『ひとりきり』
大事な人を奪われた。
その日からずっと一人だった。
あの時…ああすれば良かった。
後悔した。
君を殺した「アイツ」を…
必ず殺すよ。
自分の力で…必ず。
絶対に____
『雨と君』
「入れて〜!」
君が、僕に抱きついてきた。
君が。
「エヘヘ…ありがとう!傘忘れちゃって」
君と一緒に歩く雨が大好きだ。
僕は、君の笑ってる姿が大好きだ。
こんな日がずっと続けばいいのにって思った。
そんなある日____
君が病で死んだ。
君が死んだ日は、雨が降ってた。
僕は、静かに涙を流しながら帰った。
街の音は、雨の音でいっぱいだ。
僕は呟いた。
「君が死ぬなら…一緒に死にたかったな…」
そう呟いた。
僕は、雨が嫌いになった。
雨が降る日は、いつも憂鬱だ。
そんなある日____
僕は、死んだ。
僕が死んだ日は、雨が降った。
僕は呟いた。
「待っててね…」
笑顔でこの世を去った。
やっぱり…雨が好き。
『信号』
何秒か待って。
そして、青信号…赤信号へと変わる。
人も同じじゃないだろうか?
悲しみから怒りに変わる。
自分だってそうだ。
沢山泣いて、今考えると怒りとなった。
あの時、どうすれば良かったのだろう?
された事を倍返しでやるか…
でも、それももういいや。
幼い頃の時の事なんて。
馬鹿馬鹿しい。
忘れよ____
『言い出せなかった「」』
〜実話です〜
私は、5年生の時生きるか死ぬか悩んでた。
みんなは出来るのに自分だけ出来ない。
すごく落ち込みました。
「私をもっと褒めて…!」
「みんなに必要な存在で居たい」
心の中で何回も叫びました。
5年生の3学期で私は、沢山休んだ。
「みんなや先生に会いたくない…」
でも、ズル休みだと思われたくないので。
しょうがなく学校へ行きました。
男子に「何で一週間休んだの?」
文句を言われました。
私は、心の中で。
「みんなには、分からないよ!私の辛さが」
でも、そんな事言える訳がない。
私は、嘘をついた。
「風邪で休んだ」
何とか誤魔化せた。
そして、また休んだ。
でも、勇気を振り絞って学校へ行った。
「また、男子達に言われるかな…?」
恐る恐る教室へ入りました。
何も言われなかった。
友達に言うと。
「インフルなのかなって言ってたよ」
私は、何やかんだホッとしました。
給食で、みんなが給食を配っていると。
先生に。
「ちょっと、こっち来て」と言われました。
「私…何かした…?」
怖くなりました。
先生に言われました。
「今日、君が来るかなって先生考えてたんだ」
私は、「え…?」と思いました。
「偉いね!今日頑張って学校に来れたの」
私は、泣きました。
まさか、こんな事を言われるとは…
私は、救われました。
私は、6年生になりました。
今思えば、先生にお礼がしたいなと思います。
手紙を書こうかなと思います。
「生きてて良かったな」と思います。
私は、今が一番幸せだと感じます。
『secret Iove』
秘密のLOVE。
二人で、甘いキスをする。
「この事は、誰にも秘密だよ」
甘くて淡くて。
溶ける感覚。
夢なのか現実なのか。
チョコみたいに溶ける愛。
secret LOVE。