「永遠に」
「永遠って本当にあるのかな?」
私はふと頭に浮かんだ疑問を口にした。
「時間は、有限だ。でも、君を愛する気持ちはこれからも変わらないだろう。永遠に私の最愛の人」
あなたはそう言った。
「本当?」
「ああ」
「嬉しいよ。もうこの先、あなたほど好きな人は現れないと思う。私もあなたが永遠に最愛の人だよ」
私はずっと思っている事を言った。
「そうか。私も嬉しい」
珍しくあなたが顔を赤らめた。
私はあなたから言葉をもらえて良かった。
ずっと思っている事を言えて良かった。と思った。
「理想郷」
「理想郷なんて無い」
君は突然言った。
「無いかもしれないし、あるかもしれないよ。それは分からないよ」
私は自分の考えを言った。
「そうか?」
君は首傾げた。
「じゃあさ、私と一緒に探そうよ」
私がそう言うと、君は
「君が、そう言うなら」と言った。
そして、私達二人で理想郷探しが始まった。
数年後。
「あったー!私達の理想郷!」
私は喜んだ。
「君が理想郷はあるかもしれないと言ったから最初は渋々だったけれど、探してよかったよ!」
君は笑顔だった。
「理想郷はあったんだ!」
二人で、喜び合った。
私達、二人の目の前には美しい景色が広がっていた。
「懐かしく思うこと」
懐かしく思うこと。
それは、駅で歩いている時に、母校の高校生を見かけると、自分が高校生だった時の事を思い出し、懐かしくなる。
「もう一つの物語」
ここから、もう一つの物語が始まるんだ。
僕の人生の第2章が始まると僕は思った。
「暗がりの中で」
暗がりの中で私は怯えていた。
理由は、怖い夢を見たから。
現実では起きていない事だけれど、凄くリアルだったから、現実で起きたらどうしようと不安になり、怯え、布団にくるまった。
帰宅した時は、まだ外は明るく、部屋の照明をつけなくても明るかったからそのままにしていた。いつの間にかベッドで疲れて寝ていたみたいだった。
起きたら、部屋が真っ暗で怖いと思った。
そして、怖かった夢の内容を思い出し、布団にくるまって今、現在に至る。
私と君のふたりでこの家に暮らしている。
「ごはん出来たよー!」
君の声がした。
少し待っても反応がないと判断したのだろう。
ドアをノックをする音がする。
私を呼びに来てくれたみたいだった。
「開けるよー」
「どうしたの?また怖い夢でも見たの?」
私の様子を見て、君が言った。
私が頷いた。
君は私の頭を撫でてくれた。
「あんしんする。ありがとう」
私は呟いた。
「うん!」
私は、君に助けられてばかりだから、君に何かあったら助けたい。私と君、支え合いながら暮らせていけたらいいなと君と晩ごはんを食べながら私は思った。