待ってて
待ってる…ずっと待ってる、あの子のこと
放課後靴箱で待っててって一緒に帰ろうねって言われて
はあ、なんでこう私は都合のいい女なんだろうか
泣いちゃうね、自分で言っててメンタルにくる…
でも、人からの待ってては絶対守らないといけない
そんな気がしてならない…
だから、待ってる
あの子の待ってて、あの人の待ってて、
どんな待っててでも…ね
伝えたい
今日こんな事があったの
あんなことが昨日あったの
明日これをするの今日はあれをしたの
明後日はこうしてね、一昨日はああしたの
伝えた、伝えたけれど、伝わってないんでしょうね
あなたの目でわかるわ、わかってしまうわ
あなたが私なんか見ていないこと
この場所で
貴方は何をしていたのかなぁ
飲みかけのコーヒーが置いてある
今日もソファで寝落ちしている
そこにあるタブレットでドラマを観ながら
コーヒー飲んでいたのかなぁ
残すなんて…もったいないなぁ
飲んでもバレないよね?…
ゴクッ…おいしいなぁ♡
あれ?あんな置物あったかなぁ
ハートだ…なにこれ指輪置けるの?
貴方のイニシャルと………誰の?
え?恋人?ははっそんなわけ、
だって貴方には…僕が…
あぁ?あなたは…お、俺ので…?
嘘だ…?おかしいおかしいおかしいおかしい
恋人がいるなんておかしいよ
違うきっとお兄さん!いやお兄さんと指輪なんて
落ち着こう、そうだ……落ち着こう
でも、貴方はこの場所でこいつと居たというの?
この場所で何をしたの?
ねぇ、教えてよ、ねぇってば!!
その時、この場所で
僕は彼女の首に手をかけていた
誰もがみんな
「付き合ってください!」
やってしまった…勢いで告ってしまった
大好きなこの人にみんなの前で
しかし、この人には好きな人がいる…
それは誰もがみんな知っていた
断られる誰もがみんな思ったはずだ
「こちらこそ、よろしく」
誰もがみんな驚きのあまり静かになった
そしてこの人はこう続けた
「ずっと好きだったからすごくうれしい」と
誰もがみんなおめでとうと言った
誰もがみんな祝った
誰もがみんな大きく騒いだ
花束
毒々しい紫色のチューリップが4本
私は紫色が嫌いなのに、それを彼は知ってるはず
しかも紫色の花が4本だなんて
不吉な感じで気分は良くなかった
私の彼はロマンチックなものに興味がない
なのにこんな花束だなんて
変なの…