冬至。

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4/19/2026, 10:13:04 AM



と…途中なんです途中なんです。
書きたいけど時間がない。
いつか続きを書きたいけど挫折の予感もする。
上げない方がいいかも知れないけど、そのネタの痕跡だけでも。
こっそり書き上げたら褒めてください←
こんなんでごめんなさい。





目の前の真っ白で大きな紙に薄墨を付けた筆で、一際大きく息を吸いそれを吐き出す勢いで線を殴り描く。
雑念を振り払うように筆を走らせる。
振り上げた時に墨が飛んであちこちに染みを作った。
「何なんだアイツは…」
どんだけ意識から振り払おうとしても振り払うことが出来ない。
出会ってしまったアイツ。
気に食わなくて気になるその男。
乱暴に筆を持ち上げては描き殴る。
その線は流線形を描きいつもより乱雑な筋を持って文字を形どった。






(無色の世界)

4/18/2026, 10:12:04 AM



春もうららな昼下がり。
さくら舞い散るベンチの下。
降り積もる花びらをまるで布団のように、その身体に受けながら眠りこけるスーツ姿の男に。
俺は見事に恋に落ちたのでした。


                   (桜散る)

4/17/2026, 9:43:57 AM

          オメガバースに挑戦してみる。


いつか自分にも、運命の番が現れるんだろうか。
自分がΩと診断されてからずっと運命の相手を探している。
この世にただ1人のおれの相手。
出会ってしまったら電流が走ると言う。
そんな相手なんて本当にいるのだろうか。
襲われないように毎日飲む薬。
ヒートのたびに襲い来る耐え難い苦痛。
運命の相手と番の契約を結べばそれらから逃れられると言う。
相性のいいαを探して出会いの場にも何度も通った。
少しでも相性のいい人が現れても自分が男だからと何度も逃げられた。
いつか会えるかもと信じて、もう恋愛感情なんていいからこの現状から抜け出せるなら機械的でもいい、誰かと番になりたかった。
ヒートが来たら周りの人に迷惑を掛けてしまう。
自分も苦しいけど、そのせいで周りと疎遠になるのも悲しかった。
おれが意図しなくてもフェロモンは流れて出てαを刺激してしまう。
お互いに望んでなくてもそれは衝動的に起こってしまう。
もうそんなのに振り回されるのは嫌だった。
大して運命の相手なんて期待してない時に偶然出会ってしまったあいつ。
たまたま触れ合った瞬間に今までに感じた事ない程の電流が流れた。
これが噂の運命の相手と接触。
薬を飲んでても感じるαのフェロモン。
何とか平静を保って相手を見るとこの感覚に戸惑っている様だった。
「なんだこれ。きもちわりぃ」
自分に向けて言われてるようで胸が痛んだ。
そんな気持ちを奥に押し込んで歩み寄る。
「突然だけどおれの番になってくれない?」
「あんたΩかよ!!男のΩとか冗談じゃない!!」
その一言にムカついた。
こっちがどんだけ運命の番を探してたと思ってるんだ!!!
こんな散々な言われ方をするなんて
「こっちだって冗談じゃない!!」
「うわ…近付いてくるなよ。こっちはまだα認定されてばっかでどうしたらいいか悩んでるのに」
「だったらつべこべ言わずおれと契約するといい」
「冗談じゃない。俺は可愛いΩの子と付き合えるって聞いて…」
「おれだって充分可愛いだろうが」
「ふざけんな。お前は男だろーが!!」
「男だってなんだってお前はおれのフェロモンに反応している!!!」
あまりにもムカついて襟元を大きく開けて漏れ出して堪らないフェロモンを撒き散らす。
「何やってんだよ。何だこれ気持ち悪りぃ」
「お前さっきから気持ち悪りぃとかふざけんな。おれに反応して自律神経乱れまくってるからそう感じるんだよ」
「お前もうこっち来んな。クラクラするだろ」
「だからおれとお前は運命の番なんだって。証拠に電流も走ってるだろーが」
「男のΩとか俺はいやだ」
やっと見つけたのにこんな言われ方!!
心底腹が立った。
やっと見つけたのに!!
逃すもんか!!!
顔を近付けて無理矢理くちびるを合わせた。
目の前の男は驚いたようにおれを引き離した。
「そんなに嫌がっても身体は反応してる!!それが証拠だ」
散々文句は言うけど顔は紅潮し、おれに反応して硬くなっているそれを睨みつけながら言い放つ。
「お前は絶対おれに堕ちる」
こっちから突き飛ばしてその場を離れた。

堕ちてくれなきゃ困るんだ。
こんなにこんなに待っていたのに。
本当はあんなに拒絶されて泣きたい気持ちでいっぱいだった。
運命の番に会えたら普通に恋をしてたくさんたくさん尽くしたい、それだけなのに。
なのになんでこんなに上手くいかない。


                 🐟(夢見る心)

4/16/2026, 10:04:52 AM



欲しても欲しても手に入らないから余計に欲しくなるのか。
もしかしたら望んでるこの状況が、1番輝いて見える状態なのか。
手を伸ばしても届かない。
喉から手が出るほど欲しい。
手にしてしまえばそれは…。

それでもおれは君の隣りに居たいと思うんだ。


                 (届かぬ想い)

4/15/2026, 9:18:23 AM

あの人と両思いにしてください。

美味しいものたくさん食べたい!

お金持ちになりたい。

幸せになりたい。

あの人の病気を治して。



今日も今日とて沢山の願い事が降ってくる。
それはとても煌めいて時に切実でそして苦しい。
空の上から今日も必死で生きる生きものを興味深げに寝転んで眺めていると上から声が降ってきた。
「何か面白いことあった?」
上半身だけ少し横にずらし声の方向を見上げる。
そこにはふわふわの愛らしい容姿をした同業者。
神というより天使に近い容姿をしている。
「今日も人間はいろんな願いを俺に投げつけてくるなーと見下ろしてたとこ」
「何かお願い叶えてやるの?」
寝転ぶ俺の隣りにチョコンと座り見つめてくる。
「今日も可愛いねぇお前は」
「…人の話し聞いてる?」
呆れた顔も可愛いねーお前は。
軽く柔らかな髪を撫でて宥めて、それからまた視線を地上に向ける。
「んー願いは自分で叶えるものだからなー。無闇に手を出してはいけないよ」
「でもみんな神様を求めてるよ?」
「うん、それはね」
少し間を置いて答える。
「人は誰かに縋りたいものだから」
にこりと隣りの彼に笑いかける。
「だからね、俺はみんなの依り代になるだけ」
「何もしないの?神様なのに??」
「手助けするのは簡単だけどさ、人間って案外図太いの。ダメになっちゃうときもあるんだけどさーちゃんと自分で起き上がれるんだよね」
「それじゃあ、僕たちいる意味ないじゃん」
「あるよ。困った時にはいっぱいいっぱい願ってもらう。そしてちゃんと自分で起き上がるのを見守る!」
「それが、俺たちの仕事だよー。だからさー」


たくさんたくさん俺たちにお願いして。
ちゃんと願いが叶うまで見届けるから。
それがダメだったとしても君たちの事ちゃんとずっと見守ってるからね。


                   (神様へ)

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