宮平和実

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4/7/2024, 2:51:37 PM

「沈む夕日」

「君と夕日を見たかったのに、夕日が沈みはじめてる」
私はしょんぼりして言った。
「でも、沈む夕日でも綺麗だよ」
君は言った。
「そうだね。次は綺麗な夕日を君と見たいな」
私がそう言うと、君は頷いた。
 沈む夕日を見ると、夜がくると思う。
夜は怖いと感じる事が多くて嫌だったけれど、君と一緒にいるから、夜も怖くなくなった。
私は沈む夕日を見ながら、君と手を繋いで、そう思った。

4/6/2024, 10:38:50 AM

「君の目を見つめると」
 
 幼なじみの彼の瞳は青色だ。
「綺麗な瞳」と独り言をつぶやく。
彼に聞かれていた。
私は、恥ずかしくなって下を向いてしまった。
「君は、いつも僕の瞳を褒めてくれるね」
彼は、ニコッと笑った。
「だって本当に綺麗な瞳だと思うから」と私は言った。
君の目を見つめると、顔が熱くなる。
私は、彼に恋をしていると自覚した。

4/5/2024, 11:05:47 AM

「星空の下で」

「天体観測に行こう!」
突然、チラシを見せながら彼女は、言った。
「最近、どこか二人で行っていないから、行こうか」
すると、彼女は「やったー!」と喜んだ。

 当日になった。天気は晴れていて、星がきれいに見える。
「星空、綺麗だね!」 
彼女は、星空を見ながら言った。
「うん」
星空の下で見た彼女の横顔は、星空よりも綺麗だった。僕は、彼女の横顔に見とれていた。
「あっ!流れ星」と指を指しながら彼女が言った。
すぐに、願い事を二人共、流れ星に願う。
「願い事、叶うといいな」
「そうだね」
「今日は、綺麗な星空と流れ星も見れて良かった!ラッキーだったね!」と彼女が言った。
「うん!」
嬉しそうに言う彼女を見ていると、僕まで嬉しい気持ちになる。
 今日は、いい思い出になった。彼女と見た星空と流れ星、彼女の横顔を僕は忘れないだろう。

4/4/2024, 10:31:32 AM

「それでいい」

 ある日、落ち込んでいる私に君は言った。
「君は、そのままの君でそれでいいんだよ」
その言葉にどれだけ救われた事か。
私は君からもらった言葉を胸に抱いて前を向いていく。

4/3/2024, 11:45:15 AM

「1つだけ」

 私が生きているこの世界には、一つだけ願いが叶うという伝説がある。
私の恋人の彼は、事故にあい、意識不明で現在、病院にいる。
私は神に願った。
「お願い。私はどうなってもいいから、彼だけは助けて」
夜空に向かって願うと、
「それがお前の願いか」と声がした。
目を開けると、神がいた。
「そうだよ」
「わかった。彼を助けよう」
 後日、意識不明だった彼は、病室で目を覚ました。
「目を覚ましてくれて、良かった」
私は、泣きながらそう言うと彼は、ただ、私の頭を撫でた。
神に願った事が叶った瞬間だった。






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