「あいまいな空」という言葉にはとても違和感がある。「あいまいな天気」であればまだ分かる。
「曖昧」という言葉は、
態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま (by goo辞書)
を表すのだという。
であれば、あいまいな空でも成立するはずだけれど、何度口に出してみてもしっくりこない。
何故だろうと悩みながら、再びgoo辞書を見ていると、"曖昧"という言葉は「意識的に物事をはっきりさせないでおく場合にも用いる」らしい。
「空」は自然そのままの状態であり「あいまいな空」は人の判断や意識が入り込む余地がない気がする。
対して、
「あいまいな天気」は、意識的に状態をはっきりさせないという状況を含んでもあり得る。
たったそれだけの感覚の違いで違和感を覚えてしまうのかもしれない。
おそらく言葉や文章を見て感覚的に違和感を覚えるというのは、どの言語でもあるのだろう。
外国語を母語と同じくらいに習得することの難しさを実感したお題だった。
#あいまいな空
6/15/2024, 12:49:58 AM