吾輩は猫である
名前はレオ
かっこいい名前であろう?
しかし一つだけ不満がある
吾輩の部屋だけ狭いのである
人間たちの部屋は広いというのに
吾輩の部屋は最低限しかないのだ
それも檻のような部屋であれば
不満になるのも当然である
梅雨の時期。
私は絶賛頭痛に襲われている。
いわゆる天気痛と言うやつである。
スマホ触ると余計悪化するけどスマホ依存してる私はスマホを手放せない。
うん。すっごい痛い。
とりあえず一旦スマホはやめよう…。
と思ったが数秒後にはまたスマホを触っていた。
ぐああああ!痛い!
やっぱスマホ見ないでおこう。
ちょっとご飯でも食べて回復しよ…。
数分後。またスマホ。
ぐぬぬぬ。痛いけど多分まだいける…気がする。
その日の夜。頭痛痛すぎて寝れん。スマホ見すぎた…。
結論
梅雨の時期ってスマホ依存の天気痛持ちの人には地獄なのでは?
※苦手な人はご注意ください
ある世界の、ある日の話。
少女と血のついたナイフを持った幼い少年が、2人向かい合っていた。
「ど、うして…?どうして殺したの!?何の罪もない人を!お父さんを!」
少女は泣きながら、声を荒げて少年に言った。
その手は、怒りと恐怖で震えていた。
「なんでころしちゃいけないの?」
きょとん、という表情をして少女の顔を見る少年は、無垢で純粋な目をしていた。
少年の無垢な瞳を向けられ、少女は言葉に詰まってしまった。
確かにこの世は弱肉強食だ。でも、だからって…。
「こんな事しなくても良かったじゃない…!」
殺されたお父さんは何ヶ所も刺されており、明確な殺意を持って殺された様に見える。
「ねぇ、おねえさん。ひとつおしえてあげる」
「な、何?」
急に少年の声の雰囲気がゾワッとしたものに変わり、少女は恐怖を覚えた。
「このひとはね、ぼくのかぞくをころしたんだ。だからぼくのかぞくのいたみを、しぬきょうふをおしえてあげたの。」
「え…?」
何の罪もないと思っていた少女のお父さんは、少年の家族を殺していた。
嘘だ…そんなはずない…
あまりの衝撃に、少女は膝から崩れ落ちた。
「私が、間違ってたの…?」
少女の意識は、そこで途切れてしまった。
「無垢なる恨み」
「執事。」
「はい、なんでしょう。お嬢様。」
執事を執事、と呼ぶこの変なお嬢様はいつも暇を持て余している。
「私への愛を叫んで。」
普通の人なら、は?と言うところ、なのだが。
「勿論ですお嬢様。」
この執事も変だった。
すぅ、と軽く息を吸うと、とんでもない速度でかつ淡々と語り始めた。
「お嬢様はなんと言ってもこのまるで宝石の様に煌めくサラサラの長い銀髪とそれと同じ色の長いまつ毛も儚さを醸し出していて吸い込まれる様なアメジスト色の綺麗な瞳も合わさっていて最高ですそして頭が良いので女神の生まれ変
「ストップ。早口過ぎて何言ってるか分からないしもうちょっと要約して。」
「これでも要約したのですが。」
「普通に、大好きですで良かったんだけど。」
普通自分で言うか?
「分かりました。」
そしていいのかよ…。
「大好きです一生推しますお嬢様。」
サラッと言ったこの執事。
そしてさらに一言付け足してる…。
「ありがとう。もう満足した。」
ある令嬢と執事の昼下がりの出来事だった。
私はいつの間にか
白いモンシロチョウを追いかけていた。
待って、行かないで────
「おはようございます、お嬢様。」
私はいつもの様に謎に顔の良い私専属の執事に起こされて起きた。
なんだ。夢、だったのか。
メイドが私1人には広すぎる部屋のカーテンを開けていた。
暖かな春の太陽の光が部屋に入ってくる。
それにしても、朝からその顔は流石に目が覚める。
「おはよう。」
執事に挨拶すると、執事はニコッと笑った。
朝から眩しすぎる…。
私は軽く伸びをして起き上がると、またいつもの様に無駄に大きい鏡の前に座り、メイク担当のメイドにくしで髪をといてもらう。
「今日の予定は?」
「特にございません。」
「そう。」
そんな淡々とした会話をしていると普通は寂しいものだが、私はなんとも思わない。
いつもの事なのだから。
─────
9歳の時。お父様とお母様に捨てられた私は別邸に追いやられた。
優秀な兄と弟がいるからお前はいらない、と言われて私は心底嬉しかった。
なんせ両親が毎日うるさかったから、解放されてせいせいした。
私は本邸のメイドと執事の信頼を勝ち取っていた為、何人かは反対してくれた。
だが、反対するならクビにする、とお父様が言い張ったのでその人たちは仕方なく私と一緒に追放された。
私の追放に反対しなかった本邸に残ったメイドと執事は全て本邸の両親と兄弟に仕えるフリをして諜報員として活躍してもらっている。
反対した人たち以外はこんな事もあろうかと全て私が買収したのだ。
その人たちが思ったよりも優秀だったので、両親の悪事がつきつぎに浮き彫りになっていった。
それから物事は順調に進み両親は断罪され、優秀な兄と弟が両親の仕事をやってくれているので、私は家でゴロゴロできるのだ。
順調に進み過ぎて怖かったぐらいだ。
恐るべし、メイドと執事。
─────
「お嬢様、終わりましたよ。」
色々考えていると、身の回りの事が全て終わった様だ。
さすが、と言うべきか。手際がいい。
「今日も暇ね。」