『言葉はいらない、ただ・・・』(ノンフィクション)
幼い私にとって、貴方は全てだった。
貴方に会う日は、決して多く無い
貴方に会った日は、ゲームをして楽しんだ。
私が怪我をした時は、貴方は笑って傍に居てくれた。
あなたは、私の兄だった。義理か、実かは…わからないが。
兄の年齢が、永遠に止まった時。
私は、それが現実だと認識出来なかった。
またあの日のように、傍に居てくれると思った。
傍から消えてしまった。
…また、兄に会えるなら。
言葉はいらない。ただ、傍に居てほしい
『友だちの思い出』
貴方と遊び、笑い合った日々。
貴方とすれ違い、喧嘩した日々。
貴方と仲直りし、遊び合う日々。
私のただ一人の仲間である貴方と、一緒に居た日々。
全てが良い思い出だった。
…しかし。
あの日々は、二度と帰ってこないのだ。
いつ消えるかわからない思い出は、振り返ればそこにある。
ソレは、今日も楽しさと、虚しさを運ぶ
『窓越しに見えるのは』
手が、頭が、目が。
窓越しに浮いているように見える。
ただの幻覚でしかないが。
想像力でできた産物でしかないが。
今やこの光景にも慣れてしまった。
飽きは、どんな物にもついて回る
『君と最後に会った日』
僕は、君のことを親友だと思っていた。
隣を見れば、いつも居る存在だと。
しかし、日々のすれ違いで。君と喧嘩してしまった。
その日、僕達は愚かにも、離れた。
その日、時間が後悔を運ぶ夜を過ごした。
…そして、早朝。
君の両親から…君は、失踪したと告げられた。
『好きな色』
地球には沢山の色がある。
人間が見える範囲に絞っても、沢山。無数に。
小学生の頃。
男がピンク好き!と言えば、「おかしい」と周りに言われていた現場。それを、見ていたのを思い出す。
色に限らず、自分の「好き」がさらけ出せる世界になると良いな。
…私が好きな色は…多過ぎて決められなかったので、偉そうなことを言ってみました。
偶には、こう言うのも良いでしょう。