くなれそうだ。今まで私はあなたに壁を作りすぎていたのかもしれない。

                   #蝶よ花よ


8/7/2023, 10:47:00 AM

#最初から決まってた。
そう思いたいのはたぶん、私だけ。
あなたと5年連続同じクラスになって、何回も席が隣になって、いっぱい笑いあったのを、私は偶然だけで片付けたくない。なんて思ってしまう。過去にしばられてるってあなたは笑うかもしれないけど、私はあなたとのことは最初から決まってたと信じたい。

だって、一年間が終わるたびに、あなたのことを忘れようと決めて、でも新しいクラスにはいつもあなたがいるんだもの。最初の2、3年はラッキー、くらいにしか思わなかったけど今はあなたが教室にいることに慣れすぎて、来年のクラスがとても怖い。もし、あなたが同じクラスじゃなくなってしまったらって。だから、来年、あなたと違うクラスになったら綺麗さっぱりあなたのことは忘れようと思う。忘れられるか分からないけど。
とりあえず、あなたと同じクラスを今は十分に満喫していたい、と思う。

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