小中学生の頃は、夏になると学校でプールの授業があった。
悶々とした授業から開放される時間で、男子生徒は皆心待ちにしていたと思う。
プールがある日は先ず、天気予報を確認する。
気温が高く快晴の日には、ウキウキが止まらない。
だが、6月7月は梅雨の時期ということもあり、曇りや雨の日が多かった気がする。
雨の日は、必ず誰かがプールをできるかを確認する。
「違う学年がプール入ってたよ」と聞くと、一安心する。そして、これ以上雨がふらないでくれ、と願う。
雨の日のプールは意外と寒くない。雨で体が慣れるのだろうか?
プールでは、本気で泳ぐことはなく、ただ友達と喋りながら水中を楽しんでいる。
ラストの自由時間が一番楽しい。自由時間が長いほど、友達との仲が深まる気がした。
プールの汚い更衣室で着替えを済ませ、雨の中を駆け抜け教室に戻る。
テンションが下がるのを感じながら、友達と他愛もない会話をする。「次のプールは晴れるといいね」と。
教室につき、濡れた髪のまま授業を受ける。
次第に強くなる睡魔と雨音。
嵐の予感とともに、瞳を閉じる。
ドカーン!!
先生の怒号と雷の音が教室中に響き渡った。
私が、小中高を過ごした街では、7月の下旬にお祭りが開催される。
毎年友達と行っていたのだが、特に思い出に残っているのは中学生の時だ。
学校の仲の良い友達と行くのだが、その目的は屋台だけではない。いや、屋台よりも学校外で学校の人と八合わせる瞬間が楽しいのだ。
お祭りにはたくさんの人が集まり、ワイワイガヤガヤ、文字通り「お祭り気分」の状態で、みんなが楽しんでいる。
その非現実的な空間で、学校の人と会うと、心の距離が縮まる気がするのだ。
学校では話しかけられない人とも、お祭りで遭遇したときには、話すことができる。
「あ、〇〇だ。やっほー!」
「おー、来てたんだ!」
小さな会話でも、凄く嬉しい気分になる。
可愛い同級生や先輩と合った時は、一段とテンションが上がる。
普段は制服の子が、私服や浴衣を着ていることも有り特別感が生まれる。
あわよくば、お祭りという非日常空間を借りて、もっと仲良くなれないかと想像したりした。
お祭りが終わる頃には、何だか寂しい気持ちになる。また、いつもの日常に戻るのかと。
私は男性だが、女性の方も共感してくれるだろう。
お祭りは、青春を作ってくれる。
ありがとう、お祭り。
私の体にはホクロが多い。
顔だけで20個以上あり、体を合わせると50個を超える。
小学生の時は野球をしていて、日焼け止めは塗っていなかった。ただ、同じような友達もいたが、ほくろの数は私だけ多い。
両親はというと、シミはあるもののホクロは少ない。
私は、環境や遺伝のせいだと思ったが、どうやらそうではないらしい。
これは、神様から私に向けたメッセージなのだ。
ほくろ占いがあるように、ほくろには潜在的な何かがある。
目の下のほくろは恋愛体質、口横のほくろは人を魅了するなど、人の本能に与える影響があるらしい。
コンプレックスだった私のほくろも、何か意味があると思いたい。。。
神様「お前にはほくろを与えよう!」
僕 「ほくろではなく、才能が欲しいのです。」
神様「天然ほくろはお金では買えないんだぞ」
僕 「韓国では、ほくろはゴミと言う人がいます」
神様「わしが作った物をゴミと言いやがって、、」
ほくろは太陽から受け取ったエネルギーです。
しかし、発癌する可能性もあるため、神は二物をあたえないことが証明されました。
お わ り
私はひねくれている。
小学生の時は、いじめられている子と一緒に遊んで、いじめが収まるよう行動していた。
中学生の時は、不登校の友達をなんとか学校に来てもらおうと、家にまで行った。
高校生の時は、一人ぼっちになりそうな子を呼んで、一緒に昼食を食べたりした。
大学生の時は、隣で咳をしていた子が、先生から
怪訝な顔を向けられていたので、「気にしなくていいよ」的なことを言った。
皆が、敵にしていたり、孤立している人と仲良くなりたいと思ってしまう。
もちろん、優しさや思いやりもある。
だだ、無意識のうちに自分より下だと思う人と、絡んでいるのかもしれない。
これらの行動が、その本人に良い影響を生んでいることを願います。
善意だけの「本当の優しさ」を持ちたい。
鳥かご、と聞くと皆さんは何を思い浮かべるのかな?
私はサッカーの鳥かごです。
一人が円の中に入って、ボールを取る。そして
周りはボールを取られないようパス回しをする練習です。
小学校の頃、休み時間になるとサッカーゴールの争奪戦がありました。高学年の人が使っているときや、人数が少ない時は鳥かごしてましたね。
有名なプロサッカーチーム、バルセロナの選手が鳥かごをやっている姿は圧巻でした。
瞬時に相手の位置を把握し、ワンタッチで速いパスを出してました。
鳥かごの鳥になって、なかなかボールが奪えない時は恥ずかしかったな〜。
ちなみに、小学生の時に地元のサッカーチームの体験練習に行って、友達は体験していたのですが、私は引っ込み思案で見学だけしていました。笑
結局、友達はそのサッカーチームに入り、私は縁があって野球チームに入りました。
fin