『ページをめくる』
本を読んでる内にもう100ページをめくってた。
時間を見ると、5時を過ぎていた。
でも、次のページの内容が気になった。
「あと1ページめくってお終いにしよう」
そう言って、内容を読むと…
「面白い!もっと見よう!」
あまりにも面白くて夢中になった。
気づいたら、外は、暗くなっていた。
「あ…もうこんな時間だ」
まだ、読みたい…
そして、またページをめくった。
『夏の忘れ物を探しに』
私は、何を忘れているのだろう。
宿題も終わったし…。
君と沢山遊んだ。
もうこれで、満足だ。
あれ…?
僕って生きてるのかな?
あ…____
そっか。
君と遊ぶ予定で君の家へ向かおうと思ったら。
僕、交通事故になっちゃった。
夏休み中に死んじゃうなんてね…
夏の忘れ物は、これか…
君は、悲しんじゃう。
どうしよう。
君は、いつ気づくのかな。
僕が死んだ事。
君は、不安そうに『まだかな?』と思ってる。
ごめんね。
死んじゃって。
でも、君と一緒にいるのは…
幸せだったよ____
『8月31日、午後5時』
もう、8月が終わるんだと思った。
楽しかった夏休み。
みんなと行った山。
全て、日記に残した。
一年に一回の夏休み。
もう直ぐで、9月だね。
予定も何もない9月。
どう、過ごそうか考えた。
また、どこかで会おう。
みんな____
また…。
いつか。
『ふたり』
ふたりは、いつも仲良しで。
家族の様だった。
いや、ふたりは婚約を約束していた。
でも、婚約を約束してた女の子はいじめられ。
自殺した____
婚約を約束した男の子は、悲しみ。
いつかは、笑顔も自分も分からなくなった。
そして男の子は最期に「僕も、そっちへ行く」
そして、女の子の所へ行った。
めでたしめでたし。
『心の中の風景は』
心の風景は、不思議な事が沢山。
でも、私の心の風景と現実の風景は、違う。
けれど____
心の中の風景は、私だけの風景。
特別で、私だけの風景。
誰にも、渡さない。
誰にも、見られない。
それが、心の中の風景だ。