紅型

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5/24/2024, 10:05:06 PM

そういえば
どうなっちゃったんだろう
小学生の時に埋めた
あのタイプカプセルは


二十歳になった時に
開けてみるんじゃなかったのかな

更なる20年すら疾うに超え
タイムカプセルを見ぬままに
この世を去った人だっている


50年分の私でこの身体はできている。
つらさいっぱいだったこと
悔しさいっぱいだったこと
胸が張り裂けそうだったこと
この世から消えたいという
どうしようもない苦しさが続いたこと

どれもこれも
その時は地獄だった


……はずなのに

私は今、平然とここにいる。
休日の朝家事のひと段落の間に
こうしてぼんやりと洗濯機のお知らせを待っている。


だからね。

大丈夫だよ、なんの心配もいらない。
どんなに辛くったって苦しくったって
そんなの忘れちゃうから。

生く道は最初から決まってるもの。
ジタバタしないで流れに乗ってたらいい。



『自分にも世間にも
嘘をつかず見栄張らず、
あるがままにまっすぐに生きること』


それだけに努めよう


よくやってる
大丈夫。
『私』が見てるからね

5/23/2024, 6:34:33 PM


人生はブーメラン。
過去行った分で今が作られている。


食べたもので身体は作られる。
病は口から。
免疫低下も自律神経失調症も
自分の行動が作ると云う。
だからなるだけ見える地のものを
自分が手掛けて口にする。

ガツガツと自分の得ばかりを取ったら、
先は引き算された分が自分の人生。
ずるい自分を押さえながら
理性で行動するように努める。


良い人としてあることに
固執することはない。
生き易いように呼吸をすることも大事。
自分にひとりの時間を悠々と過ごすご褒美を与えながら、
動く時は、今の自分の欲だけじゃなくて
よそ様のお役に立てるようにと考えよう。

それも欲

でもそれは明るい欲で
その欲は未来の私のためにもなる
必要な欲だから。


私は過去の私から逃れられない。


未来の私の為に、
今日もガツガツしないで生きよう。

5/22/2024, 6:25:58 PM

「考えられない。
この子が大人になるなんて」

子らが生まれた時、よく口から漏れていた言葉。


「あっという間に大きくなるから
今を楽しんでください」

園長が保護者会で私たちに語った言葉が
ずっとずっと私の頭の中に引っかかっていた。
節目節目で成長を実感できたはずなのに、
いつ『今』になってしまったのかが分からない。



どうでもいい小さな目の前に躓く。
それをたくさん拾い集め
氣が付けば不平不満だらけで自分が埋まっていた。
不満の塊は不満しか拾わない。

今日の私が
明日の私を作る。


だからどんな結果であっても
思うような振る舞いができなくても

一日の終わりには
心して言おう。


「また明日!」

明るく笑って。
元氣な私に会えるように。




5/21/2024, 6:28:19 PM

裏表の無い、分かりやすい子になりますように…

で透明の

透(とおる)

と名付けたら、
本当に裏表の無い大人になった。

全くってわけじゃない。でも
ずるさとか見栄とかがあまり無い。
下の子たちが生まれた時、
2、3歳なのに赤ちゃん返りをただの一度もしなかった。


小柄でキャラクターのような顔で
裏表の無い彼は
どこへ行っても人氣者だったけれど。

彼が求めていたのは
そんな人氣とかでは無くて
自分のことだけしかやりたくない
お母さんの愛情だったと思う。


自分の世界を作り上げた大人の彼を
私は自活するよう促し続けた。


それに応え彼は出て行った。

しばらくは飯を喰いにきていたけれど、
ここ数ヶ月はほとんど顔を出さない。


それでいい。私など超えて行け。
自分の世界で満足出来ているのならば
それが一番いい。


親など単なる種芋だ。
使えるところを使って吸い上げたら
干からびた種芋など捨てて
自分が立っていけばいい。



私は私に出来る事だけだけれども
精一杯やったよ。
不甲斐ない人間としてでも
一生懸命毎日生きた。


あとはお前の番だ。

帰ってこなくても
私など捨ててくれてもイイから
健康で楽しく幸せに生きてくれ。

遠くからそれだけを願っている。

5/20/2024, 6:30:33 PM

静動一如

波立つ心、荒れる心の無い生き物になりたい。
怒・哀が分からない人としてありたい。

わずかばかりの嬉しさと楽しさが
低く少なく分かる程度で構わないから、
怒りの無い人生を送りたい。


苦手とかも分からない生き物になりたい。



長くそう願ってきた。
私の中は、煩悩が渦巻いている。
だから生きづらい。


人は私をそう見ていない。
それに少しだけ安堵して、
でもそれに届いていない自分にまた焦る。


私は
足元一輪の草花にも敵わない。



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