遠い足音
目を瞑って空を仰ぐ
緑に寝そべる身体は暖かく心地よい
風は鼻にあたり、ふわりと秋を知らせる
タッタッタッ
地面に近いせいか足音が頭に響く
遠くからタッタッタッ走っている
その足音は僕に用などなく通り過ぎる
遠く離れていくタッタッタッと離れていく
瞼がどんどん閉じていく
遠い足音に耳を傾けながら
旅は続く
もう、終わってしまうんだね
そう言ったあんたの顔には笑顔が浮かんでいる
そうね、そんな言葉しか返せない私に
もしかしてまだ一緒にいたの〜?
からかうのが好きなあんただから
これから、行く宛あるの?
ない、そんなところ昔に捨てた
私もない!どうする?目的は果たしたけどまだ旅しようか
あんたからその言葉が出るとは思っていなかった
よーし、手始めに故郷まで行ってみるかー!
そうして、目的を果たした旅は目的のない旅へと
続くのだった。
●モノクロ〇 🔴カラフル🟢
黒いドレスに白い仮面 赤のドレスに金の仮面
髪は真っ黒で肌は白い 茶髪にインナーカラー
白と黒で作られた会場 白黒だらけのこの会場
同化するような女の人 異様な雰囲気作る彼女
グラスに注がれた金色 手に持つ鞄は仮面の色
それだけが目に入った 不思議と彼女を見てる
なんて美しいんだろう なんて可愛らしいんだ
永遠なんて、ないけれど
永遠はないから、美しい
永遠を求むけど、永遠なんて欲しくない
永遠を探しても、永遠なんてありはしない
永遠なんて、ないけれど
永遠でいたい、ないけれど
〇涙の理由〇
塾の帰りに流れたの、涙が数滴熱い頬に
塾の先生が言ってたの、ホワイトボードを叩きながら
「作文は条件に合ったものを書けばいいんだ
名文なんぞ美文なんぞは捨てろ」 だってさ
心がキュッてなった、ペンを強く握りしめちゃった
じゃあここに載せてる文たちは、私の言葉たちは
テストに出しても、評価はない、価値がない、
友達に聞いてみたの、作文が書けないのって
そしたら友達言ってたの、笑いながら片付けて
「思ったことを条件通りに並べるだけだよ〜
難しいことないじゃん」 だってさ
感謝言って塾を出た、紙をくしゃくしゃにしたかった
そっか、そうだよねみんなテストで受かりたくて
その学校に行きたくて、その学校の基準を満たしたくて
やってるんだよね、仕方ない仕方ない
優先順位はそっちだもの
誰かの心に残る言葉なんて意味ないんだよね
そうなんだよね、だから私も書けなくちゃ
書けるようにならなくちゃ
頑張らなくちゃいけないんだ