あらはら

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1/3/2025, 2:40:08 PM

深夜に床に倒れ込んでからどれほど経っただろうか。ふと、重い頭を窓の方に向けて見ると、カーテンと壁の隙間からは、黄色の柔い光が溢れ出ていた。
寝てるのか起きてるのかも分からない時間は、長いのか短いのかも分からなかった。

僅かながら意識がはっきりしてきたところで、私はなんとなくカーテンを開けた。

眩しい。

様々な障害物に妨げられながらも、太陽は私の目を一直線に刺してきた。

太陽が昇ると同時に鳥が朝の挨拶をする。さっきまでは闇と化していたであろう街並みは、それを忘れさせるかのように太陽の光を反射していた。

強く光り輝く太陽は、一日の始まりを知らせる。


今日も終わらない今日が始まった。

11/28/2024, 7:39:19 AM

「もし、世界中が私達の敵になったらどうする?」

「そうだな、難しい話題だ。でも、僕は必ず最初に君を殺すよ。その後は、まあ、どうにかするさ」

「ふふ、適当なのね。でも、私、貴方の手で最期を迎えられるなんてとても嬉しいわ。私も貴方を殺した後どうしようか考えていたの」

「はは、なんだ、僕たち相思相愛じゃないか」

「だって、貴方の最期は誰にも渡したくないもの」

「僕も、君にそう思っているよ」

「そうね、もし私が貴方を殺したら、人のいない、深い、静かな海に沈めてあげるわね」

「それじゃあもし僕が君を殺したら、誰もたどり着けない、広い、綺麗な花畑に埋めてあげよう」

「ふふふ、嬉しいわ。そうだ、約束しましょう。先に殺した方が、絶対ね」

「ああ、約束しよう。絶対だ」

11/25/2024, 4:17:20 PM

あの日

太陽の下で笑っていた向日葵は

いつしか

冷たい地面を静かに見つめるようになっていた

8/31/2024, 12:41:12 PM

皆僕を褒めたたえた

皆僕を羨ましがった

金があって、頭も良くて、容量も良い

コミュニケーションだって難なくできる

嫌味を言うやつもいたが

僕は気にしない

僕はいい人だからね

僕は完璧人間だから

僕は

もう

完璧でなければ

いけない、から

8/20/2024, 3:52:44 PM

「ずっと嫌いだったよ」


君は、私に顔すら見せず

その言葉だけを言い残して去ってしまった


君は何も変わらないね


痛く、突き刺すようなその言葉は

酷く、暖かく震えていた

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