ミナ

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6/15/2024, 1:06:39 PM

昔は毎日のように本屋さんに通っていた。
雑誌を立ち読みし、気に入ったのがあれば購入して。
好きな作家さんの新刊を見つけたら、ワクワクしながら即買いして。
本屋さんは私にとって無くてはならない場所だった。

今も大切な場所であることに変わりはないけれど、持ち運びや収納の便利さから電子書籍で購入することが多くなった。

そんな中で、絶対に電子書籍ではダメな大好きな本がある。

―ミヒャエル・エンデ著
 果てしない物語

少年が古本屋で見つけた本を読むうちに主人公と共に冒険を始める、というファンタジー。

この本は、物語の中で少年が読む本と同じ装丁をしている。文庫本も出ているけれど、是非ともハードカバーで読んでほしい。

いろいろと話したいことはあるけれど、予備知識なく読んでほしいから何も書きません。
児童書といえど、大人が読んでも考えさせられる一冊です。

※同じ作者の「モモ」もオススメですよ!

#好きな本

6/15/2024, 12:49:58 AM

「あいまいな空」という言葉にはとても違和感がある。「あいまいな天気」であればまだ分かる。

「曖昧」という言葉は、

態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま (by goo辞書)

を表すのだという。
であれば、あいまいな空でも成立するはずだけれど、何度口に出してみてもしっくりこない。

何故だろうと悩みながら、再びgoo辞書を見ていると、"曖昧"という言葉は「意識的に物事をはっきりさせないでおく場合にも用いる」らしい。

「空」は自然そのままの状態であり「あいまいな空」は人の判断や意識が入り込む余地がない気がする。
対して、
「あいまいな天気」は、意識的に状態をはっきりさせないという状況を含んでもあり得る。

たったそれだけの感覚の違いで違和感を覚えてしまうのかもしれない。

おそらく言葉や文章を見て感覚的に違和感を覚えるというのは、どの言語でもあるのだろう。
外国語を母語と同じくらいに習得することの難しさを実感したお題だった。

#あいまいな空

6/13/2024, 11:16:06 PM

両親が推理物が好きだったので、家には推理小説がたくさんあり、2時間サスペンスもよく観ていた。

必然的に僕も推理小説好きになり、小学生の頃からホームズやアガサ・クリスティを読んでいた。

どの話で見聞きしたのかは覚えていないが、紫陽花の花の色で下に死体が埋まっていると分かる、というトリックのことはよく覚えている。

小学校の授業でリトマス試験紙について習ったときに「紫陽花はリトマス試験紙なのか…」と思ったことを今更ながらに思い出した。

#あじさい

6/12/2024, 11:30:52 PM

小さな頃は好き嫌いが多くて、特に生野菜が嫌いだった。
母は嫌いなものは無理に食べなくてもいいが持論の人で、食卓には茹で野菜などの料理として出てしてくれた。
今ではほぼ食べられるようになっているから、母の持論は正しかったのだろう。

父の実家は農家で生野菜を食べる習慣があった。
夏休みのある日のおやつは生のトマトだった。
その時は僕だけで帰省していたから、食べなくてもいいと言ってくれる母がいなかった。

叔母は好き嫌いは駄目よ!派の人で食べ切るまで解放してもらえず、みんながいなくなった座敷でトマトを食べさせられた。
庭で楽しそうに遊ぶ従兄弟たちの声と、一人で嫌いなものと向き合う孤独を今でも覚えていて、半ばトラウマと化している。

だから、未だにトマトだけは嫌いで、恐らく一生好きになることは無いだろう。

#好き嫌い

6/11/2024, 11:19:03 PM

ここ10年で家の周りに高層マンションが建った。

田園風景が続いていた場所が、整地され飲食店になり駐車場に変わった。

暮らすにはとても便利になった。
喜ばしいことだが、その陰で無くなったものがある。

家のベランダから見えた花火
豊かな緑
吹き抜ける風

私の愛した長閑で穏やかな暮らしは消えてしまった。

#街

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