彷徨う小話

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『言葉はいらない、ただ・・・』(ノンフィクション)

幼い私にとって、貴方は全てだった。
貴方に会う日は、決して多く無い
貴方に会った日は、ゲームをして楽しんだ。
私が怪我をした時は、貴方は笑って傍に居てくれた。
あなたは、私の兄だった。義理か、実かは…わからないが。

兄の年齢が、永遠に止まった時。

私は、それが現実だと認識出来なかった。
またあの日のように、傍に居てくれると思った。
傍から消えてしまった。

…また、兄に会えるなら。
言葉はいらない。ただ、傍に居てほしい

8/29/2024, 6:05:29 PM