宮平和実

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「梅雨」

 ついに、梅雨の時期がきた。ジメジメと蒸し暑いから嫌な時期だ。外では雨が降っている。
「早く梅雨明けしないかな」
 外を見ながら私は言った。
「そうだね。僕は雨が上がった後、虹が見れると嬉しくなるよ」
 本を読んでいた彼が顔を上げて言った。
「私もそうだよ!ラッキーと思う」
 空に虹が架かるという想像を頭に浮かべながら私は嬉しくなった。
「嬉しそうだね。君と虹が見れるといいな」
 彼がニコニコしながら言った。
「うん!」
 私は彼と話をして、梅雨の時期も悪くないかもしれないと思った。

6/1/2024, 12:08:35 PM