彷徨う小話

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9/10/2024, 8:03:11 AM

『世界に一つだけ』

世界に一つだけの才能、世界に一つだけの宝物。
誰もが羨むようなソレらは、本当に良いものだろうか

世界に一つしかない分、周囲から重圧をかけられる才能。
世界に一つしかない分、争いを引き起こす宝物。

…この短所と言える部分を受け入れなければ、扱うのは難しいであろう

9/1/2024, 11:03:45 AM

『開けないLINE』

ありとあらゆる物に、気だるさを感じてしまう
趣味をしても、楽しさを感じず
ただ堕落し摩耗する時間。
LINEの通知が、増えていくだけの時間。

スマホを触ることすら苦痛だった。

8/29/2024, 6:05:29 PM

『言葉はいらない、ただ・・・』(ノンフィクション)

幼い私にとって、貴方は全てだった。
貴方に会う日は、決して多く無い
貴方に会った日は、ゲームをして楽しんだ。
私が怪我をした時は、貴方は笑って傍に居てくれた。
あなたは、私の兄だった。義理か、実かは…わからないが。

兄の年齢が、永遠に止まった時。

私は、それが現実だと認識出来なかった。
またあの日のように、傍に居てくれると思った。
傍から消えてしまった。

…また、兄に会えるなら。
言葉はいらない。ただ、傍に居てほしい

7/6/2024, 6:52:01 PM

『友だちの思い出』

貴方と遊び、笑い合った日々。
貴方とすれ違い、喧嘩した日々。
貴方と仲直りし、遊び合う日々。
私のただ一人の仲間である貴方と、一緒に居た日々。

全てが良い思い出だった。
…しかし。
あの日々は、二度と帰ってこないのだ。

いつ消えるかわからない思い出は、振り返ればそこにある。
ソレは、今日も楽しさと、虚しさを運ぶ

7/1/2024, 3:58:05 PM

『窓越しに見えるのは』

手が、頭が、目が。
窓越しに浮いているように見える。

ただの幻覚でしかないが。
想像力でできた産物でしかないが。

今やこの光景にも慣れてしまった。
飽きは、どんな物にもついて回る

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