宮平和実

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6/1/2024, 12:08:35 PM

「梅雨」

 ついに、梅雨の時期がきた。ジメジメと蒸し暑いから嫌な時期だ。外では雨が降っている。
「早く梅雨明けしないかな」
 外を見ながら私は言った。
「そうだね。僕は雨が上がった後、虹が見れると嬉しくなるよ」
 本を読んでいた彼が顔を上げて言った。
「私もそうだよ!ラッキーと思う」
 空に虹が架かるという想像を頭に浮かべながら私は嬉しくなった。
「嬉しそうだね。君と虹が見れるといいな」
 彼がニコニコしながら言った。
「うん!」
 私は彼と話をして、梅雨の時期も悪くないかもしれないと思った。

5/31/2024, 2:40:40 PM

「無垢」

 「君は無垢な人だ。僕はそんな君が好きだよ。
そのままの君でいてほしいな」
 僕は、君に伝えた。君は照れて笑っていた。

5/30/2024, 11:46:04 AM

「終わりなき旅」

 昼休み。コーヒー缶とサンドイッチを持ち、休憩室へ向かう。
 休憩室に入りいつもの席の椅子に座って、サンドイッチを食べながら僕は仕事ができず、落ち込んで自己嫌悪に陥っていた。
 だけどクヨクヨしていても状況が変わるわけがない。
「ここで終われるわけがない。もう少し頑張ろう」
独り言が口に出ていた。
 独り言を誰かに聞かれていたら恥ずかしいと思い、ハッとした。
 辺りを見回したが、人はまだいなかった。
 サンドイッチを食べ終わり、コーヒー缶を飲み干した。
 コーヒー缶をゴミ箱に捨てた時、僕のネガティブな気持ちも一緒に捨てたような気がした。
 さぁ、僕の終わりなき旅、人生はここからまた始まるんだ。と思いながら、休憩室を後にした。

5/29/2024, 11:46:23 AM

「ごめんね」

 私と友達はささいな事で喧嘩してしまった。いつもなら、すぐに仲直りするが、なかなか謝る事が出来ず、長引いてしまっている。
 友達が、今日は風邪で大学を休んだ。授業のプリントを届ける事とごめんねと伝えるため、友達の家へ行く事にした。
 ピンポーンとインターホンが鳴り、ドアが開いた。友達が出てきた。
「ゴホッゴホッ。今親が、買い物に出かけていて私、1人なんだ。今日は、何の用事かな?」
「今日、君、大学を休んだから授業のプリントを届けにきたんだ」
「そう。中に入って」
「うん。お邪魔します」
 2階の友達の部屋に入り、机をはさんで座る。
 「はい。これ。授業のプリント」
「ありがとう。ゴホッ。風邪をうつしたら悪いから早く帰って」
「いや。私、君に謝りたいから家に来たんだ」
深呼吸をし、君の顔を真っ直ぐに見て言った。
「この間はごめんね。君の気持ちを考えないまま、自分の気持ちを押し付けてしまった」
すると、友達は目をそらして言った。
「あんまり、真っ直ぐ見ないでほしい。なんか照れる。ゴホッ。いや、私の方こそ、あんな言い方をして君を傷つけた。ごめんね。仲直りしたいな」
「うん!」
「あっ、そうだ。お見舞いにぶどうのゼリーを買ってきたよ」
私はリュックからゼリーを取り出した。
「ありがとう」
「早く風邪が治るといいね」
友達は頷いた。
 「じゃあまたね!」
「じゃあまた!」
 私は友達の家を後にした。帰り道に「ごめんね」と謝る勇気も必要なんだなと思った。
 後日、友達は元気になった。今は、一緒に授業を受けて、課題のレポートを書いたり、弁当を食べたり、大変だけど楽しい日々を過ごしている。私はこの友達との関係がこの先も続くといいなと思っている。
 

5/28/2024, 3:41:47 PM

「半袖」

 5月なのに、真夏日の暑さで嫌になる。周りを見ると、今日は半袖の人が多いと思った。
 私も今日は、半袖だ。昨日、急いでタンスから半袖を引っ張り出した。
 これから、また暑い夏がくる。今年も扇風機やエアコンが大活躍するだろうな。と考えながら会社へ向かう朝だった。

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